あらすじ
フイヤン派による弾圧で無実の人々が殺され、怒りに燃えるロベスピエール。そんな中、ついに憲法が制定され、改選議員による立法議会が開幕した。フランスの政治は新たな段階に入ったかに見えたが、諸外国からの革命に対する圧力は増し、その脅威に対抗すべく戦争を望む声が国内で高まってゆく。不穏な空気の中、ロベスピエールが取った道は。フランス再生はかなうのか? 革命が岐路に立つ、第9巻。
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Posted by ブクログ
フイヤン派への反撃もままならぬまま任期を終えた、ロベスピエールとペティオンに向けられた市民の言葉に涙が出た。パリの人々はきちんと理解していたのだ。
しかし両者はそれぞれ別の道を歩む。かたや戦争推進派、かたや戦争反対派として。信念とは、政治とはなんなのか。
敵と憎んだ男のまさかの戦線離脱により、第1部は終了した。文庫化まで待てるかしら…。