あらすじ
織江が実の娘であることを知った松浦静山。だが静山は、織江にそれを知らせぬまま、ひそかに守りつづけることを決意する。一方、織江は江戸の市中に潜み、母の死、そして一生追われ続けるという過酷な運命に打ちのめされ、酒に溺れる日々を送っていた。時には死すら、頭をよぎる──。そんな織江を捕らえるため、新たな刺客が放たれた。「夜に溶ける」と噂される不気味な忍びの正体は? 大人気シリーズ、緊迫の第6弾!
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Posted by ブクログ
5巻がものすごい急展開だったので、
今回は本筋の方があまり動かなくて物足りないようなホッとしたような。
個人的な事情で読むのに間をあけてしまったので
今回みたいに謎解き主体で本筋がゆったり進むのはインターバルという感じで
有り難かったというのはあるが。
くノ一としては優秀なはずの織江なのに、酒浸りになって乱れてしまうところ、
更に立ち直るきっかけが彦馬がやるように謎解きをしようと思い立つという辺りが
普通の女の子っぽくて可愛かった。
織江を取り逃がした川村真一郎が更に執着を募らせるところはやっぱり怖い。
とはいえ、部下のお庭番たちにはその恋心(執着)をことごとく見破られている辺り
まだまだ青いな( ̄ー+ ̄)、という気がしないでもない(笑)。
夜な夜な雅江の墓参りに訪れる鳥居耀蔵共々可愛く見えてくるところが不可解(爆)。
とはいっても刺客として宵闇順平を差し向け、
尚且つ直ぐには殺すなとか言っちゃう川村は可愛くないけど。
雁二郎の正体が明らかになって吃驚した。
正体がそれなら、あの並外れた洞察力も納得がいく。
というか、あれだけ大幅に鯖を読む雁二郎も雁二郎だが
それをあっさり信じてしまう彦馬も彦馬だよなぁ、と思ったり思わなかったり(笑)。
その純朴さが彦馬の可愛くていいところなんだろうけど。
Posted by ブクログ
うーむ、今回は期待に反して低調な気が。。。なかなか進みません。第5話でやっと。なんと雁二郎の正体が。宵闇順平が意外とあっさり、少しもの足りない。でも、織江が無事で良かった。
Posted by ブクログ
抜け忍となり追われ続けることになった織江。激しい戦闘の末に母を喪った織江は何をする気にもなれず、母が準備していた潜伏先で酒に溺れた生活を送っていたが…。
父だと名乗らず影ながら織江を守ろうとする静山。織江に刺客が放たれ、魔の手は静山の近くまで延びてきてハラハラとする展開でした。亡くなった織江の母の墓参りに行こうとした彦馬の存在を刺客に知られてしまい、織江に危機が迫ります。その危機を救ったのが意外な人物でした。雁二郎って何者!?
益々続きが気になって仕方ないシリーズです。