【感想・ネタバレ】召抱 奥右筆秘帳(九)のレビュー

あらすじ

復権を狙う松平定信は、奥右筆潰しを画策。しがない武家の次男、柊衛悟にありえない新規召し抱えの話が。併右衛門の一人娘瑞紀との婚約もこれで消滅してしまうのか。筆を武器とする奥右筆の虚を衝かれてしまった併右衛門に、幕府転覆を企てる闇の僧兵らも襲いかかる! 人気爆発シリーズ、波瀾の第九巻! <文庫書下ろし> (講談社文庫)

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Posted by ブクログ

ネタバレ

読書には他にする事が無いから読む本と、何を差し置いてでも読みたい本の二種類がありますが、私にとって本作は正に後者に当たります。本シリーズは、徳川十一代将軍家斉を取り巻く陰謀に巻き込まれる奥祐筆組頭とその警護に雇われた隣人剣士(今は娘婿に内定)の話ですが、今回は成長著しい娘婿の柊衞悟の剣戟が冴え渡っています。第一作から見守ってきたファンにはたまらない展開です。立花併右衞門も今回だけは筆は剣より強しと言う訳にいきませんでしたが、今までのフラストレーションが一気に吹き飛びました。このシリーズ本当に面白いです。

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2012年06月10日

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