あらすじ
聖職者民事基本法をめぐり、賛成派と反対派が激しく対立。フランスはシスマ(教会大分裂)の危機に直面し、推進者のタレイランは窮地に追い込まれていた。そんな中、ジャコバン・クラブ代表、国民議会議長と次々に就任し、政界を登りつめつつあったミラボーが、志半ばにして病に倒れる。一度は決別したロベスピエールに、ミラボーが遺した最期の言葉とは――。巨星、墜つ。喪失の第6巻。
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Posted by ブクログ
聖職者民事基本法の批准~ミラボーの死まで。
もうこれまで、というギリギリまで己の信念の為に戦い続けたミラボー。最期に際して、タレイランとロベスピエールという対極の2人にその胸のうちを洗いざらい話したのは、なんとか実現させたかったからだろう。
彼を理解しともに歩む人がいたら、病魔に侵されなければ、革命はどんな道を辿ったのか。
彼の言葉に、政治だけでなく人生とはまで考えさせられた6巻でした。