あらすじ
町役場に勤める昌典は、ある日、東京にいた親友・慎太郎の訃報を聞かされる。悲しむ間もなく葬儀の手伝いをしていると、突然見知らぬ青年が会場に現れた。男は実と名乗り、慎太郎の東京での友人で、四十九日の間はこちらにとどまるつもりだという。実を自宅に泊めることにした昌典は、その夜、誘われるがまま彼と一夜を共にしてしまい…!? 親友の死の真相、実の目的、昌典の秘めた恋――。謎と嘘が折り重なり、導き出される想いとは。山深い田舎町を舞台に二人の青年の不器用な恋を描く、珠玉のミステリアスBL! 電子限定おまけ付き!!
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切ないな、、、
死んだ人は戻ってこないけど、残された人は進んでいくのが伝わってきました。
脆い部分は誰にでもあって、それを誰かに見せることの出来ないことも経験があるし、死んでしまった人にしか分からない苦悩もあると思います。
ボリュームのある、とても素晴らしい作品でした。
切なくて堪らないけれど
表紙絵の「大号泣!」は、多分読み返したときに起きることだと思いました。
一読して、今はただ、良き苦しい程の困惑と、頭が空っぽになりそうな感慨に耽っています。
この作品は、読み手の受け取り方次第で、一コマ一コマの印象、台詞、モノローグの意味合いが揺さぶられる気がします。
読んで損は無いです。
それだけは言い切れます。
何度も泣きました。
ミステリアスな展開が多くて、それを追いかけながら、この表情はどんな感情なのだろうか、とか、この時はどんな想いだったのだろうか、イロイロ考えた。全てのフラグを回収出来た時、知っておくべきだった事と、これから先も知らなくていい事が程よく混じってあって、人って複雑なんだなぁ〜としみじみ思った。誰かに見せる姿が人によって変わるとか、どうしても隠したい想いがあったのか、とか。最後までわからなかったのは、自殺する人の気持ち。なぜどんな事もストッパーにならなかったのかがわからなかった。衝動的ではなく、何日もかけた計画性がある事が特にわからない。結果2人は知り合えたけど、やっぱり死んではいけないと強く思った。
親友の雰囲気がリアルで怖い
自殺してしまった明るいけど強がりで繊細な親友の人格が、そんなに詳しく描かれていないのにとてもリアルでゾッとした。
彼はなんで死んじゃったのかな。
色々考えさせられる話だった。
すごく切なくてすごく良かった!
親友の自殺から始まる、赤の他人の2人の関係性の変化や、徐々に距離を縮めていく感じがすごく良かった。
森の意味もわかって良かったです。
きれいな
きれいなお話し。なぜ死を選んだのか最後まで分からない。お話でなく、実際に死なれた家族や友人も、理由が分からない事も多いとおもう。共感し、悲しさや寂しさを共に過ごせる人がいたらすすめるのだろうか?いつまでもあのときと思うのは覚えていて、生きている限りつづくものだけど。
二人のこれからについては、読み終わり爽やかでよかった。
匿名
なんか切なすぎて、感想の言葉が浮かびません。
涙出ました。
背負わなくていいと、お母さん言ってくれたけど、そんな簡単にはいかないよね。
2人の気持ちが、最後通じあって幸せになることができますように。
切ないです。
一人で逝くのは、どれだけ淋しかっただろうと
思うと、なんともいえない気持ちになり、
心にずっしりきて、泣けてきます。
同時に、残された人のそれぞれの立場からの
思い、後悔の念を思うと、これもまたやりきれず
切ないです。
重めのお話ですが、心理描写や表情の描写など、とても素晴らしく、引き込まれる作品です。
たくさんの人に是非読んで欲しいと思いました。
匿名
涙
