さとう史緒のレビュー一覧

  • 公爵令嬢と月夜のビースト

    匿名

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    ヒーローの大きさ、逞しさ、頼もしさがあるからヒロインの美しさとかわいさが伝わる見事な描写。いつもながら飽きさせないストーリー展開でした。

    #ハッピー

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    2023年08月02日
  • クリスマスの幸せ星

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    クリスマス時期なので読んでみたが大正解。中編1作と短編2作。クリスマス間近、戦争のため家族と離れて過ごす主人公が職務にあたる中でかけがえのないパートナーを見つける。1作目は捕虜となった軍医トーマスが故郷への想いを募らせながら現地の人々を助けていくのだが、次の2作は彼の娘、孫がそれぞれ主人公となる3世代を描く構成なのも良い。トーマスの患者を分け隔てなく、献身的に医療を施す姿は次世代に立派に受け継がれており、まさに、クリスマスに読むのにふさわしい、心温まる本だった。

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    2021年12月14日
  • 公爵と裏通りの姫君

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    トゥルーラブ家の庶子達のシリーズ 「公爵家の籠の鳥」に続く作品です。

    逃げた花嫁を追い、貧民街で暴漢に襲われ重傷を負ったソーンリー公爵とそんな彼を手厚く看病し、あろうことか逃げた花嫁を探す手伝いも頼まれるジリーとの物語です。

    公爵や公爵夫人など貴族達の役割や生活様式等分かりやすくきめ細かい描写は、作品に深みも増していると思います。

    通常相容れない二人が、どのようにラストを迎えるのか、最後まで目が離せませんでした。

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    2020年08月17日
  • 路地裏の伯爵令嬢

    購入済み

    前作の「公爵と裏通りの姫君」でのラビィニアが謎めいていてずっと気になっていました。

    出だしから意表をつき、現在と過去を行ったり来たりしながら、まるでパズルのピースをはめるように物語が進行していきます。

    何度読み返しても、終盤のヴィヴィの悲しみに一緒に涙し、運命に翻弄されながらも前向きに生きる姿に感動します。

    ロレイン・ヒースは、大好きな作家で、他の作品もですが伏線をいろいろ用意し、登場人物も丁寧に描きながら読者を飽きさせずに一気に読ませます。

    次回の作品も楽しみにしています。

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    2020年08月01日
  • レディ・エミリーの事件帖 折れたアポロ像の鼻

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    期待せずに読み始めたら予想外の面白さ!帯だったかに「ジェーンオースチンが書いたダ・ヴィンチ・コード」みたいなことが書いてあったような気がするけど、うんうん、そうかもしれない。でも彼女特有のきまじめさはないかなぁ。そこはそれ、やはり現代の作家さんだものね。
    シリーズが進んでいくにつれて登場人物の考え方や人間関係が変わっていったらもっと楽しいだろうなと思う。

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    2017年03月21日
  • 花園物語1

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    アーミッシユ、メノナイトのh/hたち 
    心が、洗われる一冊だった
    もちろん、hotシーンなし というか、bird kissもなかった
    家族に、好きな人との経過報告を逐一するヒーローと報告求める家族。おまけに近隣住民の興味津々度合が、そこらの、ど田舎の “壁に耳あり~” 状態より何十倍も濃厚。でもそれを普通のこととしているヒーローの素直さが清くてまぶしいわ キラ✨キラ

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    2017年05月04日
  • クリスマスの幸せ星

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    4.8
    19世紀親子3代のものがたり。
    故郷と家族から離れて医療にたずさわるクリスマスシーズンの話なんだが、どれも嫌味なくらいいいはなし。
    ◾︎英国軍医のウェディング
    トーマスいいやつな!人間臭い描写が大変よい。
    ローラもいじらしい。いいはなし。
    ◾︎赤い髪の聖母
    ◾︎家路の果てに

