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文章を一読して「わかった」と思っていても、よく検討してみると、「わかったつもり」に過ぎないことが多い。「わからない」より重大なこの問題をどう克服するか、そのカギを説いていく。
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Posted by ブクログ
目からウロコだった 特に最終章では、国語教育についての話があり、 私が疑問に感じていた「著者の気持ちなんてわかんないよ」がかなり解決された気がする。 整合性が取れていれば、いくらでも想像し話の細部を予想することは出来る。けど、考えた話で整合性が取れなくなってしまうと、その考えは棄却しなきゃいけない。...続きを読むだから、答えは、整合性が取れてさえいればたくさんあるっていうのがおもしろかった。
先走ってわかったつもりになることが多いなと思うことが多々ありました。この本を読んでいくにつれてその理由が薄っすら理解できた気がします。(これもわかったつもりかも...)それは、自分が持っている知識や経験をもとに文章や会話を先読みしてしまう癖があるからだと理解しました。例えてみると、TOEICのリスニ...続きを読むングを過去の出題傾向から選択肢をみて選択する雰囲気に似ています。 わかったつもりを解消するには、時間がかかると思いますが発言、コメントする際には今一度立ち止まることを心がけたいと思います。
自分は「わかったつもり」になっていることが多い。魔物に支配されることが得意な気がする。 この本を読んで、まずはそのことに気づけてよかった。そして、感じ方の正解はたった一つではなく無数にあり、他と整合性が合っているかどうかということが重要であることも、目から鱗だった。日常生活でも「自分が正しい」と思い...続きを読む込むのではなく、様々な視点・意見を正しく読み取りたい。「わかったつもり」で、ゴール、とするのではなく、理解を深めて研究していく姿勢を持っていたい。
読解力・理解力について考えたく購入したもの。本の途中、例題がでてくるが、まんまと間違ってしまった。体験による気づきがあるいい本だと思う。 日常でも『わかったつもり』になることが多く、上司に聞かれると『わかっていない』ことに気づくことがあった。日々業務が忙しい中だと、資料など一読して『わかったつもり』...続きを読むになってしまっていた。自分の中でなぜ?と反芻することが『よりわかった』状態になることができるため、実践していきたい。また、『わかる』を阻害する要因としてスキーマ、自分勝手な解釈があること、これらを認識して仕事や試験勉強していきたい。
自分の読解力にいまいち自身がもてずに幾歳月。ひとが立派な感想や意見を言っているのを聞くと自分の読み解きの甘さ、浅薄さに意気消沈してしまう。一方で、何か申請手続きとかするとき、他人はけっこうミスするものだなと思ったりもする。自分はというと、ちゃんと説明を読んでそのとおりにやれば大して複雑なものでもない...続きを読むと思うことがしばしば。まあ、そんなふうに読解力に対するコンプレックスや「何で?」と思っていることがあるもんでこの本を読んでみた。 読めば読解力がつくのかと思えば……さにあらず。でも、読み解くってこういうことなんだなとつかめた気もした。要はやっぱり丁寧に読むことに尽きるんだなと。文章って構築されているもので、丁寧に読めばそれを読み解くことはそれほど大変なことじゃないような気がした。読解できないということは、適当に読んでいたり大切なところを読み飛ばしていたり、勝手に補ったり思い込んでしまっているように思う。あと、読み解くには自分のなかにそもそも関連する知識などが備わっていることも影響するだろう。 と考えると、速読なんかもついつい頼りたくなるけど、ああいうのってよく効率的に斜めに読むみたいなことがいわれると思うんだけど、それでは読解できてないのではないかという気もした。 後半で国語教育に対する提言というか苦言的なことも述べられているんだけど、自分としてはむしろ、現状の国語の問題文もよくできているなと思った。