あらすじ
咒式(じゅしき)と策略が吹き荒れるエリダナの街角で、ガユスは答えの出ない問いに迷いつつも咒式を紡ぎ、ギギナは非情の刃を振るう。完全真説版「されど罪人は竜と踊るDD」第五弾は、待望の連作事件簿。二人が行くところ賞金首や<異貌のものども>が哀切な叫びをあげ、邪悪な数字が踊り、新たに詐欺師が笑い、刀が冷たく美しく輝く。苦い結末に笑うしかない幕切れ。人間と社会と世界は一筋縄ではいかない。単純な解決を許さない八つの事件、いつか訪れるかもしれない八つの問いに、あなたならどう答える!?
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
短編集です.
今回は強大な敵との戦いなんてそんなに無く
ガユス君の三流探偵的な生活が垣間見えると言うわけですね.
・金庫番が組織を裏切って金を盗んで彼女と高飛びしようとする話.
・山中で人狼と遭遇する話.
・自殺志願の女子高生とイチャイチャする(?)話.
・1~100までの数字を順番に3つまで数えていって100を言った人が罰ゲーム
・モルディーンの部下のイェスパー君に婚約者が出来る話.
・ガユス君の不幸話とネズミ講.
・ギギナの話.
・任侠話.
以上.
ガユス君の不幸話が笑える.
持ってるだけで幸せになれる「ウッソクサ石」.
このネーミングがまたアレ過ぎる.
面白かったよ!
Posted by ブクログ
短編集。
時系列で組み直してるのかしら。
未収録の短編も拾ってます。
*もうチーンキィにメロメロ。
御多聞に洩れず駄目人間だけどさ。
救いの無い世界の救世主でしょ。
Posted by ブクログ
短編集。よかった入ってた・・・。短編なかったらもう一度買い戻すところだった(゚o゚)
新作描き下ろしもあり。
当時電車の中で笑いをこらえながら読んでたんですが、今読むとそこまで笑えなかった。あれ?
Posted by ブクログ
一度スニーカー版で読んでるけどもはや新鮮な気分で読める。
登場人物それぞれの生き様が気になってしまう。
分厚いし漢字多いので時間がかかるけれど好きなシリーズ。既刊の半分も読めてませんがマイペースで行きます。
Posted by ブクログ
番外編の詰め合わせのようだったけれど、どこにもそれらしきことは書いていなかったですね。何かつながりがあるのでしょうか。
それにしても、このお話は各キャラのシリアスとコメディの差が面白すぎる。ギギナの椅子の偏愛(変態)ぷリが最高でした。
Posted by ブクログ
「道化の予言」「黒衣の福音」「刃の宿業」が好き。もちろん、おバカな「禁じられた数字」「幸運と不幸と」も好き。ウソックサ石とかね、笑えた。でも、やっぱりされ竜は選べない選択肢と策謀と、切なさと悩みと自己存在証明みたいな雰囲気が感じられる話が好き。叶ったようで、実は何も叶わない。そんな世界を6巻でも見せて欲しいものだ。
Posted by ブクログ
うわーいつの間にか出てた!!
待望の書き下ろし短編を含む(らしい)この新刊。
まだ買ってないけど登録。
読むものが本格的に溜まってきた。
::::::09/3/21::::::::
読破。やっぱり、"禁じられた数字"は無敵に素敵すぎ。
新作短編"幸運と不運と"、"刃の宿業"も面白かった。
"幸運と不運と"では、読みながら思わず笑いが…。イマ・トゥクゥッタ…
でも、機械になってしまうという近代社会の揶揄(?)に考えさせられたり、やっぱりガユスはモルディーン様のおかげでそこまで不運になったんじゃないかとか、考えてしまったり。
"刃の宿業"では、初のギギナに軸を置いた話。
やっぱりギギナは理解に苦しむ、というのがガユスの意見。
あとがき的"されど極道は仁義と踊る"も、良い。というか、偽広島弁って、どこら辺が?