ねむようこのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
出版社や広告代理店は、就活生たちにとって憧れの仕事だ。当然、競争も激しい。大学中退の自分にとっては、夢のまた夢だった。ところが、僕は受かった。正社員として採用された。もちろん、吹けば飛ぶような弱小の代理店だ。ブラック企業も覚悟の上。自分はまだ若い。この経験を何としても足がかりにするぞ。
しかし、想像を超えていた。残業も徹夜も当たり前。仕事は午後7時を過ぎてからが本番。上司は常に不機嫌で、すぐにキレて怒鳴り散らす。代わる代わる辞めていく先輩や同僚。そして扱っている広告はアヤシゲなものばかり。夢とはかけ離れた現実。辞めてやる! こんな会社辞めてやる! そう言いながら、気づけば自分が一番の古株になっ -
購入済み
画力
最終巻を読むにあたり、1巻から読み直してみて、改めてストーリーと構成の巧みさに唸りました。ちょっとした表情を描き分ける画力もすばらしい。とても癒されるお話で、もっと続いてほしかった。
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購入済み
この世とあの世の間にある旅館
気が向いた時に、童話の住人や神様が泊まりにくる、1つだけ願い事を叶えてくれる旅館。
世界に色々支部がある設定で破綻なく繋がる物語。終わり方も想像以上で、とてもオススメです。 -
ネタバレ 購入済み
私は貴方じゃないとダメなんです
たまこの恋に答えが出る最終巻。
全四巻を通して、「告白する」「告白される」「失恋」「嫉妬される」すべてを経験するのは、恋愛素人のたまこには荷が重く、しかしその重さを丁寧に表現されている。
また、合わせて仕事のことも考えさせられる物語。
退職した人を「軽やか」と言い、会社に残る自分を「のろま」と言う。
どちらが正しいか、最後にならないとわからない、社会人の永遠のテーマであると気づかされる。
そして、たまこのこの仕事感に関しても、恋の判断基準で簡単に書き換わる・・・。
「私は宮下さんじゃないとダメなんですけど」は最高にキュンとくる告白文句!
たまこと宮下の出した答えを是非見てください!