カミツキレイニーのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ずーっと積読しておいて、新年1発目に読み始めた。
いやあ、相変わらず面白いね。今回は過去編が特に目立つけれども。
九使徒のうちの1人があれされて、中身が……おっとこれ以上は言わないでおこう。ネタバレのフィルターをかけることになっちまうぜ。
さて、舞台は島国オズ!
やっぱり前回の物語とは違った舞台設定が目を引く。舞台が違えば信仰している宗教に、戦況に、文化など違ってくるのが面白い。
今回は魔法学校とか非公式なものがあったし、楽しくて仕方がないね。あの女の子はどうなったんだろうね。
それぞれの魔法にも特徴があるし、見応えはある。
ただこれ、続き物か。1巻ごとに終わるんじゃないんだぁと思っていた -
Posted by ブクログ
今回の視点は魔女狩り側、異端審問官が主役。
でもそこに付き従う宮廷詩人がね、癖のある性格をしていて面白い。伏線があるのにようやく気づいたぐらい。2回読んで気づいた。
舞台が変わるものだから宗教も変わるし、今回は寒村が舞台だから全体的にひもじい印象。田舎の村ってこんな感じに描写すればいいのかと納得した。
シリーズを通じて特に好きな話かもしれない。世界観と、あと魔法の内容が特に好き。
さらに今回で特に言及したいのが悪役? の存在。
思いの外、自由人で熱血漢なのかな。確かにあんな気難しいのが味方にいたら辟易するなぁと思った。超肉体派で脳筋。脳筋をイメージするとあんな感じになるのかと納得。
でもイキ -
Posted by ブクログ
魔法の力を独占し、領土を拡大しようとする強国とそれに争おうとする弱小国家の情景描写がよく出来ている。世界観がミッシリとしているので、まさに本格的なダークファンタジー。
しかも容赦なく人が死んでいく。色々と死んでいく。それぐらいに使われている魔法は残酷で、ダークファンタジーの良さが出ている。
世界観の描写もよく、それぞれ国の特徴的な部分も詳細に書かれているので想像がしやすい。どんな人たちが生きて、どんな生活をしているのかよく分かる。しかもキャラクターが生き生きとしている様子が本当に手に取るようにして分かる。
そんな明るい面とは対照的に、後半になるにつれてやべえ一面を覗かせる物語。策略が入り乱れ、 -
購入済み
反撃を期待する
ヴィランズ好きだったので作者買いしました。やはり登場人物が魅力的ですね、ストーリーは結構キツい展開なので好みはあるかも知れません。私は続きが早く読みたいです。余談ですがいくつかのシーンでGOTを思い出しました。
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Posted by ブクログ
ネタバレ彼女は自殺しようと屋上に行った。
そこで奇妙な3人組と出会う。
彼らはカカシ、ブリキ、ライオンと呼ばれていた。
そして彼女はドロシーと呼ばれるようになり物語は始まる。
オズの魔法使いですね。
知っている人はより楽しめるかと思います。
なぜ彼らはそう呼ばれるようになったのか。
なぜ屋上という場所だったのか。
なぜ屋上を燃やすことにしたのか。
無意味な行動がなく
その行動には何かしらの意味がある。
それがこの作品の良さかもしれない。
カカシ、ブリキ、ライオンの関係性も深く「オズの魔法使い」の物語を良く再現している点もあり楽しめました。
中盤から後半あたりに「あ、なるほど」と思った場面も