あらすじ
王都に住む子爵令嬢・クラリスは、「ファーレンハイトの宝石」とも称される美しい姉と常に比較され、家族に虐げられ、目立たないよう陰で生きてきた。クラリスが十九の歳、「人食い辺境伯」と呼ばれるジークフリート・グーテンベルグの戦果の褒賞として姉の身代わりで嫁ぐことになる。ところが辺境伯ジーンは、無口で無表情ながらもクラリスを思いやる、包容力に溢れた魅力的な人物だった。しかし「身代わり花嫁」であることに負い目を感じるクラリスは、なかなかジーンへ心を預けられないでいた。そんな折、王都より姉の結婚の知らせが届き、ジーンと王都に向かうことになり……? 不遇の令嬢が辺境の地で最愛の人と幸せになる王道ラブファンタジー! 分冊版第8弾。
※本作品は単行本を分割したもので、本編内容は同一のものとなります。重複購入にご注意ください。
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二人の距離が縮まっていく、「察するのが苦手だから言葉に出してほしい」なんて言う男性、なかなかいませんよ。
信頼関係…
主人公達の信頼関係の構築(⋈◍>◡<◍)。✧♡
この8話では、辺境伯さんの、人間として、また男性としての器の大きさを感じられました(⋈◍>◡<◍)。✧♡
ヒロインは、辺境伯さんと結婚(現時点では婚約)して、これでやっと幸せになれると確信させられる8話でしたね!
良い!
お互いの心が少し少し少しですが、打ち解け始めている展開になりつつありますね。
今後の展開がきになりますが、次の話から、イジワル令嬢が登場見たいですね…
匿名
8
「ファーレンハイトの宝石」と称される姉のマチルダと何かと比較されながら生きてきたクラリス・ファーレンハイトは姉に来た縁談を両親の命令で変わりに受けることになる。
その相手は人食い辺境伯とうわさされる男だったが実際に会ったジークフリート・グーテンベルグ辺境伯はうわさと正反対の人だった。
領地を少しでもよくしたいという思いがクラリスにも伝わり植物に関する知識で彼をサポートできるならという思いがクラリスを少しずつ動かす。
そうやって絆を深めていった二人はマチルダが結婚するということから王都のファーレンハイト家に顔を出すことになった。
王都にはジークフリートのおばがいて彼女の案内でジークフリートはクラリスにドレスを買うと言い出して…。
ジークフリートさま、実家からヒロインのことを守りたいってちゃんとヒロインに伝えていて、ヒロインももっと自信をもっていいのになって思います。
辺境伯さまとヒロインはどんどん距離が縮まっているなって微笑ましく読んでしまいました。でも、これからヒロインの家族との対決が待っているんですよね。
ラストでヒロインのお姉さまの姿がちらりと見えています。次巻はとうとう対決(?)することになるんだなって楽しみです。
異名とは本人のことを知らない人がつけるっていうセリフは、辺境伯さまのことだけではなくてヒロインの姉妹のことにも通じるんだろうなって思ってしまいました。
ヒロインが辺境伯さまのことを思って言っている異名はその人のことを知らない人がつけるっていうセリフ、ヒロインにそのまま当てはまるんだろうなって思います。
辺境伯さまはすごくわかりやすくヒロインのことを大切にしているし、ヒロインにもそれが伝わっているみたいだけれど、どうして姉じゃなくヒロインと結婚するってしっかり伝えないんだろう?って再度思ってしまいました。