あらすじ
ふたりの食卓に並ぶのは、決して甘いばかりのお菓子ではなかった。睦まじく見えるふたりの不穏な秘密。本能がかき乱される出会い。一言では言い表せない関係性、どうしても忘れられない人のこと──。食べて「なかったこと」にはならない濃厚な物語が気鋭の作家たちと食のエキスパートたちの手によって饗される。小説、エッセイに仕立てた10品の「恋と食」をどうぞ召し上がれ。
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Posted by ブクログ
アウトドアに長ける、歳下のアシスタントを好きになる子持ちの漫画家のシングルマザーの話が素敵だった。年齢を気にしないで恋できるっていいな
Posted by ブクログ
「ヴァンパイアの朝食」が良かった。
祥太を否定されたように感じて元カノさんに怒る文也も、ダメダメ酔っ払いムーブで雰囲気直してくれる祥太も、すごくやさしい。あたたかいもので満たされました。
Posted by ブクログ
「ワタシノミカタ」古内一絵さん
女性がバリバリ好きなことで働いている、というところに惹かれた。
恋人?相手が年下っていうのもなんだか新鮮な感じ。
Posted by ブクログ
恋は、甘くてほっこりだけじゃない、というテイストの本。
恋のはじまりと、途中と、おわり。そこにある、食の風景。
恋と食を通して、たとえば、どろりとした部分もしたたかさも葛藤も、いろんな感情が描かれるのが面白かった。
Posted by ブクログ
わりと人間関係のダークな部分
どれも好きだった、その中でも原田さんのお話グッときた。
絶対運命なんだけど、結ばれることはない
最後会いにきてくれて泣いた
Posted by ブクログ
恋と食のある10の風景なんていうから
てっきりライトな話が多いのかと勝手に
思ってたらなかなか濃さでした・・・
どの話も面白かったけど最後の方の2編
「SUMMER STREAMER」の爽やかさと
「夏のカレー」と言うタイトルの割には
全く爽やかさ(個人的感想)のないなんか
どろどろと言うかちょっと濃いめの
男女二人の軌跡が対照的で印象に残ったかな?
途中出てきた「ゆかりとバターのパスタ」では
浮かれる男に怒ったけど、やっぱりおいしい
ものはおいしいんだなぁ~と思う女に共感。
まぁでもこれは作中にあるように「ゆかり」を
作った三島食品がすごいんだよ!間違いない!
知ってる作家も知らない作家も色んなテイスト
が読めてお腹いっぱいの一冊でした。