島田裕巳のレビュー一覧
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日本にいながら様々な場面でキリスト教に私的にも公的にも触れる機会があり、根本的な理解を始めるために本書をとった。
そもそも聖書における翻訳の問題や、キリスト教における神を大日と表現し、大日如来とほぼ同一視していたことなど非常に興味深い記載があった。
また、未読ではあるが遠藤周作の「沈黙」に触れながら、日本におけるキリスト教は、本来のキリスト教から、日本の測りえない文化的・社会的・宗教的受け入れ能力である「底なし沼」に飲み込まれ、全く異なるものに変質してしまっているという記載にも興味を感じた。
また、日本においてキリスト教の布教率が0・8%にとどまっていることは、戦後においてインテリ層には -
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私は、家の宗教が金光教(こんこうきょう・岡山県に本部がある)で、幼稚園がルーテル(キリスト教系)、大学の友人が創価学会で、仲人さんが立正佼成会で人間ドックも去年まで佼成病院という無節操な「宗教遍歴(?)」があります。
この本では金光教は「10大」には漏れて、「おわりに」で「言及できなかった新宗教」の一つとして名前が挙がっている程度だったのがちょっと残念ですが、
1.天理教
2.大本
3.生長の家
4.天照皇大神宮教と璽宇
5.立正佼成会と霊友会
6.創価学会
7.世界救世教、神慈秀明会と真光系教団
8.PL教団
9.真如苑
10.GLA
の10の「新宗教」が取り上げられています。なかなか面白か -
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まず創価学会だけで1700万人もの会員がいるという事実にびっくり。曹洞宗の寺院がセブンイレブンをしのぐ1万4604カ所もあるなんて。
タイトルの浄土真宗の信者は1240万人。創価学会が日蓮正宗と袂を分かってからは浄土真宗が一番信者が多い、ということになる。(形式的には日蓮正宗が破門したらしいが、実態は仲違い)
本書はタイトルにある「なぜ」に答えるために書かれたのではなく、日本の仏教の歴史と今の宗派の分析だ。
浄土真宗を開いたのは親鸞(鎌倉時代)だ。しかし本書によれば親鸞が生前に大きな活動をして信者を増やしたのではなく、死後に弟子達や教団が大きくなるにつれてカリスマ性を協調した面が強いようだ。 -
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うちは、亡父の実家が鹿児島の浄土真宗の寺、母の実家が兵庫の曹洞宗の寺なので、宗派による流儀の違いというのは、子供の頃から何となく意識はしていましたが、具体的にどこがなぜ違うのかについては、今まできちんと知らずに過ごしてきました。
この本では、これらも含めて、日本の主要な仏教宗派の成り立ちや現状を、実にコンパクトにまとめてくれていて、すっきり理解することができました。
タイトルだけみると真宗中心みたいですが、創価学会など仏教系新興宗教も含めた日本の全般的な仏教宗派の状況がバランス良く書かれていて、興味のある向きには、結構役に立つと思います。 -
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ネタバレ最近身近な人が亡くなり、宗教について考える事があり読んでみた。特に浄土真宗を信仰しているわけではないが、各宗派の成り立ちがわかった。タイトルの「浄土真宗は、、、」の答えは最後の最後に書かれている。浄土真宗は信徒の数1200万人を超えている、寺院は2万を超え、全国の総寺院数の約20%だという。理由は庶民の信仰だから、具体的な救済の手段が備わっている事。それは、称名念仏「南無阿弥陀仏」。又親鸞が「非僧非俗」の立場をとり、妻帯した事が血縁によるネットワークを広げた等々。最後に今は葬式仏教で寺は安泰だが、団塊の世代が亡くなった後、葬儀が減ってきた時に仏教宗派はどのになっていくのかと終わっている。無縁社
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新宗教、新々宗教を切り口にした平成20年史の筈が、一読感じたのが平成奇っ怪事件簿。ドイツ駐在を終えて帰国したのが平成元年であり、韓国に来たのが平成19年だから、私の知る日本の世相と内容がほぼ重なり、とても懐かしく読んだ。日本は仏教を除き外来宗教を殆ど受け入れておらず、キリスト教徒が1%にも満たない国は世界的にも珍しいらしい。某宗教がもはや民族化しているとの指摘には「上手い!」と思わず膝を打つ。最後に一言。気持ちは分るがオウム真理教騒動を巡る筆者へのパッシングに関する弁解、恨み節は別の本でやってほしかった。
平成宗教20年史 >> 読み易いというか、ちょっと読み易過ぎ。宗教と言う
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