井辻朱美のレビュー一覧

  • たけくらべ 現代語訳・樋口一葉

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    私にはきちんと内容を理解するにはまだ頭が足りないようだ。一度読み終えたものの何度か読み返す必要があると感じた。

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    2025年02月09日
  • たけくらべ 現代語訳・樋口一葉

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    訳者後付けでも解説されているように、一葉の作品には句点、段落があまり見られない。もちろん当時はカギ括弧のような様式も主流ではなかったのだろうが、21世紀の我々が馴染んだ文体ではない。

    しかし、訳者の努力の賜物なのだろう。非常に読みやすかった。「たけくらべ」はロマンスともジューブナイルとも分類できない複雑さがあり、充分に面白い。

    「たけくらべ」以外の短編たちもよい。「うもれ木」なんかは私の好みだった。恋愛:人間的成長=8:2くらいの混ぜ具合。当時の主流だっただけなのか、一葉が個人的に恋愛を関心事としていたのかはわからないのだが、何はともあれ良い作品だと思った。

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    2024年08月02日
  • グレース・ケリー

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    はぁ、
    ケリーみたいな女性になりたいと思った
    うらやま..
    公妃になるには相当の忍耐力がいるよな..
    美智子さまもダイアナ妃もデヴィ夫人もほんとすごいよ..⟡

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    2023年12月20日
  • アーサー王ここに眠る

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    イギリスのカーネギー賞を受賞した作品ということで、小学生の時に読んでとても感動したのを覚えている。主人公がアーサーではなく孤児の少女グウィナであり、新しい視点でかかれている。彼女の心情が美しい文章の中で伝わってきた。少女はパッとしないし、ハッピーエンド!!!という感じでもないが、吟遊詩人とグウィナのなんとも言えないキズナに感動せざるを得なかった。
    また、日本では絶版になっていたが、文庫版が最近発売された。是非読んでみてほしい本である。

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    2023年11月04日
  • アーデン城の宝物

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    貴族の子孫エルフリダとエドレッド姉弟のタイムトラベル物語。子どもらしく純真なやり取りが可愛らしく物語には心が踊る。特に魔法の白モグラ・モルディワープは心に染み入る可愛らしさだ。ここのところ、人生に疲れた中年向け「ファンタジー」ばかり立て続けに読んでいたので、本物のファンタジーとはこういうものだよと目が覚めた。

    しかも、百年以上前の児童小説でありながら、近ごろのディズニー映画のように少女が主体的に冒険していて非常に頼もしい。魔女の描き方も公平であり、社会的弱者への深い共感も見てとれた。あとがきを読むと、著者のE・ネズビット氏は当時の先進的な女性だったらしく色々と納得した。そこ含めてJ.K.ローリング氏が好きな作家として名をあげているのも分かる。

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    2023年10月14日
  • アーサー王ここに眠る

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    ??( ゚Д゚)sビックリ
    初めて彼の伝説の片鱗に触れたのは子供向けアニメの『王様の剣』や『燃えろアーサー』辺りだったりしたし、その後読んだり観たりしたものなんかの中で美化された偶像のイメージが強かったのよ…( ゚Д゚)

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    2021年09月19日
  • グレース・ケリー

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    グレースケリーはアカデミー賞を取った女優さんでモナコの大公と結婚してモナコ王国を支えた人です。この人の伝記を読むとやさしい気持ちになります。

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    2019年01月23日
  • ストームブリンガー

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    エルリック・サーガの第4弾。
    「法」と「混沌」の戦いというメインテーマがぐぐっとクローズアップされた本作。


    エルリックは「混沌」の神を守護神とするメルニボネ人ではあるが、「法」の側として戦うことになる。
    「混沌」が支配する世界のグロテスクさの描写や、「混沌」と「法」の戦いの理由、ストームブリンガーの存在の意味、エルリックのなすべき使命、など重々しいシーンが続いていく。

    そんな中でも失われない、エルリックと彼をとりまく戦士との友情。
    エルリックとムーングラム、そしてストームブリンガーの最後のシーンはエルリックの肌の色と同じ、真っ白の風景に見えて美しい。

    このシリーズ、7巻まである。うーむ。じゃあこの後のシリーズはどうなっているんだろう?

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    2015年07月25日
  • 暁の女王マイシェラ

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    エターナルチャンピオンシリーズ、エルリックサーガ第3弾。
    今までは普通の(?)ファンタジー小説だったこのシリーズも、だんだんその特徴である平行世界・時空を越えた展開をみせるようになってきた。

    宿敵、セレブ・カーナを追うエルリックが出会う、眠り続けるマイシェラという女王が導くお話。
    そして父の魂を入れた薔薇の小箱を探す中に出会う、予言能力があるファット一家や<薔薇>、そして詩人・ウェルドレイクたちとの戦いの話。


    <薔薇>たちとの戦いでは、特に詩人・ウェルドレイクの歌う歌がポイントになっており、そこここに美しい歌がちりばめられていて、もとより美しい文章がなお酔いしれるような文章になっている。その詩歌のような壮麗な文章でつづられていくからこそ、エルリックの宿命が切なく感じるのかもしれない。

    まだまだ7巻まで続くこのシリーズ。できれば終わって欲しくないシリーズでもある。

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    2015年07月25日
  • この世の彼方の海

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    エルリックサーガの二冊目。
    メルニボネを後にして旅を続けるエルリックとストームブリンガーの冒険が描かれている。

    このシリーズは異次元の平行世界でも同じような冒険が行われているという設定があるらしく、ここでその設定が初めて現れる。
    ある国の海岸で今にも死にそうになっているエルリック(いつものことだが)の前に、船が現れる。その船には数人の戦士が乗っており、その戦士たちとともにエルリックは戦うことになる。その戦士たちの中に「お前にあったことがある」という戦士がいる。それが、平行世界の設定の一幕。

