守岡桜のレビュー一覧

  • 21世紀の資本

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    ネタバレ

     格差が生まれる原因に興味があり読んだ。
     多くの人が望む資本の蓄積に拡大再生産する性質があり、放置すると格差の固定化につながる、との結論は驚いた。

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    2025年06月09日
  • 21世紀の資本

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    データのまとめ方が秀逸。
    そして、恒常的に資本収益率が経済成長率を上回る状態が世界各国に何をもたらすかということを真剣に受け止めなければならないのだと理解した。
    格差社会化は日本に限った話ではない。これが行きつく先はどんな世界なのかと思うと希望がなくなってくる。

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    2025年05月12日
  • 21世紀の資本

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    8年ぶり再読。2024年現在の状況は日経平均最高値更新、なかなか増えない名目賃金とまさにr>gの世界であり、ますます本書の指摘通りとなっている。

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    2024年03月26日
  • 才能の科学 人と組織の可能性を解放し、飛躍的に成長させる方法

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    3部作の最後 「人の能力の可能性」を認める
    超ブラシーボ効果 戦場で食塩水を麻酔薬として手術 「人の意識」の強力さ
    才能は先天的より後天的 ものすごい可能性を認める

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    2023年11月18日
  • 才能の科学 人と組織の可能性を解放し、飛躍的に成長させる方法

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     めちゃくちゃいい本でした。
     この本は、「才能なんてものはなく、すべては努力次第だ!」という著者の主張を、とても丁寧に科学的論拠をもとに考察されています。
     運動競技を見ると「黒人ばかり活躍していて、黒人は遺伝的に運動に向いている!」と思っていましたが、「黒人選手はただ努力の量が凄いんだ!」「遺伝や才能なんて関係ない!」という結論は、とても刺戟的で良かったです。
    視野が広がり、やる気が起こる、とてもいい本です!!
    ぜひぜひ読んでみて下さい。

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    2023年01月07日
  • 才能の科学 人と組織の可能性を解放し、飛躍的に成長させる方法

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    才能より努力が重要である。そしてその努力についても正しい目標を持つといった工夫が重要であると言う主張の本。相変わらず山形さんの訳者あとがきがわかりやすい。

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    2022年08月19日
  • 才能の科学 人と組織の可能性を解放し、飛躍的に成長させる方法

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    才能、しなやかマインドセット、ステレオタイプ、プラシーボ効果。
    元トップアスリートが記載すると説得力が違いますね。

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    2022年08月13日
  • 21世紀の資本

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    時間が有り余っている学生時代に読めておけて本当に良かった。

    r > g の原則を知らずに社会人として社会に放り込まれていた可能性を考えると怖くなる。
    中々裕福になれないやるせなさを感じるも原因は分からない。なぜなら資産の大半は上位層がガッツリ確保しており、それを使って芋ずる式に不労所得を蓄えているのだから。

    歴史から得られる原則と、信用性の高い数字と向き合う大切さを学べた。
    様々な事象や通説が重なりあって経済は動いている。

    あとは読解力がかなり増した気がする。本書を読む前後では、他の本を読む時の理解力が断然に違う。

    本書に出会えたことに感謝を。

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    2021年04月19日
  • 21世紀の資本

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    5年以上、積読だった本。きっと一人じゃ読まないままだ、と思い友人を巻き込みたった二人の読書会を企てました。二週間に一部ずつ読んで、週末2時間zoomで語り合うという方式です。全4部構成を4回で読み終わりました。ものすごい達成感!ノートを取りながら読書したの学生以来か。夜、夕食後に自宅で集えるzoomという仕組みに感謝。いやいやこの試みに付き合ってくれる友人の存在することが最大の幸せ。大昔、パルコのコピーに「本読む馬鹿が、私は好きよ。」というのがありましたが、本を読む馬鹿仲間は宝物です。この読書会と同時に読んでいた「人新世の資本論」でピケティの新刊「資本とイデオロギー」が出ることを知り、次のテキ

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    2021年03月30日
  • 21世紀の資本

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    ようやく読み終わった。
    めっちゃおもしろかった。
    しっかり知識つく系の本はしんどいけどおもしろい。
    めっちゃおもしろかった。

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    2021年03月09日
  • 21世紀の資本

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    「資本収益率が経済成長率を上回っている状態だと、どんどん格差が拡大していく」ということの問題点と解決方法が提示された本。
    私個人的には格差社会などの社会問題が極限の状態にまで行きついたら、暴動や反乱、カリスマ指導者によって現状が打破されるといったイメージがあるが、著者は歴史的事実と彼が考えた合理的な制度の提案で解決方法を述べている。
    自分の生活を豊かにするために資本収益に手を伸ばしてもいいが、その一方で貧しくなっていく人もいることになる現在の経済のありかたに疑問を持たなければという視点が生まれる一冊でした。

