あらすじ
彗星のごとく出現した作家、櫻木沙友理。刊行された小説2作は、いずれも100万部を突破、日本じゅうがブームに沸いた。彼女を発掘した出版社が新人作家の募集を始めることを知ったラノベ作家の杉浦李奈
は、親しい同業者の那覇優佳とともに選考に参加。晴れて合格となった2人は、祝賀会を兼ねた説明会のために瀬戸内海にある離島に招かれるが……。そこはかの有名な海外推理小説の舞台のような、“絶海の孤島”だった。
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Posted by ブクログ
一気読みでした。予想通りに近いのに夢中になってしまうのが、いつものことです。それにしても、編集者と小説家の関係は何とかならないのかな?これでいいのかな?
Posted by ブクログ
彗星の如く現れた期待の新人・櫻木沙友理の出す本は全て100万部超えで、一躍時の人となる。その櫻木を発掘した出版社が新人作家を募集すると知り、李奈は友人の優佳と共に選考に参加する。見事審査を受かった二人は、瀬戸内海にある離島に招かれた。そこはかの有名な海外ミステリーの舞台の様な絶海の孤島で…
今回のテーマは「クローズドサークル」。
名前の通り、絶海の孤島で起こる殺人事件。そして櫻木からの不可解な課題。スマホも使えない、そして襲われるかもしれない恐怖。これらがハラハラしっぱなしでしたが、二転三転と変わる展開が予想もしないもので、シリーズの中で一番面白かったです。
Posted by ブクログ
設定から、ミステリーを読んでいる感じがして面白く感じた。内容は二重構造になっているのだが、一つ一つの良い意味でのチープさが、行き当たりばったりの事件の様子を描出するようで面白かった。
今回はミステリーに特化しているだけあって、ミステリーの素養がある人が読んだら、もっと楽しめたのだろうと思う。
Posted by ブクログ
杉浦李奈の推論第三弾。副題のクローズド・サークルという題名からして何が起こるのかとドキドキしながら読み進めていた。人がひとり亡くなり、犯人は誰かと考えるところで李奈と同じミステリー作家の友人の優佳と一緒にアイデアを出すところで、犯人は単独犯じゃなくこちら側に協力者がいないとできないとは思った。一度、李奈が謎解きして、こういう結末なんだと納得仕掛けたのだがここで終わりではなかった。複数で共犯事件の場合はお互いの牽制のために証拠を残しておく。なるほど。一気に読んでしまった。
Posted by ブクログ
無人島でのクローズドサークルによる見えない犯人との攻防かと思いきや、身内に犯人がいたという種明かしは驚きでした。作家のリアルな有名になるまでの道のりの険しさなども知れてとても面白かったです。
Posted by ブクログ
孤島における殺人・クローズド・サークルとして
始まり、殺人せざるを得ない状況下における即興
共謀が謀られたのは、小説家ばかりという特殊な
性格ゆえ列車における殺人のような色付けがなさ
れた(アガサ・クリスティの名作両面焼き)
誘導とはいえ、人様の計画を読み解いた李奈も作
家としての悲哀を骨身にしみこませているからだ
彼女も被害者と言うべきだと思う(´・ω・`)
Posted by ブクログ
前の2作とは少し毛色が違う感じ? 後半で話が転々とひっくり返るから何が出版社の思惑で何が作家たちの仕組んだことだったのかわからなくなってきた。