    そうやって戦い続けるエルリックが、とうとうメルニボネに帰る時がやってくる。
    それは彼にとって残酷で冷酷な現実をつきつけることになる。

    そのワンシーンを読んで、「えっ!?」と声を上げてしまった。

    詩的で想像力をかきたてる文章や読者をひきつける魅力があるシリーズ。

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    2015年07月25日
  • メルニボネの皇子

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    先の「太陽の書」シリーズを4冊読み終えてから(あ、感想書いてないね……)、やたらファンタジーばかり読んでいます。あれこれ読んで、ふと書店で手に取ったのがこの作品。

    世界に冠するメルニボネという島国の皇子が主人公。白子として生まれてきたため、薬を常用しないと生きていけない。
    また、そのような人と違う形で生まれてきてしまったため、メルニボネ人の持つ残虐性や独善性といった性質を持ち合わせていない。いつも「正義とは何か」などと考えていて、「王として不適切」と考える家臣が増えている。

    いとこのイイルクーンとの確執と戦い。黒い剣、ストームブリンガーを手に入れるいきさつ。国と愛するサイモリルをおいて旅に出た理由。
    ストーリーの根幹部分がしっかりと描かれている一冊目。

    訳も素晴らしく、詩的な言葉でつづられているファンタジー小説。

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    2015年07月25日
  • 無条件の愛―キリスト意識を鏡として

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    自分の中にある恐怖心と罪悪感(羞恥心)にどう対処するか?について分かりやすく書かれてる本。いつでも戻って来られる「ちいさな教会」のような感じで、行き詰ってる人にはぜひ読んでほしい(わたしも読み返すと思う)。井辻朱美さんの仕事が見事で、翻訳本であるのを忘れる。今度、井辻さんの作品も読んでみよっと。

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    2013年01月26日
  • メルニボネの皇子

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    まともなヒロイックファンタジーを初めて読みました。
    井辻明美の訳が実に耽美かつ流麗で、主人公エルリックの、ひいては作品世界全体の魅力を最大限引き出すのに成功してます。
    皇帝エルリックが高慢で物憂げで生きるのが億劫で、パーティーで踊るより思考に耽って本と戯れていたいキャラクターで、頭いいくせに割と迂闊。
    ムアコック先生の
    「俺はマッチョイズムなんで大嫌いだ!」
    という魂の叫びが聴こえます。だがそこがいい。

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    2010年06月21日
  • メルニボネの皇子

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    初めてエルリックに出会ったのは、中学の頃だろうか。
    それまでのファンタジーに付き物な、アメリカナイズで
    マッチョなヒーロー。
    それとは真逆の、美しく白くほっそりとした彼に
    私は夢中になった。
    人並に動くためには、薬の力に頼らざるを得ない
    アンチヒーロー。アルビノの赤い瞳から血の涙を
    流してでも、魂を啜るおぞましい剣に身を委ねな
    ければならなかったのだ。

    彼の長い苦悩は、私の喜びとなった。
    続けば続くほど彼は苦しむというのに。

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    2010年02月23日
  • ストームブリンガー

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    虚空に消えていくストームブリンガー。
    「さらば友よ、我は汝の千倍も邪悪であった」
    エルリックの心臓を貫き、呵呵大笑して去っていく
    その剣の姿を見ながら、私は嘆息するしかなかった。

    しかし、それは一時の別れに過ぎない。
    またどこかの次元で巡り合う二つの魂を思い、
    私はもう一度ため息をついた。

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    2010年02月23日
  • メルニボネの皇子

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    復刻、待ち遠しかったです。
    旧版の方も初版から持ってましたが読み返ししすぎてちょっと表紙がぼろぼろに…(;´Д`A ```
    こっちはもう痛まないように大切にしまっておきます。新たに、時系列と翻訳の元本に基づいてしなおされました。井辻さん、ありがとう!!
    久々に読むと、エルリック、若いですね。
    ファンタジー好きというならこのシリーズを読んでくれと言いたいですね。

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    2009年10月04日
  • たけくらべ 現代語訳・樋口一葉

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    面白いとは、思った。そんで、この書き方が樋口さんなのかあ、とも思った。訳されていても、こんな堅いんだなあ。って。でも…まだ、私には早かったらしい。「面白いなあ」から→「眠たいなあ」にいつの間にか変わってしまっていて…笑。リベンジしたいです。

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    2024年11月14日
  • 最後のユニコーン 旅立ちのスーズ

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    前半は、前作を読んでいるとほんとうに切なくて、印象的。
    後半は難しい。想像力が試される。一読しただけでは良さがわからなかったので、再読したいと思う。

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    2024年03月03日
  • エルリック・サーガ2 白き狼/夢見る都

    ネタバレ 購入済み

    出番を丸ごとカットされた永遠の戦士は御愁傷様です

    原作以上にキャラが立ち始めたストームブリンガーが本書の見所の一つ

    天野喜孝氏の描いた原作挿絵とはまた違った解釈によるビジュアルは見応えがあります

    #ダーク #ドキドキハラハラ #カッコいい

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    2022年12月24日
  • エルリック・サーガ1 ルビーの玉座/魔剣ストームブリンガー

    ネタバレ 購入済み

    ストーリーの大幅な変更によって出番を丸ごとカットされた赤き射手は御愁傷様

    やたらとエルリックに語りかけてくるストームブリンガーのファムファタールぶりは、これはこれで面白い

    #ダーク #カッコいい

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    2022年09月26日