西林克彦のレビュー一覧
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この本の帯に「ほとんど宣伝してないのに、口コミで20万部突破!仕事・受験に役立つ一冊。続々重版!驚異のロングセラー」とある。本の題名から、読解力がつかない本当の原因が書かれてあり、その原因というのが、わかったつもり、になっている状態にあるということが書かれた本なのではないかということが予想される。また、帯から読解力があれば、仕事や受験にも役立ち、まさに読解力の重要性が書かれていることも予想される。20年前の本だけれども、ロングセラーの本ということで、長い間、多くの人を惹きつけ、読解力が多くの人の課題と感じられていることが分かる。
「第3章これがわかったつもりだ」、で取り上げられている『正倉 -
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ネタバレわかったつもりをなくすためには
1. わかったとおもっているけど、わかったつもりの状態であることを認識し、自分への甘さを打ち砕く
2. 読んだ文章について、自分なりのまとめを行う→あまりにも簡単であった時には、文脈ミスリードor自らが親しんだスキーマに当て嵌めようとしている
※「ああ、あれだな」と認識した時は要注意
おもしろかった。自分がいかに「わかったつもり」状態、浅い読みや思考の放棄を繰り広げているかわかる。読書法で「本を読む前に疑問点や知りたいことを書く」やアクティブリコールなどがあるが、
この本をよむと、これらが何故大事なのかを深められたような気もする。
私は今後も文章の構成や読み -
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ネタバレ
○より深くわかるには、わかったつもりの自覚から
より深く読むためには、「わかったつもり」を自覚するところから始まる。この視点が新しくもあり、納得できるだった。
「わかったつもり」にも種類があり、結末やスキーマ、曖昧さなどの理由で「わかったつもり」になってしまう。それで読めた気になることがいい時もあるが、大学の論文作成や仕事関係の文章にあたる時には「より深くわかる」必要がある。
○文脈の効果
「布が破れたから、干し草が重要だった」
→これは一見訳のわからない文章だ。しかし、「気球が破れて落下したが、その下に干し草があったから命拾いした」という文脈があれば意味がわかる。つまり、文脈は文章の -
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小学校の国語の教科書レベルの文章でさえ、一読して「なんとなく」理解したつもりでいても、実際には十分に読めていないことに気付かされました(汗)しかも、「わかったつもり」は「わからない部分がない」という安定状態をつくるため、それを崩すのは容易ではありません。筆者の言うように、文章をより深く読むうえで「わかったつもり」が障害になるのです。そして、その殻が破れると「矛盾」や「疑問」が見えてきて、それこそが理解を深める契機になることを、『正倉院とシルクロード』の読解を通して実感できました。
後半では、大学入試センター試験の国語問題に関して、従来の「最も適するものを選べ」という形式ではなく、「次の解釈の -
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テストの度に覚えて、終わったらすぐに忘れたり、物事を考える上で勉強で得た知識を活かせていない人を対象に、勉強をして、使える知識をどのように身につけるのかについての考えを伝授した本。
タイトルの「どこ」が指しているのは、時間やモチベーションの管理、勉強計画の立案、予習復習のタイミングetc...ではなく、勉強に対する学習者の「認識」である。例えば、勉強ができないと思っている人は、自分の素質や能力を原因と考えるが、そうでない人は、問題を解くための必要な知識が不足していると捉えているなどである。この違いによるパフォーマンスの差を認知心理学の知見をもとに考察している。
また、勉強をする際に意識すべ