アンドレジッドのレビュー一覧
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小説、という括りになっているけど、哲学書ですね!
かなり抽象的で難解な表現が多いけど、それだけに想像や思考を掻き立てる
そして、自分にしかないメッセージを受け取れる
「書を捨てよ、街を出よう」
答えは常に自分の内側にありますね!Posted by ブクログ -
純粋な少年と破滅欲求のある少女の恋愛小説
という印象の作品です。
幸福になることを病的なまでに恐れている少女が魅力的でした。
著者ジッドの自伝的作品でもあるとのことです。Posted by ブクログ -
神への愛と人への愛、果たして人は二つの愛を持って天国の狭き門をくぐることはできるのか?
敬虔過ぎる二つの信仰心が織りなす恋の物語、ガラスのような繊細さが素敵です。
キリスト教信仰は馴染みの薄い文化でしたが、大人の入り口で戸惑う女の子の生真面目な純潔と恋への憧れに置き換えて読んでましたvvPosted by ブクログ -
2015.1.21
崇高な宗教観から理解を超える箇所が何度もあったが、尊い愛の話。アリサの日記を読みつつ、互いの互いを思う気持ちとそのすれ違いに涙しそうになった。愛とは何か、幸福とは何か、現代のしかも日本に生きる特定の宗教を持たない僕が読んでも考えさせられた。Posted by ブクログ