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    2020年10月10日
  • 21世紀の資本

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    世界的ベストセラー本、話題にもなった。
    労働生産性と資本収益率について、論じている。
    世界的な税制を考えるきっかけとなった本。

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    2020年02月08日
  • 21世紀の資本

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    富の分配について、歴史的な観点から分析を行っています。ややこしい数式はさておき、資本所有における格差の大きさがポイント。ピケティ現象が政策に反映されることはあるのだろうか。

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    2020年01月08日
  • MONEY もう一度学ぶお金のしくみ

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    非常に有益な一冊でした。我々が使っているお金(不換紙幣)とは何なのか、金本位制とは、などのお金がたどってきた歴史から、お金にまつわる中央銀行の歴史や同組織がどの様にして紙幣を扱い、経済をコントロールしているかなどが分かり易く理解で来ました。個人的に大きかったのは、預金準備率の意味と大体の役回りが分かったことです。雑学的な話としては、大きな石のお金はどの様に使うのかという話が印象に残りました。納得の一冊です。

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    2020年01月06日
  • 21世紀の資本

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    フランス人経済学者による、資本主義について書かれた本。
    著者は、r>gという不等式を使って、過去に蓄積された富が、労働賃金の成長より上回ることを問題視している。フランスをはじめ、イギリス、ドイツ、イタリアなどのヨーロッパ諸国、あるいは米国、日本などに関する豊富なデータをもとに、論理を展開しており、論理的で説得力がある。問題解決策として、累進的な資本税の導入を主張している。
    マルクスやレスター・サローと資本主義に関する分析は大きく違わないと思うが、不完全にしろデータの裏付けがある分、より学術的アプローチに挑戦していると言えるのではないか。

    「資本主義は自動的に、恣意的で持続不可能な格差を生

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    2018年10月30日
  • 21世紀の資本

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    ジャック・アタリのように数字で押しまくるページもあればバルザックからの長い引用もあり、教養の深さの見せ方もさすがといったかんじ
    14章、15章は近〜現代の各国の制度における功罪について述べており興味深い

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    2025年03月02日
  • 21世紀の資本

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    19世紀から20世紀にかけての世界のお金の流れを、今までにない規模でのデータから集約、分析し、資本主義のなかで拡大する格差に歯止めが必要であると訴える書。

    ふとしたきっかけから手にした、ピケティ『21世紀の資本』。
    本文、およそ600ページ。
    経済の話、苦手だし……、読んでもわからないかもしれないし……。
    読まない理由はいくつもあったけれど、2010年代を代表するベストセラー、せっかくならどんな本か知りたい!と1ページ目から体当たりしていくことにしました。

    さいしょは「資本」とか「所得」の用語が出てくるたびに、意味が頭に定着していないから、いちいち立ち止まっていました。
    ノートにメモをとっ

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    2024年10月27日
  • プーチン(下):テロから戦争の混迷まで

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    上下巻分厚い本だが、索引の分量も上下巻それぞれ100ページ以上あるので見た目で避けない方がいい。現在プーチンのことを知ろうと思うと一番良い本かもしれない。
    なぜプーチンはウクライナ侵攻というロシアの今後数十年を捨ててしまうような暴挙に出たのか。その答えが100%クリアに示されているわけではないけど、プーチンの考え方の変遷はソ連崩壊からの立て直し、現実的な西側への対応から始まりアメリカ、NATOへの失望からロシアの大義への回帰、という流れなのかなと感じる。
    ここのエピソードでなんとなくプーチンが常に一枚上手的に魅力的に描かれるように感じるのはなぜだろう。
    長いお話はおそらくあとがきの著者のまとめ

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    2023年12月06日
  • プーチン(上):生誕から大統領就任まで

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    20世紀から続くプーチンのロシア。ウクライナへの侵攻はロシアとプーチンを決定的に理解不能なものにした。気軽に読むには少し分量が多いけど西側ジャーナリストである著者の視点に基づいて大量の資料から編まれた伝記は一体プーチンとはなんなのかについて、理解しようとする試みには多少役立つと思われる。
    個々のエピソードはイメージ通りのロシア的な冷徹さや闇の部分はもちろん、意外と人間関係を大切にするところだったり、少なくとも過去のソ連やロシアの指導者(ロシアの例はエリツィンしかいないけど)にはない清濁合わせ飲んで議論ができるキャラクターだったりと意外と魅力的なところもあったりする。大統領就任ごの初期の時期に限

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    2023年11月18日
  • 才能の科学 人と組織の可能性を解放し、飛躍的に成長させる方法

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    先天的な特性より質の良い努力をたくさん積むことが重要
    ものすごい速さの球を打ち返してるプロの卓球選手もテニスのサーブには反応できない例なども印象的だった。

    意識と無意識の違いや、人種による差異も誤謬であるなど示唆に富む内容だった

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    2023年10月28日