あらすじ
破妖刀・夢昌結(むしょうけつ)の使い手であるスラヴィエーラは、苛立ちを隠せなかった。紅蓮姫がアーゼンターラに懐いているのに、使い手であるラエスリールは平気な顔でいるからだ。しかも紅蓮姫が惹かれているのは、アーゼンターラではなく、かつてラキスだったときの人間の魂と、幾ばくかの記憶にであった。つまり、ラキスとは意思の疎通ははかれるが、アーゼンターラ自身とはままならないのである…。
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Posted by ブクログ
破妖の剣6話目の3冊目。
ラスと紅蓮姫、その異質な破妖剣士と破妖刀との絆の深さについての見解の相違が齟齬となり、苛立つスラヴィエーラ。
自分の過去を思い出し、受け入れようとするリメラトーン…もとい、アーゼンターラ。
遥かなる昔、唯一愛しあったラキスとの再会…思い出にすがり、ラスの手を離れた紅蓮姫。
裏で糸をひいてた存在は第6の妖主たるものだった…!!
まぁ、あんなに大事やらかしれるんだから新しい妖主クラスのものだろう・とは思っていましたが、その能力たるや…反則的なものなのではないでしょうか。
未だ完全に彼女の企みの全貌も明らかにはなっておらず、どういうことをこれから仕掛けてくるのか楽しみです。
そして、ラスは彼女にどう立ち向かって行くのか?
未だに姿を見せない乱華は? 不意に姿を現した金の妖主は?
今回も良い感じになったのに、邪魔が入られた闇主…。そろそろ不憫に感じてきたけれど、ラスも自然に懸命に、それに応えようとしているので望みが叶う日も近いに違いない。がんばれ赤男!!
巻末なんですが、イベント的なモノを入れなくて良いですから(普通にCobalt本誌で読みましたし、その方がイラスト満載で楽しかったしスクラップでとってあるし。)もうちょっと、しまりのある感じで本編終わって欲しかったです。
次の破妖はいつ発売ですかね〜?もう4年たってますよ;('07.11現在。)そろそろお願いしたいものです。(切望。)
Posted by ブクログ
早く続きを書いてくれ、と真剣に願うシリーズ。
破妖の剣シリーズの一番新しい本編。
未完の作家として有名な前田珠子氏の小説。
この小説で絵師のファンになり、漫画を探し回ったのはいい思い出です。
そっちも未完っていうか第一部完っていうか打ち切りが結構あるんだこれが…
Posted by ブクログ
現在の表紙は小島榊さんですが、2009年発行版からです。
それまでの版は全て表紙も厦門潤さんです。
「鬱金の暁闇4」が発売された時に書店に並んでいた此方も拝見させて頂きましたが、本体は変更が全くされていない(版数等以外)ようでした。
確か本体に記されたイラストレーター様の御名前も、厦門潤さんのままだったような…。
気が付けば「鬱金の~」以外の破妖シリーズも新しい表紙のものが発売されてきており、いずれは全て小島榊さんのイラストの表紙となってしまうのでしょうね。
中のイラストまで全て変更だとか、書き下ろしがある新書の文庫化等なら新しく購入もアリなんですが…表紙だけだと再購入は無いかな。
しかし、シリーズ途中でイラストレーターの変更は珍しいことではないですが、以前発売されたものまで変更になるのは初めてな気がします。