大野和基のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ講演録のようで、目次だけで内容の8割を把握できる。2019年のビフォーコロナのころに書かれたため、それは割り引いても大変読みやすかった。私がメモしたのはこのくらい
・アベノミクスによる景気昂揚はうわべだけの好景気。日銀がお札をすりまくり株や債券を買いまくってるだけ。いつか安倍が日本経済をダメにしたと振り返る日が来る。
・危機にこそ投資の機会がある。日本は教育レベルが高く勤勉で危機からの復興には強い。が人口減少がどうしようもなくキツイ。
・朝鮮半島統一は確実で、そのとき韓国経済のマイナスを補うプラスが非常に生まれる(晩婚化、高齢化の解消と国内需要の拡大)
・中国は共産党独裁を危惧されているが、独裁は絶対悪ではない。シンガポールなどプラスに働く面もある、鄧小平は非常に賢い独裁者だった。中国で独裁者の地位にのぼるのは、アメリカの大統領選挙よりも厳しい選抜をクリアする必要がある。
・ブロック経済や貿易戦争が勝者を生まないのは歴史が証明している。トランプはアホにしか見えない。アメリカ経済は今後下り調子になるしかない、一部のITだけが調子よいだけ。
・インドは宗教・官僚・言語、余りに多様すぎて本物の国家になるにはまだまだ。皆が嫌っているロシアこそ投資のうまみがある。欧米の反露アレルギーのメディアにまどわされるな。
・通貨の混乱やインフレから身を守るには、リアルアセットを持つしかない、不動産や金銀など。 -
Posted by ブクログ
コロナ後の世界や日本について、各分野の6人の学者にインタビューした本。示唆に富んでいる部分もあるが・・・。気軽に読んだらちょうどよい本。 ジャレド・ダイアモンドやクルーグマン、ピンカーなど、日本でも有名な学者に「コロナ後の世界」と日本についてインタビューしている。
示唆に富んでいる部分もあるが、欧米人の日本に対する理解不足や偏見でしかない記述もあり玉石金剛だと思う。
個人的に面白かったのは、スコット・ギャロウェイによる「新型コロナで強力になったGAFA」だ。GAFAがもたらしたデメリットの一つに社会の分断があると彼は述べる。なぜなら、FacebookやGoogleのアルゴリズムは、多くのクリックをもたらす投稿が良い投稿であるという判断基準になっているそうだ。その多くのクリックをもたらす投稿は、「怒り」などの少数派の人が書き込むネガティブな内容なのだ。このようなビジネスモデルが、フェイクニュースを生み出し、社会を分断していると彼は言う。
確かに日本で有名な欧米の重鎮ばかりを集めて本にしたというのは価値があると思うが、話の展開が想像通りの内容が多かったことは否めない。 -
Posted by ブクログ
投資で成功した著者の今後の世界経済の展望を記した著書。
日本は(東京は)好きだが、人口減少と借金増大で未来は暗い。解決するには移民の受け入れなどで人口対策をしないと駄目。
アメリカも衰退していくだろう。
長期的には中国を始めとするアジアとロシア、特に朝鮮半島は激アツ。
と記した本。
朝鮮がアツいとするのは南北統一による人口問題解決と外資の投資によるもの。つまり統一が前提条件となっている。
恐らくこの本が書かれたのはトランプとジョンウンの会談が催されたばかりの頃では無かろうか。
著者はこの統一を望むあまり米国の介入に不快感を示し、半島の中国に寄った姿勢を求めている。
著者が今まで中国の成長やリーマンショックなどを見抜いて、周囲と真逆の姿勢で投資して成功したため、ある種逆張りを信奉しているようにも思う。
もちろん、実際以上にバリューの低い株式に投資するという正攻法も行っているし、逆張りにも彼なりの根拠があって行っているわけだが。
そして、2019、2020、2021年辺りを大きな金融危機が再び襲うのでは無いかと記している。理由は当時の株式相場が盛り上がりすぎていたからだが、理由は違ったものの、コロナ禍により2020年に株価が大きく毀損した事を考えると、著者の
「歴史は繰り返す」という信念は当たったのかもしれない。
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Posted by ブクログ
「新しい実在論」についての解説書。正直に言うと内容についての理解度は4割もいっていない気がする。
世界は「価値の危機」「資本主義の危機」「民主主義の危機」「テクノロジーの危機」に直面しており、その4つは「表象の危機」に結びついている、というのが筆者の主張。薄い理解ではあるが、「現物」を手に取らずとも様々なものを見聞きしたり、実際に会わずともコミュニケーションが取れたりする現代において、人々は「幻想」を「現実」だと捉えてしまい、その裏側にある「真実」を見ることができていないということかと思う。
「テクノロジーの危機」の章では、「人工知能など存在しない」「AIは知能をモデル化したものである時点で、知能そのものにはなり得ない」という主張はなるほど納得がいくし、シンギュラリティ云々というのは起き得ないという思いは強まった。しかし同時に、AIによって人間の単純労働を代替することへの警鐘は、自分の会社で目指している方向性への真正面からの批判であり、且つ有効な反論も思い浮かばない。
結局、企業にしろ政府にしろ、倫理感を持たないものたちが勝ち続けている限り、世界は着実に破滅へと向かっていくのではなかろうか。
この辺りの考え方は『ファクトフルネス』とは真反対な気がしたので、もう一度読み直したくなった。
しかし、曲がりなりにも大学で「資本主義が〜」などと詭弁を振りかざしていた割に、そこで得た周辺知識との紐付けが全然できなかったのは悔しいし、己の無力さと無知さになんとも言えない惨めな気持ちになった。
一度学んだことを忘れない頭脳が欲しいなあ。 -
Posted by ブクログ
<目次>
プロローグ 未完のその先を求めて
C1ポール・グルーマン
C2トーマス・フリードマン
C3デビット・グレーバー
C4トーマス・セドラチェク
C5タイラー・コーエン
C6ルトー・ブレグマン
C7ビクター・マイヤー・ショーンベルガー
エピローグ 加速する世界の中で
P69(フリードマン)このフラットな世界では、だれもが自分
以外の人の状況を見ることができる。そして人間はおし なべて自分の全能力を発揮しHたいと思っている。
P172(ブレグマン)人生の意味とは何か、意味のある仕事 は、社会に何か価値を生みだすような仕事です。(略)
成長するのは、ヘルスケア、教育。
P178(ブレグマン)ホモサピエンスはホモルーデンスであり
遊ぶことこそ本質である。そこで物語をつくり、
文化をつくる。
P184(ショーンベルガー)自分で収集した情報を元に意思決定
をする。情報のひとつが価格である。
このシリーズお難点は、各人のストーリーの短さ。
倍~3倍くらいのボリュームがあればもっと深く
知れるのに。
富の際配分、→データーの再配分