あらすじ
空には満月。その光を浴びて、疾風のように駆け抜ける赤い影。手には一振りの日本刀を携え、ビルからビルへ跳躍を繰り返す。ジローは疾走する。弟を取り戻すために。己の願いを叶えるために――そして。敵を確認し、牙を閃かせて笑う。今の自分は、どんな相手でも滅ぼせると知っているから。特区。滅び去ったはずの吸血鬼が、人間と共存できる世界で唯一の場所。その特区で、吸血鬼・望月ジローとコタロウの兄弟と、人間・葛城ミミコが出会った時、運命は孵化へと進み始める!!
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Posted by ブクログ
評価:☆4
黒と赤に彩られた生と死、そしてそれを超越した吸血鬼の物語、ここに開幕!
最近では東京レイヴンズもアニメになってましたが、同作者のBLACK BLOOD BROTHERS、全部集め終わったので読み始めることに。
主人公?であるジローとコタローはワケありの吸血鬼、ヒロインのミミコは吸血鬼と人との間を取り持つ調停官といった感じ。
出会いのシーンはショッキングすぎて笑ったw
ジローの基本はクールでひねくれてる感じだけど、根は真面目で人に甘かったり激昂することもあるという性格が主人公にしてはちょっと珍しい感じで新鮮。
ジローの血統に課された宿命はそのまま結末を物語っているのだろうか。
設定、世界観説明がメインの巻でしたが、それも含めて先が気になる1巻でした。