あらすじ
半額弁当バトルに青春を賭(か)ける高校生・佐藤洋(さとう よう)。ある日、佐藤は自分に凄腕(すごうで)の『狼(おおかみ)』の証(あかし)である二つ名がついていることを知る。しかし、その名は理想とはかけ離れた悲惨なものだった――! 同じ頃、戦場に圧倒的な力を持った双子の沢桔(さわぎ)姉妹が現れ、次々と弁当を奪取していく。彼女らには訳ありの過去があり…!? さらにHP(ハーフプライサー)同好会に迫る死神の魔の手に槍水(やりずい)が最大の危機を迎える! ――半額シールが舞う時、『狼』たちの咆哮(ほうこう)が上がる! 空腹を力にただ前へ! 力の限りその手をのばし、弁当と勝利をつかめ! 庶民派シリアス・ギャグアクション、人気もうなぎ昇りの第3弾。
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Posted by ブクログ
半額弁当を巡る物語です。
とにかく、腹が減り、セガサターンを起動したくなる小説です。
今回のメインキャラは、主人公佐藤の幼馴染の著我が居る学校の生徒会の会長&副会長ですね。
前巻の続き的に、佐藤がパンツ一丁で走り回っていたのと、著我が学校に潜入したことを相殺して学校同士の仲が悪くならない状態になったところから開始です。
あと、新キャラの井ノ上あせびがある種のキーキャラですかね。
この子のおかげで、槍水先輩も著我も佐藤も散々な目に会いますし。
佐藤も二つ名がようやく付いたんですが…厄介な二つ名が付いています。
会長&副会長はオルトロスという二つ名をかなり昔から持っていてコンビの戦闘がアホみたいに強いです。
で、地元で食らい付くしたところで、佐藤たちの領域に侵攻してきます。
オルトロスは過去に別の地域で半額弁当の争いでトラウマがあり、そのトラウマをほじくり返してオルトロスを潰しに来るやつも居るのですが…佐藤たちの居る地域でそれをやろうとしたところ、バカにされ無視されトボトボ去っていくわけですが、この辺が読んでてすごくいい気分でしたね。狼たちは強いです。
佐藤と槍水の関係がちょっと変わってきてるのかなとも思ったり。
ところどころ爆笑しながら読んで居たわけですが、非常に楽しくていいです。
夜中に読むと腹がへるので注意。
Posted by ブクログ
ベン・トーではじめて泣いたエピソードである「オルトロス編」が収録されています。
終盤の展開に感極まって、思わず「そういうことか…」と呟いてしまったほど。この巻でベン・トーという作品が大好きになりました。
Posted by ブクログ
この作者、巻を重ねるごとに弁当の描写が上手くなってきている気がする。
先輩がゲットしたチーズカツ弁当を食べる描写がすごい!
夜中の小腹が空いた時間帯に読んだら軽い拷問だったw
Posted by ブクログ
半額弁当に情熱を注ぐ人達の物語。個性的な双子メインのストーリー。前回よりも文章に惹かれた。弁当の描写が素晴らしい。読んでいると、お腹が空いてくる…。