てにをはのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作、前々作に引き続き、満足感たっぷりの内容でした。短編+中編集になっているので、ハラハラする場面の多い「推理作家は夜走る」から、ほのぼのとした「雪宿りの作法」まで、幅広い魅力に溢れていると思います。
題にもなっている「アルラウネの独白」は、主人公花本ひばりが通う高校の演劇部で起こる事件が描かれています。謎に立ち向かっていくひばりに、さりげなくヒントを出す推理作家・久堂蓮真先生がまた素敵です。「これは何かのヒントだな!」とまでは思うのですが、結局自分で解き明かすまでには至りませんでした。そして、解決する場面まで読み進めた時にも、出されていたヒントが思わぬ形で利用されていて、度々驚かされました。 -
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Posted by ブクログ
ギラギラやザムザ、ヴィランの"てにをは"と、残念ながら連載中止となったアクタージュの"宇佐崎しろ"(画)によるAdoの物語。といっても、原初の歯車(オーパーツ)をオートロイドに使い、心が宿ったロイドたちがいる世界のお話。
アドというロイドは記憶喪失で島の浜に流れ着いていた。アドは、ウルというロイドを修理できるロイドに拾われ、ロイドの島で暮らし始める。登場人物が全て本物のアドが歌った楽曲でかかれたアドの姿からイメージされるような性格や仕事や見た目(中扉に挿絵あり、本文中にはなし)をしていて、記憶喪失のアドと優しく関わる。
私は一体何者なのか、というアド視線 -
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