アンドレジッドのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
好きな音楽家の方が、素晴らしい、なるべく若いうちに読むべきと仰るので、読みました。辛い、愛なればこそ、青春の小説です。生きている間に、真の幸せは確かに得られないかもしれない。生きるためには、自分の幸せはこれ、と決めることです。キリスト教の染み付いた感覚があればもっと別の感動があったかも。思春期に読まなくて私は良かった。
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しばらく前から、少し体ぐあいが悪いのです。でも、たいしたことはありません。少しあなたをお待ちしすぎたという、ただそれだけ。
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ところがだめなのです。主よ、あなたが示したもうその路は狭いのですー二人ならんでは通れないほど狭いのです。 -
Posted by ブクログ
「どこを通るかはほとんど問題ではない。ただどこへ向かって行くかが問題である。」
女性は男性の従属物なのか。女性は自分自身の持つ力を発揮するべきであり、男性に劣るということはない。女性にしかできないことはあるはずである。そして女性はまずそうでありたいと欲することをしなければならない。少女ジュヌヴィエーブは概念的世界より現実的世界に強く惹かれ、より具体的に女性の独立を考えた。因襲的なものに対する反抗。少女は理論的に考え、積極的に行動するが、なぜそう考えたのかの源が危うい。マルシャン先生への告白も、父や慣習への反抗であった。ラストでの母との対話で自分の利己的な決意の甘さに気づく。その後のジュヌヴィエ