購入してから数年ぶりに再び読んでみました。
改めて読むとこんなにいいお話だったのかと、とても切なく涙がでました。BLだけど、BLだけではない、いろいろ考えさせられる作品。
最終的に2人が幸せに過ごしてくれていて、私の心も救われました。
好きな幼馴染の自死。それによって出会う昌典と実なんだけど、森という神秘的な舞台がある村でミステリアスな雰囲気と思ったら結構シリアスで心にずしっと痛みがありました。なんであの時もしかしたら彼は死ななかったのでは?と思いがちですがやっぱり慎太郎は同じ道を行ってたと思う。それだけ彼にしかわからない苦悩はあったのかなと。
なんというか
ハッピーエンドではあるけど、色々考えさせられる漫画です。
あとに残された人達の人生は続いていくわけで、あの時こうしてたらって思っても亡くなった人が帰って来る訳じゃないから、辛い。
なんて表せばいいか分からないけど、ただのBLじゃない深い漫画でした。
明かされない秘密。結局、死を選んだ理由は最後までわからない。
でもそのわからなさのまま、歩いていく日々がある。
それがかえってリアルで生々しく、悲しくもありました。
2人のこれからに幸あれ。
実くんじつは怪異とかそっち系か?とちょっと疑いましたが、ちゃんとめちゃくちゃ人間でした…(;_;) 残された側も残す側も違う辛さがあることを実感させられました。
慎太郎くん目線の話も読んでみたいなーと思いました
みのりの森
幼馴染の慎太郎の葬式に突然現れた実。
東京での友人だという実は、昌典が慎太郎の部屋を片付けるのを手伝うと言う。
四十九日までの約束で一つ屋根の下で暮らす二人は、慎太郎を失った寂しさ埋めるように体を重ねる。
明るく社交的な実は田舎の人間にも好かれるが、滞在を続けるのには訳があるようで……。
友人の死を悲しむ二人が前提にある物語なので、暗いと言えば暗いのですが、優しい人間しか出てこない優しい物語でした。
ずっと気になっていたけど
なかなか読む勇気が出なかった作品。
切なくて泣ける作品は好きですが
読むまですごく躊躇ってしまいます。
でもこの作品も読んで良かったと
思える作品でした。
故人を偲ぶお話です。
どんなに明るくても、内面は繊細で何を考えているか分かりません。そうなってしまうと「たられば」ばかり出てきてどうしようもなくなってしまいます。しかし、この作品に出てきた人達が決して傷の舐め合いではなく、前を向いていこうとすることができてよかったです。
Posted by ブクログ
初読時は自身の精神が人生で一番最悪の状態だったからか、帯文句通りにはならなかった。
けど、数ヶ月経ってちょっと落ち着いてから2回目に読んだときはちょっと泣けた。
3回目の読後に、今後大事に大事に扱っていきたい作品になった。
置いて行かれたふたりが恋愛に発展する話
戻るんじゃなくて、進む。追うんじゃなくて、何歩でも多く前に一緒に歩いてください
桜の花がかわいかった
BL描写求めてるーーー!!!て人にはちょっと重たいかも
感動
少し重めで怪しい雰囲気漂う作品ですが、最終的には2人前を向いて進んで行くハッピーエンドです。エロシーンはだいぶ少なめでストーリー重視な作品だと思います。
ふんわりします
今までずっと読むに読めずに。やっと決心して読みました。結果、号泣。
大切な人が、当たり前にこの世界にいた人が昇ってしまった時に、何を支えにすればいいのかなって考える最近の私にはとても刺さりました。
きっと静かに そのあとも、歩いていけると思います。
泣ける、、
大切な人の死というあまり良くない出会い方をした2人がお互いに助け合い思っていくというお話でした。最後の終わり方も個人的にとても好きでした。買ってよかったと思える作品です!
好き!!
