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ブリテン島、紀元五百年頃。ひとりの司令官に率いられた、荒々しい騎馬の男たちの集団が農場を襲い火を放った。燃えさかる屋敷から、命からがら逃れたみなしごの少女グウィナは、奇妙な風体の男に救われる。鷹のような風貌の男の名はミルディン。ブリテン島の統一を目指す司令官、アーサーに仕える吟遊詩人だった。言葉を巧みに操り、人々の心を手玉に取る不思議な男。グウィナはミルディンのもとで、彼の企みに手をかすことになる。カーネギー賞受賞。『移動都市』の著者がアーサー王伝説を新たな視点から語り直した傑作ファンタジイ。
...続きを読むPosted by ブクログ 2023年11月04日
イギリスのカーネギー賞を受賞した作品ということで、小学生の時に読んでとても感動したのを覚えている。主人公がアーサーではなく孤児の少女グウィナであり、新しい視点でかかれている。彼女の心情が美しい文章の中で伝わってきた。少女はパッとしないし、ハッピーエンド!!!という感じでもないが、吟遊詩人とグウィナの...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年10月03日
・フィリップ・リーヴ 「アーサー王ここに眠る」(創元推理文庫)は新たなるアーサー王の物語である。時と場 所は500年頃のブリテン島南西部、「お互いが小競り合いをくりかえして(中略)丘陵地帯の小さな王に仕えてい」(28頁)たり、「大王に仕えているものもある。または自分らの長にしか忠誠を誓わず、土地を持...続きを読む
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