あらすじ
照月堂の主・久兵衛の菓子作りの才に対して、警戒を見せる上野氷川屋の主人・勘右衛門。久兵衛の味を盗もうとしてか、久兵衛の弟子で、先ごろ自分の店を開いたばかりの辰五郎を引き抜こうと、卑怯な策を仕掛けてくる。そんな父のやり方を憂う氷川屋の跡取り娘・しのぶは、友であるなつめや照月堂の皆に顔向けできないと意気消沈していた。なつめは元気を出してほしくて、しのぶとある約束をして──。大人気書き下ろし時代小説シリーズ、第四巻。
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Posted by ブクログ
うーん奥が深いですねえ!
草餅を七草で作り塩餡をいれる。
母親の愛情がつまった草餅です。
その頃は 家庭では塩餡だったんですね。
すみ江さんに食べてもらおうと思いつくった最中の月
久兵衛の作った六歌仙のお菓子
どれも食べてみたいですねえ!
最後の六歌仙のお菓子
死ぬ前に食べてみたいお菓子です。
Posted by ブクログ
氷川屋の圧力は、照月堂のみならず、
独り立ちした辰五郎の辰巳屋までを標的にします。
大店ならば、でんと構えていなさいよ、と思う。
よほど自信がないのだろうか、とも。
いよいよ菓子職人として厨房へ入り、
久兵衛から惜しみなく技術を伝授されるなつめ。
彼女の真摯な態度と、真っ直ぐな眼差しが
女だから、という色眼鏡を取っ払ってくれたのだろうな。
京都へ旅立った安吉がちらりと出てきます。
彼なりに背水の陣なので、なかなか大変な立場だけれど、がんばっているね。
修行先のお家も、いろいろありそう。
これから徐々にわかるのかしら。この風呂敷は回収されるかしら。
あと、いくら技術を教わったとて、
友だちに頼まれて、その子のお母さんの思い出の草餅や、
京都でよく食べていたという最中の月(仮にも店売りされてるものですよね)をすぐに作ることができるものだろうか。
答えありきで話が進んでいるような、
お膳立てが整いすぎている出来レースのような。
試行錯誤の描写があっさりとしすぎていて、悪い意味で苦労を感じさせないところが気になります。
みをつくし料理帖で、辛酸なめ尽くしてる澪ちゃんが基準になってるわたしの目は、きっと厳しいんだろうなぁ……
Posted by ブクログ
商売をしていれば競争は当然なのだけど、氷川屋さんのやり方はσ^_^;
そんな中でもなつめちゃんの修行は続き、ようやく餡を炊くまでに!
そして、氷川屋にはもったいないお嬢さんのしのぶちゃんの為に、一人で菓子をつくる日がやってくるのです。
今回も楽しかった(^^)
そして、虎屋とは言わない、梅園のあんみつ食べたいです‼️