読めてよかった。
幼馴染のことは誰もどうしようもない悲しい出来事だけど周りの人が少しずつでも前を向いていけそうでよかった。
『大号泣!』って
大号泣!って書かれてると、泣いちゃうんだー泣けるお話なんだーと先に思ってしまう。んで、結局泣いてない。
別に泣きたくて読んだ本じゃないけど、アオられて視点が変わってしまった感じ。
もったいなかったな。
もっと素直に読みたかった。
Posted by ブクログ
そこで生命線が切れているかのように
ぷつん、と切れることがある
BL漫画で、BL要素はもちろんあるし、エロもあるけれど
それよりも、自殺した友人の存在が大きすぎる
田舎で幼馴染として家族のように育った昌典と慎太郎、成長してそれぞれ地元と東京で日々を過ごしていく――
慎太郎の葬儀に、東京の友達だったと名乗る「みのる」は、昌典の悲しみを背負うかのように、ただ傍に居て将典の生命線を繋げてくれるが、彼には昌典には隠していることがあった。。。
以下、ネタバレです。
「残された」人たちが、大事な人の自殺をどう受け止めていくのか。
BLというジャンルでは、勿体ない作品です。
エロ要素もあるので、万人受けしないかもしれないけれど、個人的にはいろんな人に読んでもらいたい作品です。
「生きるのに疲れた、というよりも、死ぬことを決めて安心した」
という母へ向けた慎太郎の手紙が、すごく切なくて苦しくて、「死ぬ」ことを考えたことがある人にはすごくわかり過ぎる内容じゃないでしょうか。
いきなり、ぷつんと切れそうな時があって、そのタイミングで死んでもいいよっていう言葉があったら、死んでもおかしくないような、そんな時が私にはあります。
慎太郎にとって、「死んでもいいよ」のタイミングが実との出会いだったのかなって。
だからこそ、この作品はいろんな人の想いが、どの視点から見ても、もどかしく切ない気持ちが込み上げる作品だと思う。
誰も悪くないけど、悪くないからこそ、もしかしたらッていう気持ちが、拭えないんだろう。
また、この作品のすごいところは、1冊という短い中で、すべての想いを入れ込むために、すべてのタイミングをきちんと「想像させる」ことも含めて、構成が組まれているところだと思う。
「これから何しようかな」の実の言葉の次に、慎太郎の自殺したんだろうなっていう描写とか。昌典の手紙を慎太郎の描写で描くところとか。手紙を探した帰りに落ちた崖の、ふとした昌典の表情からの慎太郎へ語り掛けるところとか。
「昔のように背中を追えない」
もし、実がいなかったら、背中を追ってたかもしれないなぁ。
すべての言葉、描写が繋がる、繰り返し読むというより、繰り返し思い返し、「は!」って気づき、「死」を受け止めることについて、「死」というものについて、考えさせられる作品です。
ここまでべた褒めして、4なのは、
何故、「みのる」と名乗ったの?SNSで出会って、ハンドルネーム「みのる」だとしてもよ、慎太郎にも本名名乗らなかったの?確かに最後に実は~が欲しかったからなのかもしれないけど、ちょっと腑に落ちない。
あとは、表紙がさ~攻めと受け逆だと思ってたので、まぢで、おぉ?そっち?っていう?単純に好みの感じじゃなかったというそれだけ。で1引いた。。。
大切な人を亡くした悲しさから立ち直っていく様子が綺麗に描かれていました。
2人には幸せになってほしいです。
表紙で勝手に判断したので、受け攻めが自分のなかでの認識とは逆でした。
Posted by ブクログ
☆3.5
帯に大号泣と書いてあるのでちょっと読むのを躊躇ってたんだけど、ようやく。
こういう帯は、映画のアオリと一緒であんまり構えずに見るのがいいんだろうけど、まぁ、心に余裕がある時に読んだほうがいい作品ではある。
ま、自分比ではダウナー系でも軽めのほうとは思う。 死んだ友人の葬式でって言うのは、BLでは見たことのある設定。でもその関係性は目新しかったかな。
死んだ慎太郎が謎めいててミステリーみたいで面白かった。でもあくまでこの話は彼の死後なので、彼に会えないのがちょっと辛い。
これを書いたらネタバレかもだけど、ちゃんとハッピーエンド。
電子シーモア 白抜き。
読みごたえあり
ボリュームもあり、ストーリーも、怪しくも暗くも綺麗でもあり良きでした。
ただ、慎太郎の死の理由が最後までよくわからなく。手紙もズームして読んだけどよく分かりませんでした。
慎太郎の死と、実が昌典に惹かれるところ2点が急すぎて感情移入しきれず。なんとなく不完全燃焼。モヤモヤ。
個人的にはエンドランドの方が好みでした。
が、作者さんの作品をこれからも読みたいので応援しています!
