【感想・ネタバレ】ダレン・シャン9 夜明けの覇者のレビュー

あらすじ

世界中で大ヒットした英国産ダークファンタジーの超大作、第9弾!
世代を超えて大人たちもハマってしまった児童文学の最高傑作!

ダークさ満載のストーリー、不気味にキャラ立ちした登場人物の不可思議な魅力。
先の読めないどんでん返しの連続、そして、読み終わったときの心にずしんとひびく人間社会へのアイロニー。
優等生ファンタジーと一線を画した本作品をシリーズでお楽しみください!

バンパニーズ大王を倒す旅に出た主人公ダレンたちは、逆にひどい罠にかかり、苦境に陥る。そして、思いもかけぬ展開が待ち受けることとなった。ますますおもしろくなるストーリーに目が離せなくなる。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

どうしてこんなことに
わかっていたけれども
わかっていたけれども
どうしてこんなことに

"「よいかダレン、憎しみに人生をゆだねるな。我が輩が死んでも、かたきなどとらんでよい。自由に生きろ。やけになり、復讐にとりつかれ、ゆがんだ生きかたをするでない」"

クレプスリーが亡くなる今作。シリーズもとんでもないターニングポイントに来たと思います。
なんとなく「スティーブがバンパニーズ大王だろうな」という気はしていたのですがここまで引っ張るとは。
ああ。終盤のダレンの空想とクレプスリーのむごい死。
このあとどうなってしまうんでしょう……10巻も心して読みます。

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2024年12月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ダレンシャン9巻。
ついに判明したバンパニーズ大王の正体。
それはやはり無二の親友スティーブ・レパードだった!
しくまれた罠にバンパイア一族はクレプスリーまでも失ってしまう...
当初は憎しみもあったが、いつしか師と仰ぐようになったクレプスリーとの別れ。
ダレンは立ち直ることが出来るのか...
バンパイア一族の運命やいかに。

まさかまさかの展開の連発。
スティーブの悪っぷりに反吐がでる。
でもそれ以上にクレプスリーとの別れが。
無駄死にだ!って怒ったダレンだけど、きっとクレプスリーを尊敬しすぎてたのかなって思えてつらすぎる!

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2018年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【あらすじ】
バンパニーズ大王をたおせなければ、バンパイア一族は全滅してしまう―。大王をたおすハンターとなったダレンは、敵にデビーをうばわれ、苦戦を強いられる。謎につつまれたバンパニーズ大王との、つぎの出会いは。

【感想】

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2017年08月19日

Posted by ブクログ

ネタバレ

完全に胸糞わるいトラウマ巻。
7.8.9巻は元帥になったダレンとパンパニーズ大王対決。

シリーズ最初の頃のような怖さは薄れてきているけれど、どんどん残酷な運命に飲まれていくダレン。

クレプスリー、無事でいてくれとずっと願いながら読んでいたけど、嫌な予感通りに、いってしまった。
あと、パンパニーズ大王の正体も、予想通り。
だろうと思ったよ、スティーブ、性格悪すぎるもんな。唯一予想外なのはウルフマンに腕を喰われた彼ね。生きてたんかい。

ダレンが復讐の炎に取り憑かれないことを祈る。

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2023年12月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

多くは語りたくはないです。
児童小説一、キッツい描写が
お待ちしております…
覚悟の上で手に取ってください。

これ子どもだったら立ち直れないクラス。
大人でもこの有様ですので。

もうね、打ちひしがれるのよ。
何も言葉が出ねぇ。

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2023年08月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

スティーブに騙されてバンパニーズに囲まれたダレンたち。
なんとか逃げ出したものの、連続殺人犯として警察に捕まってしまう。
しかし、バンパニーズ大王を倒さないことにはバンパイア一族が全滅してしまうばかりか、人間たちだって命が危ない。

なんとか警察から脱出してバンパニーズと対決することができたものの、その対決で衝撃の出来事が起きる。
さらに追い打ちをかけるように囁かれたスティーブの一言。

明らかにこの巻が物語の転換点と思われる。
作者のストーリー運びは容赦ないなあと思いつつ、次巻を待つ。

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2022年12月26日

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ネタバレ

引っ掛け話がくるとは笑
死に際のやりとりの最中、ガネンが苦しんでいるのが面白い。
呆気なく死んだのは残念だが、もともと3人のうち2人は死ぬと予言されていたので、このタイミングで死ぬのは妥当かなとも思った。
まさか警部も仲間に加わるとは思わなかったのでそこも面白かった。
しかし、全体的に予定調和で意外性はあまり感じなかった。

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2024年05月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

シリーズ9作目。
バンパニーズ大王を追ってクレプスリーの故郷にやってきたダレンたちは、バンパニーズの罠にはまり追い詰められます。さらには町を襲っていたバンパニーズの犯行の濡れ衣を着せられ、警察や自警団にも追われる羽目に。
ついに大王と直接対決する機会を得、クレプスリーが辛くも大王に勝利しましたが、クレプスリーもスティーブ・レパードにより帰らぬ人となってしまいます。
さらに、クレプスリーが倒したバンパニーズ大王は影武者であったこと、そして本当のバンパニーズ大王はスティーブであったことがわかり、ダレンはさらに深い絶望へと落ちてゆきます。

残りのチャンスは2回。
果たして、どういった結末になるのでしょうか。

解説でも触れられていましたが、このシリーズ作品の初めに書かれていた一節、「現実の世界はきたないし、とても厳しい。主人公がどうなろうとおかまいなしで、ハッピーエンドなどそっちのけだ。人は死ぬし、けんかには負けるし、悪が善に勝つ」という言葉の意味がこの9作目でわかるような気がします。

物語の展開はスピード感がありましたし、7,8作目に比べると戦いの描写も臨場感があってよかったと思います。全体として、かなり盛り上がりもあるよい話だったとは思いますが、クレプスリーが死んでしまったことに対するショックが大きくて、あまり「読みかえしたい」とは思えない巻になってしまいそうです。
ダレンの師であり、父代わりであり、友でもあった、ラーテン・クレプスリーの存在は大きく、ダレンの心痛は察するに余りあります。
クレプスリーの最期の「憎しみに人生をゆだねるな。吾輩が死んでも、かたきなどとらんでよい。自由に生きろ。やけになり、復讐にとりつかれ、ゆがんだ生きかたをするでない。」という言葉をダレンには大切にしてもらいたいと思います。
もちろん、バンパニーズ大王であるスティーブは、クレプスリーのかたきであるだけでなく、一族にとって最大の敵ですが、かれを殺すことだけを目的として生きるのではない、もう少し「救い」のある生き方が綴られることを期待します。

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2019年01月13日

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