あらすじ
公爵領で働く黒猫のシェインは、ある事が原因で声を失っていたが、使用人仲間と平和に暮らしていた。だが猫獣人の国の末王子の身代わりの花嫁に仕立て上げられ、狼獣人の国の王弟・ランフォードに嫁入りすることに。一方、鋭敏な嗅覚で感情まで嗅ぎ分けるランフォードには、シェインの怯えと悲しみが手に取るようにわかり、噂と違う様子に疑問を抱く。ランフォードはシェインを保護し「君が家に帰れるように尽力する」と約束するが、偽りのない純粋なシェインに惹かれ…?
【電子特別版】貫井ひつじ先生書き下ろし! 後日談にあたるショートストーリーを電子版だけに特別収録!
感情タグBEST3
狼の溺愛(しかも不器用)
隣国の王弟殿下×声が出ない公爵家の使用人
シェインは幼い頃に拾われ、公爵家で日々楽しく働いている黒猫。ある日公爵家の五男に呼びつけられ、彼の恋人である王子の身代わりとして隣国の王弟に嫁ぐことに!
バレたらどうしよう、帰りたい、つらいと涙を流し怯えるシェインを宥め、身分を明かさず甲斐甲斐しく世話をする王弟殿下。彼は嗅覚が人より優れており、相手の嘘や感情を読み取ってしまいます。だからシェインのことは最初から正しく把握しており、素直な彼を好ましく感じていました。そんな王弟殿下の優しさにシェインも惹かれ…
幼い頃母親から虐待?されて声が出なくなった受けを、優しく優しく包み込む様に溺愛する攻めがとても良い!最後に身代わり解決のためにちょろっと事件が起きますが、おおむね溺愛されてイチャイチャしています。しかも二人ともウブで不器用なものだからなかなかくっつきません。愛情深い狼って、ほんといいものですね…!
しかし、猫の国の大層性格の悪いホンモノ王子様はどうなったんでしょう…
この王子はかなり胸糞悪いです。最後まで頭の悪い悪人でした。
狼の国でやべーことしでかして使者の顔が紫になってしまったということは何らかの処分はあるのでしょうが。
そこだけ気になりました。
はあーっこれは!好物の極み!
めっちゃよかった❗️
無愛想な攻めと健気受けの鉄板だけど1番そそるやつ!
シェインは不遇な生い立ちのため喋ることができないのに、無理矢理身代わりで異国に放り込まれ、誤解されて責め立てられてパニック障害とか、不憫にも程がある!
それを護るのが王弟のランスなんだけど、人間不信で無愛想な男の、度を越した独占欲と溺愛!
ヤバいでしょコレは!ハマらない要素がない!!!!
表紙に目が止まり、おもしろそうと思い購入しました。結果、想像以上におもしろかったです。そして泣けました。買ってよかったです。ランフォードとシェイン大好きです。
星が足りない
狼獣人&猫獣人
最近獣ものをよく読むんですけど、その中でも一番。
シェインの素直で優しくて可愛い、健気さとランスの実直で強くて思いやりがお互いを高める
声は出せなくても、気持ちが伝わるって幸せ
寄り添うことの大切さ
好みにどストライクな作品でした。
何が良いって、初めからランスがシェインの味方でいてくれること!
声が出ないというハンデがあるシェインは筆談か仕草でしか意思を示せませんが、そんなシェインに寄り添ってくれるランスの優しさが感涙ものです!ウェロン王家の皆さんも(暴走少年が一人いますが)優しくて素敵な方々でした。
何よりもシェインの『家族』たちにその無事を知らせるために一計を案じてくれたところが本当に良かった。恩人との再会シーンは感動的でした。
不憫受けには珍しい(?)優しさ溢れる作品でした。
匿名
王道ラブストーリー
スパダリ×大人しい優しい受け
王道だけどやっぱり安心して読めました!
ハピエンでよかった。
ねこちゃん可愛いし、狼も設定が良い。
初夜も妄想(想像)が捗りました。
続きもあるかな?あればいいな。
ほっこりしました。
Posted by ブクログ
久々のヒット。
ベタ中のベタ、そりゃあもうベタベタでしたよ、ベッタベタ。
でもそれが心地よかったよね〜。とてつもなくドストライク。
健気受に、チート寡黙獣人の溺愛ね。たまらんちゃよ。
最高でした。とてもよかった。
良い先生と出会えました。
素敵な物語
じんわり温かい気持ちで読み終えました。シェインが言うように彼は周りの人に恵まれて良かったなぁと。不遇な子供時代もあったけど、大事にしてくれる家族に出会えてよかった。そして何よりランスに出会えて幸せを掴めてほっとしました。シェイン王子はドクズだけど。もっとしっかりギャフンが欲しかった。後半、マクガレンさんに再会したシーンは泣きました。
素敵
身代わりでどうなるかと思ったけど終始ときめいてました。バカ王子は本当に何も知らなさすぎで恥ずかしい限りでした笑。2人もだけど周りも優しくて素敵でした
幸せな気持ちになりました
読み始めて一気に読んでしまいました。シェインが素直で健気で純粋でホントにかわいいです。理不尽に辛い目にあっても自分は運がいいと思って感謝できるのはすごいなと思います。声がでないからこそ、気持ちを伝えあうことができたのかな。想いが通じて本当によかった。結婚式の話は泣けました。
素敵
好きなお話なので何度も読んでます!
シェインが可愛いすぎる、、、
ランスのスパダリ感も最高です。
ひとつだけ気になるとすれば
狼獣人の尻尾はもっとフサフサが良かったな〜笑
Posted by ブクログ
面白かった!
祖国の王子が王子とは思えない態度だったな…
結婚式の場面は感動した〜
主人公の声出ない理由がそこまでなるかなあ、と思っちゃったけど、トラウマの度合いなんて人それぞれか。
狐の国も今後ゴタゴタが解決したら関わってくると良いなあ〜
Posted by ブクログ
ムッツリx鈍感
この作者さん読むの3冊目。
ちょこちょこ気になる部分はありつつも、甘さと辛さのバランスが良くて好きです。
若者たちの性の悩みに付き合わされるかわいそうなおじいちゃん医師…
ところで最後まで疑問だったのは、「声が出せない」「字も書けない」幼いシェインの名前をマクガレンさんたちはいつどうやって知ったんでしょう…?
匿名
ほんわかしました。
身代わりで送り込まれたシェインを一瞬で見抜く狼獣人の王弟殿下。優しく保護するうち、その純粋で嘘のない心に触れて愛が芽生えて…。
「聞こえている、ありがとう」の言葉にグッと来て涙しました。
マクレガンとの再会のシーン、彼の言葉にも泣かされました。良かったね、シェイン。
孤独で辛い生い立ちの主人公が、あたたかな人々に幸せを教えてもらっていく様に、ほんわかと癒される気持ちがしました。
すぐバレた
偽物王子とすぐバレたけどあまり可哀想なことにはならなかった。
ランフォードに愛されて新しい家族も出来て、シェインの声が出るようになるかと思ってたけどそこまでは書かれなかった。
王妃に産着を渡しに行くところがほのぼのでよかった。
溺愛系
溺愛系はあまり好みでないので個人的には好きではないですが、悪い作品ではないです。
あんまりにも、一目惚れに近い形であっさり恋に落ちてしまうので、さらっと読めすぎちゃってドキドキがありませんでした。