あらすじ
世界中で大ヒットした英国産ダークファンタジーの超大作、第12弾!ついに最終巻!
世代を超えて大人たちもハマってしまった児童文学の最高傑作!
ダークさ満載のストーリー、不気味にキャラ立ちした登場人物の不可思議な魅力。
先の読めないどんでん返しの連続、そして、読み終わったときの心にずしんとひびく人間社会へのアイロニー。
優等生ファンタジーと一線を画した本作品をシリーズでお楽しみください!
シリーズ最終巻。運命の対決を迎える主人公ダレンと、昔の親友スティーブ。ダレンは運命を受け入れて闇の帝王となるのか、またはバンパイアとして滅びていく運命を選ぶのか。驚きの結末にシリーズは終わる!
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
服従、依存、恐怖、憎しみ、怒りのことを人は運命と呼ぶのかもしれない。
運命の息子ってそういうことか。
と気がついた時、流石に一旦本を閉じました。
12巻読んできたダレン・シャン、全てを巻き上げるような終わりでした。この本を私が12巻一気に読み切ったということは、闇の帝王は誕生せず、現実のダレンが作家として大成したということなのでしょう。
運命に抗うという物語の構造がわたしはとても好きです。結局結果のことを運命と呼んでいるだけで、未来のことは何もわからない。この物語の主人公だったダレンが「消えた」あとに、苦しむことなく、その一部だけでもクレプスリーに会うことができますように。
しかしスティーブには何も、何一つも救済がなかったなと。でももしかすると精霊の湖から3万年くらい経ったらエバンナがスティーブを引き上げてくれるのかもしれないと思います。
どこの時代でもどこの世界でも生き残った登場人物たちが傷つかずにいられますように。
Posted by ブクログ
感情がまとまらない……
一言で言うと、最高。
辛かったたくさんのシーンが、明るくて優しく気持ちに変わった。
戦いのシーンとかあんなに辛かったのに、これまでの暗さが一気に解放されて、初めの巻の頃の、児童文学らしさにつながって、今は解放感がすごい。
こんなに綺麗に伏線回収される長編シリーズは初めて。
主人公は、きみかもしれない!みたいな児童文学らしさ好き。
途中推しが死んだり、残酷なシーンも多くて、読んでて苦しいことたくさんあったけど、この最終巻でこのシリーズ大好きになった。
希望に満ちて、未来に前向きで、優しい結末だった。
読む手が止まらなかった。
また一巻から読みたい。それくらい伏線がすごい作品だった!
Posted by ブクログ
ダレンシャン、全12巻読み終わりました。
幼い頃、ハリーポッターが大好きで小学生の頃は専らハリーポッターばかり読んでいました。
そのことをふと友だちに話すと、ハリーポッター好きなら絶対これも好きだから読んでみて!とダレンシャンを貸してもらいました。
1巻を読んで私はすぐにダレンやクレプスリーの虜になりました。
私自身毎日勉強や実習があるなかで思うように読書ができない時もありましたが、早く続きが読みたい!!となりました。
本当に序盤からハラハラドキドキが止まらなくて、まるで自分もバンパイア(リトルピープルかも…?)としてダレンの側にいるような感覚で読み進められました。
特に力量の試練の時とかは本当にハラハラしてました笑
段々と後半になるにつれて、傷のある者の戦が始まると好きだったキャラが亡くなる場面も増えてきて、その度に悲しくなりました。
途中、ダレンが怒りに支配されそうになった場面はもし自分だったら怒りを抑えられるのかな…とか色々考えました。
全て読み終えたときになんだかとても不思議な温かいような、悲しいような、そんな感覚に包まれました。ただ、彼の物語をもっと読んでいたかったなと感じました。
本当に読んでよかったと思います。これは何歳でも楽しめる作品なんじゃないかと思いました!!
この短い人生の中で本を通じてダレンを知れてよかった!!!
