てにをはのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ因習村(島)だ!なんですか口絵のイケメンは。なんとなくまだ解決されていないような感じだなと思わなくもない。島を改革するのではなくあくまで今回起きた事件を推理するって感じなのが好き。シリーズで最も凄惨な事件。その背景も。ただ、「それってありえるのか?」と気になってしまい潜り込めなかった。外せない鋳型の仮面でも話せるんだ、とか、食事は?衛生環境は?とか(神扱いするなら関係ないのかも)。1人で船に乗せられたんじゃ百合雨が無事たどり着くのかも分からないし。犠牲者が1人だったのは不幸中の幸い?なのか?どちらかというとVS怪盗があったからかもしれない。過去の言及が主に古書屋敷編のみだったのは長編繋がり?仮面花には無事騙された。完結って感じではないけど続きはどこにあるんだろう
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Posted by ブクログ
ネタバレ本作は、その挑発的なタイトルから受ける印象をはるかに超え、ミステリという形式そのものに誠実に向き合った意欲作である。探偵が「また殺されてしまう」という反復構造は一見奇抜だが、それは単なる話題性のための装置ではない。死という断絶を何度も経由させることで、真実に至るまでの過程を極限まで研ぎ澄まそうとする、強い意志が物語全体を貫いている。
物語は軽妙な会話劇のように始まりながら、次第に論理の網を張り巡らせていく。
また、繰り返される「死」は単なる出来事ではなく、登場人物たちの関係性や覚悟を浮かび上がらせる鏡として機能している。命が失われるという事実の重みを軽視することなく、それでも前へ進もうとする姿勢が物語に静かな強度を与えている。探偵と周囲の人物との対話には、戯画的な軽さと同時に、どこか切実な緊張が潜んでおり、その二重性が作品の奥行きを形作っている。
挑戦的な構図を取りながらも、最終的にはミステリというジャンルへの深い敬意が伝わってくる一冊である。軽やかな装いの奥に、重厚な構造と確かな思想を秘めた作品として、長く印象に残る読書体験となった。 -
Posted by ブクログ
ギラギラやザムザ、ヴィランの"てにをは"と、残念ながら連載中止となったアクタージュの"宇佐崎しろ"(画)によるAdoの物語。といっても、原初の歯車(オーパーツ)をオートロイドに使い、心が宿ったロイドたちがいる世界のお話。
アドというロイドは記憶喪失で島の浜に流れ着いていた。アドは、ウルというロイドを修理できるロイドに拾われ、ロイドの島で暮らし始める。登場人物が全て本物のアドが歌った楽曲でかかれたアドの姿からイメージされるような性格や仕事や見た目(中扉に挿絵あり、本文中にはなし)をしていて、記憶喪失のアドと優しく関わる。
私は一体何者なのか、というアド視線で話は進んでいくが、この本の世界の方も語られながら輪郭が浮かび、そこも楽しめた。最後に高校生くらいの頃の現実アドが登場し、現世とリンクする。
表紙はかなり子どもにうけると思うが、字は小さく、ルビは中学生レベル。読めない子には結構厳しいかも。でも、しっかりした内容・語彙なので、活字から離れていく時期、この本に惹かれる読めるのに読まなくなった小中学生に特に読んでみて欲しい。