あらすじ
その乙女を彼はとらえた。いつしか恋に落ちるとも知らず――USAトゥデイベストセラー作家が紡ぐハイランド・ロマンス。
1727年スコットランド。雨降りしきるその日、カーライル一族の氏族長ダンカンは道に倒れていた女性を助けた。潤んだ金色の瞳にいかにも儚げな風貌には見覚えがあった。彼女こそ一族の憎き宿敵、アバフォイル伯爵のひとり娘カトリオナだ。ひとまず私怨は脇に追いやって娘を介抱してやるが、まもなく、どうやらカトリオナが事故か何かに遭っていっさいの記憶をなくしていることに気づく。これは神が与えてくれたチャンスだ――ダンカンは弱りきったカトリオナを一族のもとへ連れ帰ることにした。伯爵に復讐するための人質として。
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Posted by ブクログ
怪我をして倒れていたところを氏族長であるヒーローに助けられたヒロイン。邦題の通り記憶を失くして。
ヒーローは記憶の無いヒロインの正体にひと目で気付くも、ヒロイン父への復讐として何も言わずにヒロインを住処へと連れて帰ることに。
ただ、氏族長とはいっても脱獄した身で一部の仲間たちと洞窟暮らしを強いられている。
記憶を失くしたヒロインが健気に氏族に打ち解けようとしているのに好感。
ただ全てを思い出してからはちょっと怒りすぎでは?と。
自業自得とはいえボロクソ言われるヒーローが可哀想だった(笑)
最後に自分からヒーローの元へ行ったのは◎