【感想・ネタバレ】不可能な過去 警視庁追跡捜査係のレビュー

あらすじ

「一事不再理」。裁判で判決が確定した人間は、同じ事件で二度裁かれることはないという原則だ。しかしその無罪を勝ち得た被告から、裁判の十年後、当時の担当刑事に手紙が届いた。「あの事件の犯人は、本当は私でした」と。相談を受けた追跡捜査係の沖田は、被告の足跡を辿り始めるが……。一方、神奈川県警に新設される追跡捜査班のアドバイザーとして招かれた西川は、ある未解決事件が気になっていた。二つの不審な事件がぶつかる時、複雑に絡み合った謎が解き明かされる!書き下ろし長編警察小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 どう結び付けるのかと心配したが、見事に着地した。時間とともに、主人公2人が年をリアルに取っていくのも悪くない。
 犯人達がリアルな感じかちょっと弱い気もするが、それもまた。

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2025年03月30日

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ネタバレ

話が複雑で、途中で頭の中で整理しながら読み進めた。

篠崎はあまりに気の毒。
現実に冤罪は起きているだけに本当に怖い。
社会に殺されるのと同義ではないか。

終盤、沖田の物忘れが気になった。
他のことに気を取られているにしては強調した表現だったので
何かの伏線の気もした。
喫茶店の話と言い、最終回が近いのかな。

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2024年02月12日

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ネタバレ

犯人が予想以上に馬鹿で、少々あっけらかんとしたけど、面白かったです。
何度か、刑事の食事シーンが登場しますが、どれも美味しそうでした。私はピザが食べたい。

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2023年06月20日

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ネタバレ

【警視庁追跡捜査係シリーズ第11作目】
10作目は沖田の出番がなかったが、今回は追跡捜査係フル稼働で読み応えあり。
事件の発端は、10年前に殺人容疑で逮捕された容疑者が無罪となった。その容疑者から当時の捜査官に自分が犯人だという手紙が届く。
一事不再理のため、もし手紙が本当だとしても捜査はできないが、警察のメンツとして調べないということはできず、沖田が担当して動き出す。
一方、西川は神奈川県警に設立される追跡捜査係のアドバイザーとして動いており、4年間も未解決な殺人事件でそろそろ追跡捜査係案件になりそうな事件を研修として神奈川県警の刑事と調べ始める。
二人が違う事件を調べている、ということはどこかでつながるのだろう、とドキドキしながら読み進めた。
西川と沖田は今までぶつかり合っていたが、老後の話をするくらい歳をとり、お互いを信頼して理解しているからぶつかり合うことも少なくなったのはちょっと残念だったり。でもその信頼で話がさくさく進む感じもまた面白い。他のシリーズが終わってしまっているので、警視庁追跡捜査係はまだ続いてほしい。
今回から鳩山さんが異動になり、女性の係長となったのだが、どこか昔の失踪課の真弓に見えて、今後西川達もうまく女性の係長と付き合うようになっていくのかも楽しみ。

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2023年06月20日

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ネタバレ

沖田が調査を始めたのが、10年の中で起こった殺人事件。
西川が研修として捜査を始めたのが、4年前の殺人事件。
どちらも時間の経過で確かな証拠が掴めず、多くの部分にもやがかかったまま
そして現在起こった事件で、もやが薄れ関係者が浮かんでくるという
なんとも複雑な事件だった。

沖田と西川が定年後を話していることで、この作品の時間の流れを感じた
売り言葉に買い言葉なやり取りなやり取りだったのに…もうこの2人の組み合わせしか考えられない
鳩山さんにもそう見えていたのでは。

沖田西川以外、新しい顔ぶれになった追跡捜査係のこれからの関係性も楽しみである。

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2023年05月21日

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ネタバレ

警視庁の未解決事件を追いかける追跡捜査課に、無罪判決が出た事件の被疑者から私がやりましたという手紙が届き沖田と西川というふたりのベテラン刑事が事件を追いかける。

一事不再理の原則と再捜査へのモチベーションが厄介。

事件の関連性やピースがバラバラだったのが、終盤に事件の全体像が見えてきます。

事のふたりの関係は、あぶない刑事や相棒とは、また違った中年の味が出ているなと思います。

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2023年03月28日

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ネタバレ

仕事へのアプローチの仕方は真逆な感じの西川と沖田。
当然、ぶつかることも多いんだけど、やはり二人とも
年取ったのかな?お互いを認め合っている部分や、将来
への漠然とした不安が感じられるといった今までの作品
にはなかった点が描かれている。今後も楽しみ。

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2023年02月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

事件が繋がり解明されていく瞬間は気持ちが良いが、犯人が馬鹿で残念。10年間もいろいろな犯罪に手を染めながらも逃げ隠れできていたのであろう犯人が、こんなにあっけらかんと暴行事件で逮捕されるとは腑に落ちない。もっと手強い相手であって欲しかった。
また複数の事件が複雑に絡まっているのかと思いきや、ひとつひとつの事件の動機やストーリーが思ったより浅く残念。ヤクの売り専で口塞ぎのためだったり、強盗目的だったりと物足りなさを感じた。ここまで長編にするならば、犯人たちのキャラをもっと際立たせ、事件の動機や繋がりをもっと深めて欲しかった。
コーヒーの話はなんだか余韻を残してドラマチックな雰囲気を醸し出せているが、果たして必要だったのか、、、?なんだか消化不良が残る最後だった。

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2023年09月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

内容自体は面白いんだけど、二人の主人公の脇役キャラがなんか被っちゃって、誰が誰だか分かんなくなっちゃった。

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2023年03月17日

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