あらすじ
死徒ヴァン=フェムの船宴で起きた殺人事件。
その解決もままならぬまま、エルメロイII世たちは第二のゲームに挑むことになる。競う相手は盟友であったはずのメルヴィン。魔術師同士のギャンブルによる運の偏りを読み切り、II世たちは勝機を見出そうとするがーー。
一方、前回の船宴に勝利したという衛宮士郎は、謎の錬金術師と死闘を繰り広げる。「シロウ・エミヤ、絶対に、お前を許さない……」強烈に敵視されるその理由とは……!?
神代よりの謎と、死徒のギャンブルが複雑に絡み合う、『ロード・エルメロイII世の冒険』第七巻!
感情タグBEST3
だいたい3時間半で読み終わる
1つの映画を観終わったような確かな満足感があります…
・大きな謎が解けたがその謎も既に「推理できる形」で既刊にある内容であって答え合わせまでに推理できなかった事に後悔するぐらい納得の内容だった
・本作は「Zero」「stay night」の続編であり「Fake」の前日譚でありそして「衛宮さんちの今日のご飯」の新作だった
・勝ち残った3人の予想やゲームの流れとかこれ予想できた奴いる!?ってレベルに中巻だけでも話が大きく進んで下巻がすぐ読みたくてたまらなくなる…
・「衛宮士郎、見参」だったかもしれないけどあの男もまた見参していた。あの男とは?ネタバレになるから言えない。ただ、本作はマジシャンによるミスディレクションのような作品で、上巻時点で読者が「中巻下巻はこうなる」と予想していた盤面を大きく裏切るけどその裏切り方が巧みで、マジシャンである三田誠先生に拍手喝采したくなる出来だったかと