【感想・ネタバレ】バッテリーIVのレビュー

あらすじ

「戸村の声がかすれて、低くなる。『永倉、おまえ、やめるか?』身体が震えた。ずっと考えていたことだった……」強豪校・横手との練習試合で敗れた巧。キャッチャーとして球を捕り切れなかった豪は、部活でも巧を避け続ける。同じ頃、中途半端に終わった試合の再開申し入れのため、横手の門脇と瑞垣が新田に現れるが!? 3歳の巧を描いた短編「空を仰いで」収録。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

ああ、ハラハラもやもやした。
姫さん姫さんゆーてイライラした。
立ち直れて良かったー!

こういう崩れ方があるのか、と
切なかった。

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2023年08月30日

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ネタバレ

端垣ーーーーーー!!!!!

ってなります。序盤から最後まで本当に。

豪は真面目なんだよなーとつくづく思ってしまいます。見て見ぬふり、わかったふりをすればいいところをできない。物分りがよすぎるのか、悪いのか。真面目でやっぱりまだ中学1年生なんだよなと。
端垣の言われた言葉がこんなに豪に重くのしかかるとは……。でも遅かれ早かれな気もしました。
そして巧は本当に不器用!!!!お前は!なんでそんな不器用なんだ!とずーーーーっとはらはらしてしまいました。

端垣によって崩されたバッテリーがどう復活をとげ進化していくのかが楽しみですね。

端垣も門脇の傍にいることでいろいろと抱えていたものがあるからこそ豪にああいうことが言えたのかな。バッテリーを壊したのも復活のアドバイスをくれたのも端垣。

端垣結構好きなキャラです。
あと海音寺と端垣の会話いいですね。好きです。飄々とした端垣を戸惑わせる男海音寺。もぉ1度絡んで欲しい気もしますね。

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2023年06月24日

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ネタバレ

練習試合の後の2人の描写から始まる。何が起こったか、がだんだんわかっていくような構成。強豪校との練習試合で打ち負かされた巧とキャッチャーとし負けた豪。彼らが自分の弱さを認めて前を向こうとする今作だった。
また、最後にライバルたちを交えて野球という遊びをしていたのが印象的だった。

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2023年06月16日

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ネタバレ

バッテリー4作目。
表紙の絵の通り、豪の章だなぁと思って読んでいたが、海音寺も、吉貞も、俊二もいい。
吉貞と俊二、3作目まではキャラかぶりだなぁ、書き分けれてる?キャラ出し過ぎて限界?なんて思ってたけど。
なんのなんの、俊二のキャラの底が見えてきて、吉貞とは全然違う根っこの人物だ。

随分前に、読んだことがあるけど、おおかた忘れてきて2度目に読んでいる。
けど飽きることなく、楽しませてくれます。

巧のランニングから始まり、巧のランニングで物語が終わる。日課のランニングに出かける巧の心情が始まりと終わりで180度違う。
その構成も、なんとも素敵でした。

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2019年04月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

「どんなすごい球を投げられても、打たれちゃおしまいじゃ。まあまあの球で、一試合、ちゃんと投げきったとうが、なんぼかチームのためじゃねえか。原田の力を百パーセントひっぱり出すことなんか、必要ねえんだよ」
「今、うちのチームに必要なキャッチャーはな、十割の球を要求するキャッチャーじゃない。七割の力で、相手打線をおさえるリードをするキャッチャーなんじゃ。あいつなら、7割で充分。高槻さんだっておる。ええか、東谷、キャッチャーってのは、ピッチャーよ最高の球を捕るために、おるんじゃねえ。勝つためのリードとキャッチングをするために、おるんじゃ」

野球とは、他の何にもすり替えることは、できない。チームのために、名誉のために、根性や精神を養うために、金のために、内申のために、友達のために、家族のために、国のために、、、。なんのためでもない。体がかかえこんだ本能だった。

秀吾が嫌なやつなら、野球が天才なだけのアホなやつなら、軽蔑もできた。それが、どうだ。単純でおりこうさんでマジメくんだ。鼻持ちならない傲慢さも、他人を見下す愚かさも、ない。天才で、けっこういいやつで、幼なじみだ。最悪だろう、海音寺。

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2022年09月17日

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