【感想・ネタバレ】光とともに…~自閉症児を抱えて~(15)のレビュー

あらすじ

夫の実家での同居が始まった。光は新しい生活にも順調と思えたが、義母の障碍への理解は進まず、幸子の焦りは深まるばかりで…!? 絶筆となった最終2話のネーム、本作の先がけとなった読み切り作品「さんきゅう先生!」「春のまなざし」も収録した、著者渾身の最終巻!!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

続編をみたいのに、見れない現実…。
最後の発達障がい当事者のあとがきも、
ぐさっとささり、実は周囲にもおすすめする書物。

0
2023年05月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

絶筆の最終巻。
最後2話がネームの状態なのに驚いて、ああ……と思いました。
もっと読みたかったです。ご冥福をお祈り申し上げます。

嫁姑問題も、それでなくても難しい問題なのに、自閉症児を抱えて……となると壮絶ですね。
おばあちゃんの気持ちもわからないではないのですが。
今はずいぶん世間の理解も進んできたのかなぁ、とは思いますが、やっぱりこういう考え方も根強いだろうな、と思います。
この漫画で、疑似的にですが自閉症児をもつ家庭を知り、その苦労を知り、その成長を知ることができました。
現実にはいろいろなケースがあり、様々な苦労があるのだろうと思いますが、この漫画を知ることができて良かったと思います。
子どもに関わる人全てに読んでほしい漫画です。

0
2012年08月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 本巻が最終刊。だが,話は光くんの中学校2年生の夏休み明けで終わってしまう。それは,作者の戸部けいこさんが,連載途中で亡くなってしまったからだ。享年52歳。あまりにも若すぎる死である。
 第29話と30話(最終話)は,「ネーム」(ペン入れ前の構想ノート)が紹介されている。そして30話で完結するような展開になっている。さすがプロ魂だ。病床でここまで描き上げたことに脱帽するだけだ。
 母親幸子の最後の心の言葉がジーンとくる。御法度だが,ここに書き写しておく。

光がわたしに教えてくれたこと
それは起こってしまったことは変えられないけど
自分と明日は変えられるってこと
自分が変われば
相手も変わるかもしれないってこと
これからも壁にぶつかり 思い悩む日は来るだろう
現実は厳しくて不安はいっぱい
でも逃げずに何か方法をみつけていこう
そして何か一つでも 良いことをみつけて生きてゆくの
どんなちっちゃなことでもかまわな
笑顔とともに…
この世の
光とともに…

0
2021年12月18日

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