【感想・ネタバレ】山里の釣りからのレビュー

あらすじ

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利根川の支流・神流川の源流域の村で岩魚や山女を釣り、小さな畑で野菜を育てる。そのような暮らしのなかで、「川の思想」から「水の思想」への変質や、本来「広義の労働」と「狭義の労働」の二面が会った村人の労働の姿の変貌をとらえる思索的なエッセイ。その後の考察の出発点となった記念碑的作品である。ほかに「岩魚が老いる」など、釣りにかかわるエッセイ5編を収録する。

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Posted by ブクログ

ここには内山節の原風景がある、と思う。
釣りをしに山里に入り、里の人々と交歓しながら釣りと自然との関わりを学ぶ。
釣りをするということは、魚の習性を知ることであり、川と山と季節を知ることであり、自らの心身を練磨することでもある。
内山の労働哲学と自然哲学の源を生き生きと見せてくれる好著。

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2023年10月09日

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