【感想・ネタバレ】屍鬼 11のレビュー

あらすじ

199X年猛暑の夏から始まった凄惨な事件…。外場村で起こった人と屍鬼による争いは、遂に終わりの時を告げようとしていた。『生』と『死』に囚われ続けた両者に、果たして安住の地はあるのか…。今、その答えが出る……。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

 遂に完結。あの分厚い原作をよくぞここまで上手く料理できたものだと思う。時にドライに、時にウェットな視点で登場人物たちを描いたその手腕は見事、の一言に尽きた。
 村人たちの屍鬼狩りは加速し、ついには屍鬼ではないものまで殺めていく。狩りというよりは虐殺と言った方が相応しいのかもしれない所行だが、極度の興奮状態にある彼らを誰が止められよう。人の業とは斯くも恐ろしいものである。

0
2011年07月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最後まで怖かった~気持ち悪かった~
怖いので読み直しとかする気ないから理解度は低いですが
それでも面白い作品だったと思う。

フジリューはやっぱり原作あると強い。
彼の哲学だけだとついていけなくなるんですよねw
道標の上でフジリューワールド全開になる分にはついていけるんですw
waqwaqは好きだけど、サクテツはついてけんかったw
読み切りも置いてかれることがしばしばw

純粋な夢を追い求め殺戮を繰り返し、村を乗っ取ろうとした屍鬼と、力なく次々と殺されることに薄々気づきつつも見ぬふりをし、夏野の策略で駆り立てられてからは屍鬼以上の残酷さを見せて屍鬼を狩り、挙句の果てに疑心から屍鬼と人間の区別もつかなくなる人間の醜さ。
屍鬼の世界を作るな、生きるなって話でもないし、
もちろん人間が何もせず殺されてろって話でもない。
純粋であれば許されるのか、抵抗なら何してもいいのか、
何が善で悪か、何が正解かなんて考えることに意味はあるのか。
対屍鬼ではないけど現実世界もこれの繰り返しだよね。
それぞれの正義が対立しているだけ。

そんな中での田中姉弟の再会には救いを感じた。

もっと読めば静信とか理解が深まるんだろうけどね~
とにかく怖いし、気持ち悪いし、疲れるのでやっぱり読み直さないなw
興味はあるけど原作も読まないと思うw

0
2014年04月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一気に読んだので、どの巻がどの話か分からないが、主人公だろうが誰だろうが、バンバン死ぬ。無常な感じの非日常感がおもしろい。
途中までは、屍鬼の仕業だというのが、読者にも確定的には出てこない。タイトルがタイトルなので、そうなんだろうと思いつつも3,4巻までは、正体不明のままで、あまり少年漫画的ではない感じ。
結構ずーとおいおいこれどうなるんだよって感じで展開していって、続きが気になる。
万人にオススメって作品ではないが、かなり気に入ってくれる人がいる作品だと思う。

0
2012年02月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最終巻~~(;;

もはや何が正しいのかわからないー!

尾崎、静信、夏野、恵、すな子。佳枝・・・
それぞれの行き着く道は。
そして、村の行く末は。

これだけ個性のあるたくさんの人を、よくぞこんなに生き生きと
動かしたなぁと思う。

夏野の最後が悲しすぎた。

0
2012年12月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

閉ざされた村で次々と起き上がる死体……屍鬼。
小野不由美原作のホラー小説のコミカライズ。
ついに人間VS屍鬼の直接対決もついに終結、最終巻です。
藤崎先生の独特のタッチのせいか、陰惨なシーンの連続にもかかわらずあまり恐怖は感じません。

ぼくが恐怖を感じた数少ないシーンは、尾崎先生が屍鬼になった奥さんを使って行った人体実験。人間達による屍鬼狩り。
どちらも、人間側の行動からもたらされた恐怖ですね。
そして、最大の恐怖は…初登場時は普通だった大川酒店御主人が、いつの間にか3mぐらいありそうな大男になっていたこと!!(笑)
ともかく完結お疲れ様でした。

0
2011年07月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

藤崎版「屍鬼」の最終巻。
キワモノと思って読み始めたシリーズだけど、ここまで読んでるとしっかり世界が出来上がってて違和感なく楽しめました。
破滅願望と生への執着が混じり合うラストは読み応えがあった。

ただ、残念だけど夏野を起き上がらせた意図が最後までわからなかった。

0
2011年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

屍鬼最終巻。
狂っていく村人たちの中で、数少ない正気を保った人たちの視点が泣けてくる。残された人たちが少しでも心穏やかに過ごせるよう祈りたい。
特に結城父に安息を。奥さんが姿を消し、息子も人狼になった彼は狂うしかなかった。狂った姿が痛々しくても、なぜか以前より父親らしく見えるのがたまらなく悲しい。

0
2012年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主要キャラクターはほぼ全滅。 救いがないっすね。 最初からこの物語のヒロインは 沙子だったのですね。 尾崎も最後は目的を見失いつつある 悪役のようだったし。 途中で視点が屍鬼寄りになったあたりから どちらに転んでもバッドエンドなのは 確定していたんですね。 どっちにも転んだ気分ですが。

0
2013年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オリジナル展開だった夏野のことですが、あんな風に終わってしまうのは残念というか。。。

原作読んだけど、味付けがオーバーになっただけで原作どおりの終わり方には納得がいきません。

0
2011年07月07日

「少年マンガ」ランキング