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    2014年11月28日
  • 悪魔に捧げた純愛

    eri

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    ありがちなストーリーですが…

    ハーレクインのヒーローって何でこんなに愛を知らない奴が多いのか?!自分で冷たい言葉でヒロインを拒絶しておきながら自分が捨てられたと逆恨みをする…。もうちょっとガツンと言ってやっても良かった気もするんだけど、まあヒーローはヒロインか好きで好きでって感じだったし、それだけでも良しとするかな

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    2022年06月25日
  • 午前零時の公爵夫人

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    トゥルーラブ家の庶子達のシリーズ
    「公爵家の籠の鳥」
    「公爵と裏通りの姫君」
    「路地裏の伯爵令嬢」に続く作品で、
    今回の主人公は エイデンです。

    ラシング公爵夫人のセレーナは、夫が急逝し子供がいないため領地や爵位を返上しなければならず、限嗣相続制度のために財産などほとんどを失ってしまう。
    兄妹達の財政のためにも今すぐ“跡継ぎ”を作る必要があり、エイデンに近づいてきた。

    セレーナの回想中で、結婚初夜に公爵がセレーナの耳もとで「すまない」と言ったのが、ずっと心に残っていて最後の方で、あぁーと腑に落ちて、公爵も可哀想な人だったんだなーと切なさが残りました。

    エイデンやセ

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    2021年02月19日
  • 過去をなくした乙女 ハイランダーブライド

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    長いけど

    まあまあ面白かった。
    前二作品より、まとまっていたような気がする。
    いづれにしろ、説明をくどくど繰り返す傾向があり、少し飽きるかな。

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    2018年08月09日
  • レディ・エミリーの事件帖 円舞曲は死のステップ

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    レディー・エミリーの事件帖第三弾。

    結婚したのかと思いきや、まだ結婚していないエミリー。
    しかもコリンの素敵な元恋人が現れて不穏な雰囲気に。

    ダンスカードとかモーニングバンドとか、
    優雅な言葉が次々と出てくる、
    今回の舞台はウィーン。

    ウィーンに行った意味があったのかどうかはわからないけど、
    最終的に二人の絆が深まったようで良かった。
    執事さんたちの恋はどうなるのかな。

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    2018年01月12日
  • レディ・エミリーの事件帖 盗まれた王妃の宝石

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    ネタバレ

    レディー・エミリーの事件帖第二弾。

    コナンがエミリーの味方とわかっているので、
    だいぶ安心して読めた。
    ヴィクトリア朝の貴族の生活にもだいぶ慣れてきたし、
    屋敷に侵入されたり、けがをさせられたり、薬をもられたりと、
    前回より危険度もアップして面白かった。
    エミリーやそれ以外の人の恋愛もからんでいたし。

    一番応援したいのは、有能な執事の恋愛かな。

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    2017年12月10日
  • レディ・エミリーの事件帖 折れたアポロ像の鼻

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    ネタバレ

    運悪くこの作品を読み始めてしまった男性、
    とくに未婚者は、
    主人公のあまりに現実的な、利己的な結婚生活に幻滅するのは仕方がないと思う。

    でも、我慢して読み進めてもらえば、
    亡き夫に恋をしていく姿に許してもらえるのではないか。
    ヴィクトリア朝の貴族の女性には、
    社会的自由はあまり与えられていなったことも加味してほしい。

    そのヴィクトリア朝の習慣・文化に挑戦していく様子もおもしろかった。
    ミステリーとしても、結構面白かったと思うのだけど。

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    2017年12月03日
  • 侯爵を結婚させる方法

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    ネタバレ

    教養もある元伯爵夫人が持ち前の人脈と誠実な人柄を武器として、「結婚仲介人」を仕事としている。そのフェザーストーン伯爵夫人の元に、名うてのプレイボーイである侯爵が花嫁捜しにやってきた。
    彼は「持参金を持った令嬢」とすぐにでも結婚したいのだという。
    愛ではなく金のために結婚するのだと広言してはばからないイケメン侯爵に、伯爵夫人ベリンダは激しい嫌悪感を覚えるが、、、

    実はベリンダが覚えたのは嫌悪感だけではなく、当の侯爵ニコラスも同じで、共にひとめで惹かれ合ったということになります。
    結局、ラストで二人は結ばれ、他人の金を当てにせず、自らビール醸造業で身を立てようとするニコラスに、ベリンダも愛情だけ

