河野万里子のレビュー一覧

  • 青い麦

    Posted by ブクログ

     純粋に愛し合うがゆえに関係が変わってしまうことを恐れ危ういバランスの上にたっている少年少女と年上の女性。今読むとかなりありがちなストーリーだが、解説を読むと1922年のフランスの小説としては画期的な内容だった模様。
     しかし、思春期まっただ中の少年少女の揺れ動く繊細な情感を瑞々しく描いていて、心理描写と密接な関係を持っている随所に挟まれる植物、風景の描写も凡百の似たような小説とは一線を画すかと思われました。
     でも個人的にものすごく苦手なタイプの小説です・・・。

    0
    2011年04月27日