【感想・ネタバレ】三国志(三)のレビュー

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ネタバレ

印象的な場面が多く、名将たちの何者をも恐れない強さに鳥肌が立つ。命がバタバタと失われて滅入るが、それ以上に、尽きない人間の魅力に惹きつけられた。
劉備玄徳の、世を人を想う言葉に感じ入る。今の世にも通じる普遍性があり幾分励まされるような形になった。容易く奪うのも、愛して信じるのも、どちらも人間のやることだから悩ましい。

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2021年07月14日

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ネタバレ

曹操は劉備と手を組み、呂布に仕えているが劉備を慕っている陳登・陳珪親子の協力を得て猛将呂布と偽皇帝袁術を滅ぼす。

都に凱旋した曹操はますます力を持ち、劉備と親しくする一方で帝をないがしろにする振る舞いをするようになる。これを憂えた帝は忠臣の董承将軍に曹操を討てという密書を渡す。董承は仲間を募り、打倒曹操の連判状に署名した。その中には劉備の名もあった。

しかしこの密書は曹操の知るところとなり、曹操の暗殺は失敗して董承らは処刑され、劉備も曹操に敗れて河北の袁紹を頼って逃走する。関羽は劉備の家族を守っていたが、城を攻め落とされやむなく曹操に降伏する。「劉備の行方が分かれば即座に劉備の元へ帰る」という条件つきで。

3巻のハイライトは曹操が劉備に「天下の英雄は君と自分だけだ」と言い当てたのと、関羽の降伏条件をのんだことかな。
曹操の懐の深さと優れた人材を愛する気持ちは計り知れないものがあるね。普通、脅威に思ってる敵の配下にこんな条件出されて、助けるばかりか厚くもてなすなんてなかなかできるもんじゃないよなあ。

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2013年10月11日

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ネタバレ

曹操の台頭。呂布と玄徳と曹操。呂布の最後。帝の秘勅。董承。曹操に追われた玄徳は袁紹、関羽は曹操の下に。

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2011年05月21日

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ネタバレ

劉備、張飛、関羽が離散し、各々が互いの行方を案じる。
いよいよ関羽の忠義が試され、証明される。
再開の項には思わず涙が滲む。

1,2巻と読んで劉備の徳に心惹かれていたけれど、ここにきて”奸雄”曹操の、大人物は誰彼問わず受け容れる大きさに清々しさを覚えた。

でも、やっぱりその裏には自己の権力の誇大、欲望が見え見えなので、やっぱり私は劉備が好きだなあ。

というか、3巻はまさに関羽のための巻であるなあ!
と、しみじみ。


四巻は遂に、孔明が現る。
早楽しみ。

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2011年02月12日

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呂布ついに倒れ、曹操の天下が訪れる。劉備は皇叔として官職に就くが、曹操打倒のクーデターに加担したがため都を落ち延びることに。敗戦により関羽、張飛とも別れ、関羽は曹操の軍門に下る。名馬との出会い、そして曹操のもとにあっても忠義を失わない関羽の義侠心に惚れる。張飛はあいかわらずせっかちだが、知略に長けた一勝をあげ、劉備も愚を装って曹操を欺くなどなかなかの野心家。

だんだん三国志らしさが出てきた。
曹操の勝負運強さには驚く。玄徳もなかなか貫禄が出てきた。

登場人物が多く、名前がややこしいので混乱するが、読み出すと止まらないおもしろさ。

智慧に溺れたあまりに命を縮めた偏屈学者の一件は、耳に痛い。現在にも通ずる人間模様。

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2014年10月03日

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ネタバレ

薫承(とうしょう)らの陰謀も叶わず曹操の天下に。
全てを手に入れたい曹操(そうそう)が次に望んだのは、なんと玄徳(げんとく)の腹心、関羽(かんう)だった。
これが実に、切ない片想いなので笑える。
曹操の恋、という表現も、男同士でも恋って言うんだーと納得。

変人の学者、禰衡(ねいこう)や、愚かな呂布(りょふ)の最後など、登場人物が相変わらず個性的で面白いんだけど多すぎて真剣に読んでいないとついていけない。

それにしても関羽かっこ良すぎ!
曹操に対しても、精一杯誠実に忠義を守ろうとするあたりが、惚れてしまう。
はっきり言って玄徳よりあなたが主役級。

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2013年05月20日

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