西林克彦のレビュー一覧
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自分は読解力に自信がないため、何をどうすれば良いのかヒントを得られればと思い、手に取った。正直言うと途中まで読むのが辛かった(特に正倉院の例文が読み辛くて仕方なかった)が、最終章に書かれてる各種提案が結構納得いくものだったので後味スッキリ。新書でこの読後感はなかなか無いのでは。
自分の場合、面倒くさくて読み飛ばしたり、内容を雰囲気で掴んで終わりにしてしまう事があるのは十分自覚していた。個人的にそれよりも問題視していたのは、矛盾点の発見は得意なのに、矛盾の解き方が分からず保留するのが多いことだった。が、もしかしたら自分が発見したと思っていた矛盾点って、単に直感的に違和感を感じていただけで結局雰囲 -
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読解力がつかない原因としての「わかったつもり」という状態と、そこからどのように打開すればよいのかを述べた一冊。
認知心理学の「スキーマ理論」を基に、話が進められていく。
口コミで広がったロングセラーということで購読。
この本の前に読んだ『読んでいない本について堂々と語る方法』とは、本や文章に対する姿勢がほとんど真逆なため、読んでいるうちに本にどう向き合えばよいか落ち着かない気分になった。
読んでいる文章の文脈が、私たちの中に既に存在している知識と強い繋がりを感じたときに、「あぁ、あの話のことか」と私たちは“わかる”ことになる。
そして、一度“わかった”状態になると、たとえそれが文章の書き手 -
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この本の帯に「ほとんど宣伝してないのに、口コミで20万部突破!仕事・受験に役立つ一冊。続々重版!驚異のロングセラー」とある。本の題名から、読解力がつかない本当の原因が書かれてあり、その原因というのが、わかったつもり、になっている状態にあるということが書かれた本なのではないかということが予想される。また、帯から読解力があれば、仕事や受験にも役立ち、まさに読解力の重要性が書かれていることも予想される。20年前の本だけれども、ロングセラーの本ということで、長い間、多くの人を惹きつけ、読解力が多くの人の課題と感じられていることが分かる。
「第3章これがわかったつもりだ」、で取り上げられている『正倉 -
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テストの度に覚えて、終わったらすぐに忘れたり、物事を考える上で勉強で得た知識を活かせていない人を対象に、勉強をして、使える知識をどのように身につけるのかについての考えを伝授した本。
タイトルの「どこ」が指しているのは、時間やモチベーションの管理、勉強計画の立案、予習復習のタイミングetc...ではなく、勉強に対する学習者の「認識」である。例えば、勉強ができないと思っている人は、自分の素質や能力を原因と考えるが、そうでない人は、問題を解くための必要な知識が不足していると捉えているなどである。この違いによるパフォーマンスの差を認知心理学の知見をもとに考察している。
また、勉強をする際に意識すべ