Posted by ブクログ
やっとシリーズ読み終わりました…長かった〜
自分的には面白かったです。結末も良かった。残念なのはクレプスリーくらいですかね。読み終わったら本は捨てようと思ってましたが、とっておく事にしました。またいつか読みます。
Posted by ブクログ
ダレンシャン最終巻。
ついにバンパニーズ大王との勝負に決着が!
そしてついに明かされた傷ある者の戦の真実...
運命を変えるためにとったダレンシャンの行動とは!
ついについにダレンシャン完結!!!
長編ものの小説は初めてだったから読み終えれるか不安だったけど、読み出したら止まらない止まらない!
最後のオチとしてはこれしかないって感じだけど、残りのみんなの近況はきになるところ。
ほんとに児童向けの本とは思えないぐらい深い暗いテーマで決してハッピーエンドとは言えない結末...
でもダレンシャンの冒険を一緒に読み解くことによりたくさんの事を感じることが出来たと思う。
大事な人を次々と失い我を忘れかけた時に思い出した恩師の言葉
「人を傷つけることを好んではいけない、憎しみに人生をゆだねてはいけない。」
この言葉に忠実だったからこそ、ダレンシャンはギリギリで思いとどまることが出来たんだろうなぁ。
たくさんのことを教えてくれたダレンシャン。
ダレンのように決して悔いのない人生を送れるようにがんばろう。
死してなお、勝利の栄冠に輝かんことを!
Posted by ブクログ
【あらすじ】
ダレンとスティーブがまだ人間の少年だったころ―、ふたりが遊んだ故郷で、最後の決戦が始まる。この世界はミスター・タイニーの思惑どおり、破滅に向かうしかないのか?『ダレン・シャン』の物語、おどろきの結末へ。
【感想】
Posted by ブクログ
最後は号泣。今までカラフルな表紙が大好きで集めていたのに、もうこれで終わりだなんて。。
寂しくなるな。本当にダレンも成長したけど、一緒になって私も成長できた感じ。ぜひ将来、自分の子どもにも読ませたいと思った。
Posted by ブクログ
読者を上手く巻き込んでくれた。
ダークファンタジーついに完結。
しかしこれで終われてるのか・・
タイニーは果たしてどうなったのか。
タイニーをリトルピープルにしちゃえば良いのに。
ハーキャットは、デビーは、元気にやっているのだろうか。
過去に戻ったときは、クレスプリーに抱きつきたい衝動や
話しかけたい衝動、
色々あって泣きそうでした。
ダレンがスティーブを信じて闇の世界へ
行って、とんでもない展開になったストーリーが幕を閉じましたね。
分かりやすかったけど
最後まで展開にうずうずしました。
Posted by ブクログ
ハリーポッターみたいに子供向け向けした内容なのかと思いながら読み出した(ちなみにハリーポッターはそこまですご~い面白~いとは思わなかった)。読み出してびっくり、大体子供向けの話はストーリ展開がよそうできるが、このシリーズは最終巻まで予測不可能。終わり方も、好きずきでしょうが私は割と好きでした。
予想を裏切り続けたので★×5
Posted by ブクログ
一応作品にその手の描写(ぼかしてる)のが入るので
進める年代としては中・高校生向けだろうね。
ただしいえることは提示された運命は
確かに回避はできないものかもしれないけど
そこに新たな枝を伸ばせる可能性はあるということ。
かなり酷な行動であったけれども
ダレンは当初なるはずだった運命を
予期しない形で突破したのよ。
だからこそ運命を見られるエバンナを
奮起させることができて
その不備をしっかりついたうえで
あの時代へと戻したの。
これだけは覚えておいてほしい。
昨今のSNSのふるまい。
あるものに参加しているやつら
スティーブのようになりたければ続けなさいな。
必ずどこかの形で
反動は来るからね。
Posted by ブクログ
バンパイア元帥であるダレンとバンパニーズ大王のスティーブが戦い、ダレンが勝ってハッピーエンド。
