あらすじ
カラヴィス公国の第一公子・ソルヴァンセスが原因不明の難病になった。どうやら魔性に、その生気を吸いとられているらしい。浮城で魅縛師として修業をしていた公子の妹・リーヴシェランは兄を見舞いに、故国に帰ることになった。従うのは彩糸という皇女の護り手と、侍女に姿を変えた破妖剣士・ラエスリール。魔性に操られた死霊たちがラスたちを襲う。だが頼りの闇主(あんしゅ)は姿をみせない…!?
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Posted by ブクログ
カラヴィス公国の公女にして、魅縛師のリーヴシェランとその守り手である彩糸登場。
守り手と呼ばれる存在は、浮城の魅縛師に魅縛された魔性がなるもので、捕縛師・魅縛師・破妖剣士の資質有りとされた者が浮城に来て仕事をするようになってからつくものだけど、リーヴシェランの場合は、浮城に迎えられるより前に現れた彩糸が自ら望んで守り手となったという、ちょっと変則的な守り手。
リーヴシェランは幼い頃から魅縛師の才能が見られ、周りに魅了された小鬼が集まってくるので周りに気味悪く思われたりしたのだけど、姉であるマーセルヴィンスと兄のソルヴァンセスはそんなリーヴシェランを可愛がってくれたという。
しかし、姉は魔性に魅入られて姿を消し、今、また兄が病みやつれ、魔性に魅入られている疑いが……
彩糸は優しくて、でも優しいだけではなく、ちゃんとリーヴシェランを叱ってくれるような存在で、かなり好きなキャラ。
白煉といい、彩糸といい、私は白い美女に弱いのかもしれない。
(彩糸は虹色の髪と表現されているけど、印象としては白。銀髪が光を弾いて七色を呈したプリズムが輝いてるイメージ)