良いお話でした( ¨̮ )
昌典が底知れない良い人、読んでいて心配になるほど。
実くんは目的があって慎太郎の故郷に行ったわけですが、昌典と過ごして前向きになれたのは良かったですね。
罪悪感や寂しさを埋めるように一緒にいた2人の関係が愛情に変わって嬉しかったです。
その後の2人の生活も見てみたいです。
せつない
死因はわからないけど、人の曖昧な感情や表されない気持ちが痛々しいほど伝わるストーリーでした。
2人の今後も読んでみたいです!
匿名
切ないね…
なんか、ずっと切ない感じが色々な意味で、たまらなくなってくるというか…とにかく、なんでも生きていればいい事もあるし、幸せにもなるんだなって2人を見て感じました😭もっと言えば凛太郎さんも生きてて欲しかったし、辛い…😭😭😭
死を選択した親友は母親が言う通り
繊細で脆い子だったのですね。
ミステリアスな雰囲気を醸し出しストーリーに
パンチをくれる実君。
最後は別れかと心配しましたが、
前に進む2人でホッとしました。
全297ページ。
表題作のみです。
ボリュームたっぷり。
切ないお話でした。
でも、切なく暗いだけじゃなくて、最後は前向きな感じだったので読後感はいいです。
エロもあるんだけど、ストーリーがすごく良かったです。
何とも言えない...
なんとも言えない感じです。話の全体としてはハッピーエンドで終わりますが、やっぱりどこか親友とのタラレバを考えちゃって、素直に良かったねと言えません... どこかまだ虚しい気持ちです。
ハマらんかった。。
評価高くて、『大号泣』と書いてて、試し読みして続きが気になったから購入したけど、『親友の死』という重たい内容を扱ってる割には、物語の展開は淡々としてた気がする。。🤔
慎太郎から昌典の話をずっと聞かされてた実くんが昌則に対して好意を抱くのは理解出来たけど、昌典が実くんの事を好きになる、これ❗️っていうキッカケがどこにあったのかいまいちよく分からんかった。。
成り行きで身体の関係を持って、ずるずる毎日SEXして行く中でなんとなく『良く』思ってしまったんかな〜❓🤔
みのりくんが名前をみのるとずっと嘘ついてたのも、いまいち意味が掴めんかった。なんで❓
評価の中に、『想像させる事が上手な作家さん』という内容があったけど、私はくだらない想像するのは好きだけど、物語の方向性をも決めかねない事に関しての想像は好きではなく、確実に作家さんの想い通りに物語を理解したいタイプなので、ちょっとこの作品(作家さん?)は合わなかったかも。
最終的に二人で慎太郎の死を乗り越えてカップルになったのは良しとするけどww、もっとBLらしく、エロが沢山有って欲しかった〜。
絵が綺麗だったのと、297ページでボリュームがあったので、星3つです。
Posted by ブクログ
役所勤務の青年×謎の青年。
う〜ん…表紙とあらすじ、
そして試し読みで続きが気になったので、
購入しましたが、ハマれませんでした(-_-;)
なんだろう?
受が隠してること、黙ってることに対して、攻と受の間にすれ違いや誤解による亀裂が発生しなかったからかな?
慎太郎の母が出てきたときにそんな展開になっていくかと思いましたが、すぐに和解。
夜な夜な出掛けることも問題にならず解決。
遺書も最終的に攻があっさり見つけて終わり。
そこは受が見つけてあげないと、思い詰めてた受が何のために来たのか分からないのでは?
なんていうか……山あり谷ありの谷の部分をもっと深くして欲しかった。
煽りすぎかな
どこか読むページをすっ飛ばしたかな?うまくすくい取ることができずに読了。大号泣するところが分からないまま最後のページをめくり‥‥‥。
もう一度読み返し、なんとなく伝わってきたようなこないようなそうでもないような。