シェリーのレビュー一覧
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購入済み
今後の糖度UPに期待
少年少女の友情と冒険の物語...っぽかった本作。4冊目にしてようやく本格的にBL小説になってきましたね。パーシヴァルと甘い雰囲気になるより先に『婚約』がくるという、急展開ぶりにちょっぴり驚いております。
でも。
婚約というけじめをつけてからゆっくり気持ちを育てていくのも、生真面目なパーシヴァルと晩生で鈍感なサフィラスには合っているのかもしれません。
それにしても、次から次へと事件が起こり、なかなか穏やかな学生生活を送れないサフィラスとパーシヴァル。そしてアウローラも婚約絡みの夜会で騒動が起こりすぎですよね。ひょっとしたら退屈女神様はそんなところも楽しんでいたりして...?
何はともあれ、物語が続くことは読者にとって嬉しいことです。続刊、楽しみにしています!
(サフィラスとパーシヴァルの糖度UPも期待してます!) -
ネタバレ 購入済み
ようやく...
サフィラスの美少年設定がようやく実感できた第3弾です。
自称『パーシヴァルの婚約者』に度をこした嫌がらせをされたり、俺様脳筋に言い寄られたり...と、BLあるあるな恋愛トラブルに巻き込まれますが、そこはサフィラス。面白がりつつ撃退します。
そんなエピソードがあるにも関わらず、BL味は薄いまま。相変わらずラノベ的な面白さが勝り、一見パーシヴァルとの友情が深まっただけ...に見えますが。
無自覚&無鉄砲なところがあるサフィラスを気遣うパーシヴァルにはスパダリの片鱗が窺えます。そしてサフィラスもまた少しだけパーシヴァルを意識しはじめた雰囲気が出てきました。
この2人をじれったく思っているのは読者だけではないようで、パーシヴァルの家族(特にお母様)が外堀を埋めにかかってきております。
元実家や元婚約者から受けた仕打ちで傷ついている(はず)のサフィラスを思い、あまり急がないようにと家族を諫めるパーシヴァルが素敵です!愛されてるなぁ、サフィラス。
個性的な登場人物も増えて、物語は深みを増します。メインストーリーに150年前の出来事がどう関わってくるのかも気になりますし、もちろんサフィラスとパーシヴァルの関係の変化も楽しみ。
続きが待ち遠しいです! -
Posted by ブクログ
作者の類まれなる想像力と創作力に平伏す 超超有名なこちらのclassicも読んでみた。いくつか事前の刷り込みで知っていたフランケンシュタインとは、原作は少し違うことが分かった。アニメ等で書かれているあのイメージ(頭に横から釘が刺さっている)とはちょっと違う風貌なのかも。あと名前。フランケンシュタインとは、人造人間のことではなく、それを作った主の名前であったことがびっくり。
舞台も、スイス、イギリス、スコットランド、アイルランドと風景の描写も上手で、これは作者が実際に旅行をしたことも起因しているという。ストーリーに合わせて、周りの描写がよりリアルで、ストーリーだけでなく描写も楽しめるのが、この物語の魅力を増す要因ともなっている。1818年、この時代に女性が海外旅行、21歳に出版、かつテーマが人造人間という、すごいバイタリティ、才能の持ち主だったことに感嘆。 -
ネタバレ 購入済み
但し書きが要るかも
冒頭からの『前巻の後始末』ともいうべき顛末は少し後味の悪さが残るものでしたが、この巻のメインストーリーはなんといっても『長期休暇』!その間はパーシヴァルの実家にお世話になることにしたサフィラスは、パーシヴァルと共にヴァンダーウォールへ向かい、『長期休暇』を満喫します。そしてアウローラからの風隼が届き、ワーズティターズの内乱を収めに向かうことに。無詠唱の魔法使いサフィラス、大活躍です!
冒険譚としては本当に面白いです!パーシヴァルとの連携は息が合っていてカッコいいし、アウローラとの信頼関係も素敵だし、ケット·シーたち召喚獣も活躍。何よりサフィラスの前世の思い出も良い感じで物語のアクセントになっています。『あー、面白かった』と大満足で読了して、ふと気がつきました。
『...これってBL作品だったよね?』
そう。当事者2人に自覚が無いせいか、BLっぽさはやはり風味程度です。前巻よりは上がったものの、友情95%、BL5%といった感じです。しかもその5%を当事者2人からではなく、その周囲の視線や態度から感じとらせるという見事なまでの間接的表現!
これはもうサフィラスとパーシヴァルの友情がBLに変化していく過程を楽しむ作品ですね。
...えらい時間かかりそうですけどww
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Posted by ブクログ
1818年の作品
200年前ですよ!
圧巻!
そりゃあ残るわ、200年残るわ
そして間違いなくこの後の200年も残るわ
名作過ぎて震える
圧倒的に面白いのねこれに尽きます
そしてとんでもなく読みやすかった
訳者の小林章夫さんの力量に脱帽です
ご本人も触れていましたが、古典ものにありがちな注釈を極力廃して、本文の中で片付けようとしてるところがこの読みやすさに繋がってるんだと思う
ほんともうありがとうね
ありがとう『光文社古典新訳文庫』!
はい、本編!
やはりいろんな捉え方ができると思うんだけど、闘いよね
もう「苦悩」VS「苦悩」の闘い
怪物を生み出してしまった「苦悩」と怪物として生み出されてしまった「苦悩」の闘い
途中不幸自慢みたいなことにもなっとるけども
そん中で結局「人間」てなんなのよ?って考えさせられます
わいはこの不幸自慢に生み出した側の天才科学者フランケンシュタインの「身勝手さ」みたいなんをずっと感じていて腹立たしかったんだけど、この「身勝手さ」こそ「人間」なんだなとも思うわけね
今世界を悩ます問題の多くは「人間」の持つ「身勝手さ」の現れであるんじゃないかな〜って
この世界には多くのフランケンシュタイン博士が住んでいて、その「身勝手さ」が戦争や差別や環境破壊みたいな「怪物」を生み出している
そして最後にはこの物語と同じ結末を迎えるじゃないかな〜って思ったりします
結末?知りたかったら読んでみればいんじゃね? -
購入済み
面白いけど
現代からとかではなく、同じ世界に存在した大魔法使いとして転生ってのが面白いなーと思いました。
でもBL要素は全くないですけど、まだまだ続きそう(Webで連載中みたいですし)なので、これからなのかな。
表紙イラストの雰囲気からもラブ感は薄そうだなって納得で買ったし、主人公めっちゃ美形設定だけど恋愛要素(可憐さとか色気)感じないけど、どう恋が生まれるのか逆に気になります。
とりあえず今巻はライトなファンタジー小説として楽しく読めました。 -
Posted by ブクログ
19世紀のイギリス小説ですが、出てくる題材はルッキズムに無敵の人。寧ろ、現代の闇を掬い取ったかのような内容にびっくりしました。
中盤の怪物の自分語りが凄まじく、自分が共感してしまうのは、怪物の方でした。誰からも愛されないのに、それでも愛を求めてしまう姿が哀しい。やったことは確かにまずいけど、もっと最初の段階で彼に手をさしのべてる人がいれば違う運命もあったのでは?
フランケンシュタイン博士に関しては、あまりの無責任ぶりに終始イライラ。自分で作ったんやから、最後まで責任もてや!あんたがふらふらしてるから、こんな被害出たんやろ。の思いが消えませんでした。最後は全ての責任を取る覚悟でしたが。
二人のキャラと関係があまりに濃密過ぎて、他が霞みますね。どちらの側に立つかに寄っても印象の変わる作品だろうな。と思います。