あらすじ
半額弁当争奪バトルに青春を賭(か)ける佐藤洋(さとう よう)は、ひょんなことから未曾有(みぞう)の経済危機に陥り、『変態』の二つ名を体現する日々を送っていた。そんなある日、修学旅行で槍水(やりずい)が不在になる間、佐藤は彼女の縄張りであるスーパーを託されることに。しかし槍水と入れ替わるようにHP(ハーフプライサー)同好会に烏頭(うず)みことと名乗る美人OGが現れ、佐藤は彼女に翻弄されてしまうのだった。烏頭はかつてHP部が解散するに至った原因は槍水にあると告げるのだが――。毒を食らわば皿まで!「狼」の誇りを持って落とし前はきっちりつけろ!庶民派シリアスギャグアクション第8作!
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Posted by ブクログ
評価:☆4.5
庶民派シリアスギャグアクション第8作。
親からの仕送りが途絶えて経済危機に陥る佐藤。目をギラつかせる化け物こと白粉(平常運転)。
槍水先輩が修学旅行で不在の中、かつてのHP同好会のメンバーである烏頭みことと名乗る美人OGが表れて佐藤を翻弄する。
概要はこんな感じ。
もう前半の佐藤に餌付けをする白粉が面白すぎてww
フランクフルトとか食べさせるのは王道だけど、佐藤が諸事情により全く気づいてないのが笑えるw
そして明かされる驚愕の真実。
マラソン大会の存在理由、それは――
つ『ブルマを穿いて走る女の子のケツを長時間眺めるため』
アホかwwww
自分では学生時代にその境地まで達せなかったぜ・・・矢部くんのブルマ知識には感服せざるを得ないw
太陽と息子をSANと書くと思っている佐藤父、高段位桜桃少年団(ハイクラスチェリーボーイズ)、格ゲーで弱パンで女キャラの声を愉しむ矢部くんetc・・・こいつらまともじゃねぇ!w
そしてそんなコミカルな前半とは打って変わって熱い後半。
槍水先輩がいなくても、いやいないからこそ狼としての誇りと矜持を奮い立たせて烏頭に向かっていく佐藤の姿はカッコよかった。
それが今まで戦ってきた人達に助けられてというのだから尚更。そういうのも強さの一つだと思うな。
オルトロスの純粋な狼として強者を求める姿も、普段との姿とのギャップもあって熱くていい。
丁度腹減ってるときに読んだのでロールキャベツの描写には思わず唾液が・・・(笑)
HP部崩壊の真実の一端は明らかになったけどまだ全貌は見えてないので、それはこれから明かされていくのでしょう。
狼達の戦いは続く。
Posted by ブクログ
今回はウルフズベインこと烏頭みこととの戦い。
烏頭は、旧HP部だった先輩だが、HP部崩壊に関わっており、敵か味方かわからないまま洋に接近してくる。
目的を隠した烏頭と、その独特の戦い方から、陰気な展開でいつもの熱血さはあまりない。いつもなら1度負けても2度目でリベンジするが、今回は何度も負け続ける。
珍しく魔導師が登場するが、修学旅行のため槍水仙がほとんど出ないことが残念。
Posted by ブクログ
今回は著莪の出番が少なく、仙も不在なため烏頭といった初登場のキャラが目立つ、あと白梅様。
他の方も言っているが原点回帰の一冊。ストーリー的にも争奪戦とは? 狼とは? を思い出させてくれる。洋の武勇伝も健在。んぅ~~~。
ただある意味今回の話の中心である魔術師の戦いが無かったのが消化不良といえば消化不良か。