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    2017年11月28日
  • 花園物語1

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    とても読みやすくてサクサクと面白かったです。
    温かい地方の一軒の宿に集まる人々の人生の転機を描いているといった感じでしょうか。
    レオナに限らず、悲喜こもごもでした。
    ビバリーのことも、もう少しなんとか解決した形にしてほしかったです。
    特にアーミッシュという設定でなくても、すんなりと読めると思いました。日本ではイメージしにくいのではないでしょうか。
    映像にすると素敵なのかもと思います。

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    2015年11月04日
  • 塔の上の婚約者

    ネタバレ 購入済み

    長い間部族間の確執の和平調印として
    ヒロインはヒーローと政略結婚を命じられます。
    ヒーローは一目惚れ的なのですが、ヒロインはヒーローに対する先入観と敵への偏見が大変強く、とても強固で、ちょっとヒーローへの抵抗が長すぎたかなと。読みながら、繰り返しにイライラしました。
    色々な事件を体験しながら、二人が心を通わせていく過程はドキドキして情熱的で、最後は大円団。

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    2021年06月10日
  • 過去をなくした乙女 ハイランダーブライド

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    ネタバレ

    怪我をして倒れていたところを氏族長であるヒーローに助けられたヒロイン。邦題の通り記憶を失くして。
    ヒーローは記憶の無いヒロインの正体にひと目で気付くも、ヒロイン父への復讐として何も言わずにヒロインを住処へと連れて帰ることに。
    ただ、氏族長とはいっても脱獄した身で一部の仲間たちと洞窟暮らしを強いられている。
    記憶を失くしたヒロインが健気に氏族に打ち解けようとしているのに好感。
    ただ全てを思い出してからはちょっと怒りすぎでは?と。
    自業自得とはいえボロクソ言われるヒーローが可哀想だった(笑)
    最後に自分からヒーローの元へ行ったのは◎

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    2019年07月23日
  • ハイランドの侯爵の花嫁

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    ネタバレ

    壁の花であるヒロインが、英国の侯爵位を継ぐためにスコットランドからやってきたヒーローと出会う。
    特別美人なわけではないけど人を楽しませる才能を持っているヒロインが好ましい。
    対してヒーローはハイランダーという肩書きの割に男気がない…。
    いろんな人から助けられてようやくヒロインと結びつくことができたという感じ。
    よく考えたらまだ21歳なんだよね。
    個人的にはヒーロー友人のほうがお気に入り。
    子供に囲まれたエピローグが読みたかったな(´∇`)

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    2019年02月15日
  • レディ・エミリーの事件帖 盗まれた王妃の宝石

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    アントワネットゆかりの品の泥棒、謎の崇拝者からのギリシャ語の手紙、ルイ16世の直系子孫を名乗る男、ピンク・ダイヤモンド所有者の死、愛人との息子、手紙の暗号、社交界での悪評、共和制フランスのクーデター計画。

    社交界と恋愛や結婚や噂話、ドレスやパーティや舞踏会…ダウントン・アビーも結局、ついていけなかったからなぁ。

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    2017年07月16日
  • 侯爵を結婚させる方法

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    ネタバレ

    アメリカ女性の結婚仲介人をしているヒロインと信託資金を打ち切られたので結婚せざるを得なくなったヒーロー。
    いきなり最初からヒロインへの欲望を感じるヒーロー。ヒーローへのちょっとした意地悪やズバズバ言うヒロインが楽しかった。最初はヒロインに結婚相手を探してもらう為だったけど、誰かを紹介されるにつれヒロインじゃなきゃダメだと思い始める。そこからヒロインに正論をグサリと言われ、ヒロインから尊敬されるような人間になろうとするヒーローが良い。
    遊び呆けてないでもうちょっと計画的に生きてこればねーとも思うけど(笑)
    ヒロインの亡き夫がナチュラルクズだったからエピローグでヒーローと幸せな姿が見たかったな。

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    2017年03月31日