カミツキレイニーのレビュー一覧
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フラれた女の子『ドロシー』と、カカシ・ブリキ・ライオンというオズの魔法使いのキャラクターになぞらえたあだ名を持つ3人が、屋上を居場所に復讐を目指す学園青春物
後ろ向き過ぎて前向きに成長していく、ある意味正統派な青春物語に好感。
ドロシー後編はニヤニヤしっぱなしだったwPosted by ブクログ -
最初のブリキの絵とそのセリフ、文章の軽快さに釣られて購入。
主人公と主要人物が恋愛してる本があまり好きではないので、主人公の立ち位置が個人的に心地良かった。
主人公のお節介によってだんだんと三人の気持ちが変化して行く、という、べたべたではあるが好きな展開。こんな主人公でありたいと思える小説が好き...続きを読むPosted by ブクログ -
すごくきれいな物語。こうして彼は屋上を燃やすことにした、そしてー。その続きは透き通った青色の春の匂いがして、やっばいなぁと。中二病ちっくと言えばそれまでだけど、どんな物語でも自分にとっての主人公は自分でしかない訳で、ちくん、と感じるものがない訳じゃないのです。Posted by ブクログ
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ドロシー・カカシ・ブリキ・ライオンという役を演じるまるで舞台を見ているかのようなお話。練りこまれた見事なプロット。オズの魔法使いは読んだことないがこの作品を見て読んでみようと思った。Posted by ブクログ
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一巻完結。
優しさげな童話で隠した自分勝手な復讐の話。
唯一現実を繋ぎ止めようとした情報通の小夏も大切にしてあげて。Posted by ブクログ -
沖縄が好きで、年に一度は訪れたいと思っている。御嶽(ウタキ)が好きで、神々と寄り添っている沖縄の文化が好きだ。石垣島の先にある架空の「神々の棲む島」で繰り広げられる少し不思議な物語は、そんなワシの好きな沖縄が詰まっていた。
神的な存在に憑かれた少年と、神と人との仲立ちをする少女の物語は結構シリアス...続きを読むPosted by ブクログ -
インパクトのあるタイトルであり、「屋上を燃やす」に至る過程のドラマが、言葉は悪いが面白い。高校が舞台で、スクールカーストというには単純化されているが、その生きづらさや切なさを鬱々と、丁寧に描こうとしている。
そして「オズの魔法使い」になぞらえられた登場人物たちの関係性が明かされる時の、物語のピース...続きを読むPosted by ブクログ -
後半の過去語りの部分はかなり面白かったけど、ラストはちょっと予想と違っていたので驚いた。設定は突飛だがよくできているので合わなかったのは自分の好みかなあと。Posted by ブクログ
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どこまでもまっすぐに、後ろ向きな青春。
みんなが生きていてくれてよかった。ラストは痛かったけれど、そもそも青春なんて、痛々しいことが付きものでもあると思うし。助けたい誰かのためなら、屋上を燃やしたり、窓ガラスぶち破ったり、元恋人の背中にとび蹴り叩き込んだりできる彼らが羨ましい。Posted by ブクログ -
綺麗に、そして優しくまとまりすぎている気がする。
せっかくガガガ文庫なのだし、
もうちょっとすっきりしない終わり方でもよかった。
そういう覚悟はできていただけに残念。Posted by ブクログ -
自殺しようとしたヒロインが死のうとした屋上で出会った3人と描く物語。
それぞれの過去と向き合い、自殺しようとしたヒロインが成長していくところがこのラノベの見どころだと思うんだろうけど、自殺しようとしていた人間がこんなに前向きになるのはどうも違和感が残った。
どうしてこのタイトルになったのかという部...続きを読むPosted by ブクログ -
「こうして彼は屋上を燃やすことにした」カミツキレイニー
青いラノベ。スカイブルー。
第5回ガガガ大賞受賞作。
@電子書籍 47 冊目。
彼氏に振られた少女が自殺しようと上がった屋上で出会う、優しく哀しい3人と復讐のストーリー。
全編にわたって読みやすいタッチで書かれています。作者は男性?にしては女...続きを読むPosted by ブクログ