【感想・ネタバレ】パリの蜂起 小説フランス革命 2のレビュー

あらすじ

フランス全土が飢饉にあえぐ中、政治改革の意欲に燃えて全国三部会に乗り込んだミラボーとロベスピエール。しかし、僧侶と貴族の特権意識のせいで、議会は全く進まない。反発して国民会議を立ち上げた平民代表部会は、王の軍隊に威圧され、大衆に人気の平民大臣ネッケルも罷免された。たび重なる理不尽にパリの民衆が激怒、弁護士デムーランの演説に立ち上がる! 歴史巨編、動乱の第二巻。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

三部会から国民議会が分離したが、実際には何ものも得てはいない。この現状を打破するため議員たちは動き出す。そして革命はついにパリへ。いよいよ盛り上がってきた。

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2016年04月17日

Posted by ブクログ

たぶん、「が、」「ために、」「あげく、」「となれば、」のような、接頭が全体を粗野な感じにしてしまっているのではないかと思う。回りくどい文章は好きではないが、単語を省略しすぎているように感じてしまうのだ。ストーリーは面白い。作家の書く文体は個性がある。はまれば最高!

デムーランがぼうやっぽくて可愛い

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2012年12月03日

Posted by ブクログ

1が面白かったので、すぐ2も買ってしまった。
1は三部会が行われているベルサイユが主な舞台だったのに対して、2の舞台は、国王から武力で排除されかけるベルサイユからフランス革命の足音がもうそこまで迫っているパリに移転。
デムーランがだいぶ活躍する代わりに、1では元気だったミラボーの衰えが著しくて、悲しい。
ロベスピエールのみずみずしさ、危なっかしさはそのままで、ミラボーがもっと長く生きていれば・・・ともう思わせてしまうあたりはさすが。
歴史だから、先は読めるのだけど、先が気になって読んでしまう。

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2012年06月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 いよいよ1789年の7月が始まる。球戯場の誓いから,ミラボー「銃剣の力によるのでないかぎり、ここから動くことはない」,デムーラン「武器をとれ」による民衆と軍隊の衝突まで。
 小説だけあって,主要登場人物が限られており,流れを追いやすい。一巻から引き続き主役級のミラボーとロベスピエールに,デムーランが加わる恰好。創作がかなり入ってて,活躍しすぎといえばしすぎだが…。昔,中公文庫『世界の歴史』で大革命読んだときは,人が多すぎいまいち消化できなかったなぁ。対照的。
 デムーランがけしかけられる場面は,ええっ?という感じ。三国志で,諸葛亮が周瑜をけしかけて赤壁をやった伝説となんだかかぶった。…ていうかミラボーとロベスピエールはいつヴェルサイユから戻ったんだろ?自分でやらずになぜわざわざやらせたんだ??
「武器をとれ」演説のあとの軍隊との衝突で,デムーランが指揮をとっているふうなのは史実に基づくんだろうか?
 …いやいけないいけない。小説なんだから,それはそれとして楽しまないとな。だけど無闇に気になる。最近伝記をよく読むせいだろうか。ともあれ次の巻はいよいよバスティーユ。

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2012年01月06日

Posted by ブクログ

三部会が手詰まりになり、いよいよ革命が動き出す。きっかけとなる若き弁護士デムーランの演説は、はじめてこのあたりを勉強した時にかなり夢中になってあこがれたものだけど、この作者の手にかかると何とも拍子抜けするような感じになる。しかし、物事が動いていくというのは、実はそういうことなのかもしれないな、と思ってしまう。

ひとりひとりの人間はすごく卑近で卑小で、でも渦のようなものを創り出すことができて、ひとたび渦が回転し出すと、そういう人間を次々の否応なしに巻き込んでしまう。そんなことを思いながらも、このほんのラスト近くでの逆転劇には、やはり心が沸き立ってしまうのである。

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2011年12月10日

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