前巻を読むまではそう予想していたのだけど、どちらが勝っても勝者が闇の帝王となって世界が滅ぶというのなら、物語の落としどころはどこにあるのか。
ふんふん、なるほど、そう来たか。
という決着をつけたあとも、まだ本の半分をちょっと過ぎたくらい。
ダレンの行動がエバンナの心を動かし、エバンナの決意が人類の未来に希望を灯す。
善意だけではない、人の心のダークな部分や弱いところもしっかり書かれ、判断ミスには大いなるツケを払わされ、辛い部分の多かった物語だったけど、最後は明るい気持ちで本を閉じることができる。
それと、自分のできることには全力を尽くすとして、出来ない事は他人を信じて託すことの大切さ、つまり仲間を信じることなども書かれていて、ようやくこれが児童文学であることに思い至りました。
辛いし大変だし必ずしも報われるとは限らないのに、不幸ではない。
これは、未来を担う若い人たちへの、大切なメッセージなのだと思いました。
Posted by ブクログ
遂に最終巻。
ダレン・シャンの決めたバンパニーズ大王との戦いの結末は想像通りだったけど、てっきりバンパイア・マウンテンに行く時に死んでしまった片割れが最期かと思っていたので、それとは関係なしにただ消えていく結末が意外だった。
ミスタータイニーは本が好きでは無いということで、特折思い出したように登場した日記帳がここまで重要アイテムになるとは。
それが冒頭に繋がる、そして著者名にも繋がるという仕組みは好きだ。
大王との戦いの時には傍にいたいといっていたハーキャットは、他の戦いに追われて願いは叶わなかった。しかし、同じ状態で復活したダレン・シャンとして、また再会くらいはして欲しかった。様々なキャラクターが登場して掻き乱した割には、最後は静かにダレン・シャン(とミスタートール)で終わった。
世の中はミスタータイニーのままごとに過ぎない。そして、エバンナの訴えでダレン・シャンは復活し、運命とはそんな気まぐれなものなのかとも思う。
本シリーズの後半、ダレン・シャンの妹アニーが大王スティーブの子を産んでいたり、エバンナもダレン・シャンを復活させるための取引としてガネンとバンチャの双子を未籠もり、ダレン・シャンとスティーブにしてもミスタータイニーがこっそり身篭らせて産ませたとし、結構性的に入り乱れている。行為こそ書かれないが、そうゆう点であまり子供向けではない。
最終巻なだけあって、冒頭でも、湖の中でも、回想シーンが同じような内容で長すぎる。
Posted by ブクログ
正直、このオチかあ…という感じ。
ハーキャット=カーダのあたりでその香りはしていたけど、やっぱりか、という。
スティーブとの最終対決も、予言があったとはいえ、バンパイアたちの加勢がなかったのもよくわかんないし、真のラスボス、ミスタータイニーとエバンナの行動原理もよくわからない。なんで?
とはいえ最後まで楽しく読みました。オチは不服。
Posted by ブクログ
では。感想。
11と比べ12は低いけど、前半分は結構楽しめた。
終わりに行くにつれて冗長になっている。また、もう少しエンディングを練って欲しかった。
1巻で思い描いたのと同じ結末が待っていた。
以下
メモ
いちいち全部振り返らなくていいのに……と毎回のことなんだが今さら書いた笑 これは筋には関係なし。
最終話だ。ついに。
そういや、最後の初めに言っとけば、細かい伏線の雑さには、目を瞑らなければ読めないよ
どうなる。
あーそういや、1巻から思っていたんだが、ダレンがあまりにも、幼稚すぎるのが、目に付いた。まあストーリーの上で仕方ないと言えばそうなんだけど。12歳くらいの子供のときだったらダレンに共感できたのかな?
まあそうね、ここまで書いたから書くけど、当時、18年前になるか、最もエキサイティングだったとこは、クレプスリーの「死してなお〜」のくだりだったな(厨2感。笑)。
いまは全然ちがう。読み方が本当に変わったな。
分析するのはめんどいので、11巻がいっちゃん好かったってことだけ。
やーまだ12巻読んでないんですが