平野卿子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
気づいていたものから気づいていなかったものまで言葉について知ることができてとても興味深かった。
今はだいぶ変化して、昔と比べてずいぶん女性が暮らしやすくなっていると思うけれど、女性だからという理由でなんだか見下されてるな〜と感じることはあるし、男性も男性で男なんだから!と言われるのはかなり鬱陶しいだろうなと思う。
男性女性関係なく人間としてお互い敬意を払って接することが大切だと改めて感じた。ただ、上下がある人間社会ではとても難しいことでもあるなって、変えていくことの難しさも感じる。
個人的に翻訳の仕事もするから、日本語の一人称が多いのはやっかいだなと思う。英語話者がどの一人称を選ぶか確認しなければ分からないし、英語話者本人は訊かれたところで日本語一人称の微妙なニュアンスの違いが分からないから、選ぶ一人称に日本人ほど思い入れがない。それなのに日本語話者の読者から「この人って自分のこと『俺』って言うんだ!素敵!」や「一人称『僕』の翻訳は解釈一致」と感想があると、日本人ならではの感覚だな〜と思う。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ言われてみれば確かに「女言葉ってなんなの」ですね。あんまり昨今では使わないだろうと思っていたけど自分も先日「ごきげんようっていう人に初めてであった」と言われまして。あ、女言葉使ってることあるなと意識させられたことがあり。いやもちろん(?)その時はふざけてたんですが、ふざけてでも言わない人のほうが遥かに多いというかごきげんようなんて言う人ほんと今いないんですよね。
自分の若い頃は「〜なのかしらね」「〜なくってよ」という言葉づかいをする人が自分の周りにリアルにいたのでそこまで違和感感じたことなく激しく少数派であることを自覚させられました。(ものすごく一般人ですが)
文芸作品で男女を最初から明らかにしない場合、男性は苗字呼びで女性は名前呼びで表現されることが多くそれにより読書に性別を知らしめることが多いと。なるほどでした。
あんまりそのように意識したことはなかったけど言われてみるとこれまではそういう作品多かったと思いましたね。
近頃の文芸作品は最初から性別がずーっと曖昧なものも多い気がします。あえてそうしてるんだなとわかりますが時代のせいでもあるのかなとも。
案外自分、言葉に敏感じゃなかったなぁと本書を読んで認識。
サラッと読めて難しくなく読み物として面白いです。あんまりこういうジャンルを読まない人にも読みやすいのでは。