あらすじ
深化する闇! 進化する敵!! 依然続く死闘の中、全てを糧にして進化する雛の君にラスは太刀打ちできるのか…!? 成功と失敗、そのすべてを糧にして進化を続けていく女皇・雛の君。ラエスリールとの死闘においても、その攻防の中で驚くべき変化を遂げていく。追い詰めてもさらに強大な姿でたちはだかる雛の君に一度は絶望するラス。しかし、人間に滅びてほしくない。そのためにならば命をかけて戦うという決死の覚悟で、自らを信じて破妖刀・紅蓮姫を強く握りしめる。「行くぞ、紅蓮姫!」ラスは宣戦布告する。
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Posted by ブクログ
今回は金の三姉弟の戦いにおいての分岐点まで。
乱華たちはラスしか見えない!だったのが、少しずつ周りのことも見えるようになってきて、人間の子供についてもそれぞれ結局はラスが動機だけれど庇ったりと初登場時の乱華と緋陵姫と比べると、成長したようで。
やっとマンネリ化というかループがとけて物語が前に進んでいる気がする。
ラスの戦いも女皇の変化があり、同じように堂々巡りの状態から一歩前進。
闇主との仲もちょっと進んだのか、なぜ彼が彼女にひかれたのかも改めて別の視点から書かれているので二人の仲を応援していた読者は喜んでいることでしょう。
が、白と赤がぼーっとつったって戦いの解説している今の構図は想像すると笑える。
気になったのが「!」マーク多すぎ、もともと多かったけれど、今回は酷い時には一行ごとという中学生のノート小説みたいになっていた。
焦点をしぼっているので、この巻だけで読めばわかりやすくなったものの、薄いなぁという気がぬぐえない。雑誌コバルトで連載して一年に一冊まとめるという形である程度の読み応えのある分厚さ(内容、量ともに)に編集した方がいいと思うんだけど、編集部。
昔のコバルト編集部に比べて、台所事情が厳しくなりすぐお金になることが第一なのかもしれないが、終わるまでに読者に見放されて打ち切りになっては目も当てられない。