さとう史緒のレビュー一覧
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トゥルーラブ家の庶子達のシリーズ 「公爵家の籠の鳥」に続く作品です。
逃げた花嫁を追い、貧民街で暴漢に襲われ重傷を負ったソーンリー公爵とそんな彼を手厚く看病し、あろうことか逃げた花嫁を探す手伝いも頼まれるジリーとの物語です。
公爵や公爵夫人など貴族達の役割や生活様式等分かりやすくきめ細かい描写は、作品に深みも増していると思います。
通常相容れない二人が、どのようにラストを迎えるのか、最後まで目が離せませんでした。 -
購入済み
前作の「公爵と裏通りの姫君」でのラビィニアが謎めいていてずっと気になっていました。
出だしから意表をつき、現在と過去を行ったり来たりしながら、まるでパズルのピースをはめるように物語が進行していきます。
何度読み返しても、終盤のヴィヴィの悲しみに一緒に涙し、運命に翻弄されながらも前向きに生きる姿に感動します。
ロレイン・ヒースは、大好きな作家で、他の作品もですが伏線をいろいろ用意し、登場人物も丁寧に描きながら読者を飽きさせずに一気に読ませます。
次回の作品も楽しみにしています。
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購入済み
ありがちなストーリーですが…
ハーレクインのヒーローって何でこんなに愛を知らない奴が多いのか?!自分で冷たい言葉でヒロインを拒絶しておきながら自分が捨てられたと逆恨みをする…。もうちょっとガツンと言ってやっても良かった気もするんだけど、まあヒーローはヒロインか好きで好きでって感じだったし、それだけでも良しとするかな
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購入済み
トゥルーラブ家の庶子達のシリーズ
「公爵家の籠の鳥」
「公爵と裏通りの姫君」
「路地裏の伯爵令嬢」に続く作品で、
今回の主人公は エイデンです。
ラシング公爵夫人のセレーナは、夫が急逝し子供がいないため領地や爵位を返上しなければならず、限嗣相続制度のために財産などほとんどを失ってしまう。
兄妹達の財政のためにも今すぐ“跡継ぎ”を作る必要があり、エイデンに近づいてきた。
セレーナの回想中で、結婚初夜に公爵がセレーナの耳もとで「すまない」と言ったのが、ずっと心に残っていて最後の方で、あぁーと腑に落ちて、公爵も可哀想な人だったんだなーと切なさが残りました。
エイデンやセ -
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Posted by ブクログ
ネタバレ教養もある元伯爵夫人が持ち前の人脈と誠実な人柄を武器として、「結婚仲介人」を仕事としている。そのフェザーストーン伯爵夫人の元に、名うてのプレイボーイである侯爵が花嫁捜しにやってきた。
彼は「持参金を持った令嬢」とすぐにでも結婚したいのだという。
愛ではなく金のために結婚するのだと広言してはばからないイケメン侯爵に、伯爵夫人ベリンダは激しい嫌悪感を覚えるが、、、
実はベリンダが覚えたのは嫌悪感だけではなく、当の侯爵ニコラスも同じで、共にひとめで惹かれ合ったということになります。
結局、ラストで二人は結ばれ、他人の金を当てにせず、自らビール醸造業で身を立てようとするニコラスに、ベリンダも愛情だけ -
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ネタバレ 購入済み
長い間部族間の確執の和平調印として
ヒロインはヒーローと政略結婚を命じられます。
ヒーローは一目惚れ的なのですが、ヒロインはヒーローに対する先入観と敵への偏見が大変強く、とても強固で、ちょっとヒーローへの抵抗が長すぎたかなと。読みながら、繰り返しにイライラしました。
色々な事件を体験しながら、二人が心を通わせていく過程はドキドキして情熱的で、最後は大円団。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ怪我をして倒れていたところを氏族長であるヒーローに助けられたヒロイン。邦題の通り記憶を失くして。
ヒーローは記憶の無いヒロインの正体にひと目で気付くも、ヒロイン父への復讐として何も言わずにヒロインを住処へと連れて帰ることに。
ただ、氏族長とはいっても脱獄した身で一部の仲間たちと洞窟暮らしを強いられている。
記憶を失くしたヒロインが健気に氏族に打ち解けようとしているのに好感。
ただ全てを思い出してからはちょっと怒りすぎでは?と。
自業自得とはいえボロクソ言われるヒーローが可哀想だった(笑)
最後に自分からヒーローの元へ行ったのは◎ -
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Posted by ブクログ
ネタバレアメリカ女性の結婚仲介人をしているヒロインと信託資金を打ち切られたので結婚せざるを得なくなったヒーロー。
いきなり最初からヒロインへの欲望を感じるヒーロー。ヒーローへのちょっとした意地悪やズバズバ言うヒロインが楽しかった。最初はヒロインに結婚相手を探してもらう為だったけど、誰かを紹介されるにつれヒロインじゃなきゃダメだと思い始める。そこからヒロインに正論をグサリと言われ、ヒロインから尊敬されるような人間になろうとするヒーローが良い。
遊び呆けてないでもうちょっと計画的に生きてこればねーとも思うけど(笑)
ヒロインの亡き夫がナチュラルクズだったからエピローグでヒーローと幸せな姿が見たかったな。