著者の苦言としては、本来は文章読解はそれぞれの解釈でいいはずなのに一つの回答を選択しないといけないということが学生たちを惑わせているというもので、「『最も適切なものを選べ』という設問は避けるべきであろうと思います。それに代わるものとして、『次のような解釈があるとする。このうち可能なものはどれか。可能でないものはどれか』といった設問形式がよいのではないかと私は考えるのですが」(p.207)と著者はいうのだが、理想的な万全な表現としてはそうかもしれないけど、自分としては、「そうか! 正しいものじゃなくて、適切なものを選べと問われていたな」というので十分腑に落ちた。ここでは自分が正しいと思ったものでなくて、前後の文章から読み取れるなかだけで適切なものを探せばいいということなんだなと。それでなくても、正直なんで他人がそんなに現国の試験に文句を言うのかがわからなかったんだよね。自分としてはそれこそ現国なんて斜め読みで正答できちゃうような印象だったので。 ともかくこの本からは、スキルとしての小器用な読解力を身に着けるのでなく、読解というものを考える視点を養われたように思う。読解っていわば謎解きのようなものでそれはそれで非常に面白い作業だなあと思った。
「いろいろあるんだな」で読み飛ばす、ってタイプの誤読が自分過ぎて笑ってしまった。 肝心の「わかったつもり」から脱却する為の有効な手立てがあまり書かれていないのがちょっと残念だった。だからこそ世の中が文章読めない人だらけなんだろうけれども… ただ、解釈が妥当かは「正しさ」ではなく他記述との「整合性」で...続きを読む判断する、というのは受験問題でなくてもかなり有効な考え方だと思った
説明が解りやすかった。 例題をやると大体著者の予想通りになっているのは癪だけどね! 「物足りない読み」はともかく「間違った読み」は中高生の間に体験しといた方が良いんじゃないかと思った。 この本を丸っと授業でやっても良い位じゃないかなぁ。 短い文でも「間違った読み」をして他人に噛みつく人がいる事を考え...続きを読むると、そういう人の為にも中高生位でしっかり経験しておいた方が良いと思う。 後、文章だけの問題じゃないし。 他人の言動も勝手な文脈で読んで勘違いするからね~。 国語テスト問題については、私は学生の間気にした事なかったな。 自分がどう読むかはテストとは又別の問題だと思ってたから。
西林昭一氏の『わかったつもり』を読み、大きな衝撃を受けました。普段、いかに自分が「わかったつもり」になって、文章の表面だけを滑っていたのかを思い知らされたからです。 本書を読んで特に心に刻まれたのは、以下のポイントです。 • 「つながり」を意識する: 部分と部分の関連性を捉えて初めて、真の理解への入...続きを読むり口に立てること。 • 文脈は「使いこなす」もの: 文脈をただ追うのではなく、読み解くためのツールとして主体的に使う視点。 • 自分の「思い込み」を疑う: 文章の構造だけでなく、自分の中にある「スキーマ(既成概念)」が理解を歪めてしまう怖さ。 • 「わかる」のアップデート: 新しい意味を発見し続けることで、理解の解像度はどこまでも上げられること。 • 解釈を捨てる勇気: 「話の筋が通っているから正しい」と過信せず、矛盾が見つかったらこれまでの理解をゼロベースで疑う潔さ。 「整合性がある=正しい」ではないという指摘は、特に大きな学びでした。これからは、立ち止まることを恐れず、より深い「わかる」を目指して読書に向き合いたいと思います。
これは本や文章を読む際以外にも当てはまると思う。日常生活での対話においても、わかったつもりが現実を見えなくしたり、相手を自分のレッテルや枠にはめてしまうことにつながるのだろう。だからこそ、細部や常識との違いに着目することや驕り高ぶらず常に疑う意識が大事なのだろう。ただ、意識だと難しい部分も多いだろう...続きを読むから、それを習慣化するか、話の際に確認作業を行って入れるみたいなシステム化することが大事なのかもしれない。 著者はおそらく読み飛ばしや雰囲気で流すことが誤読に繋がると言いたいのだろうし、それが一理あるのは理解可能。ただし、人間は毎日膨大な情報処理を行なっているから、簡略化していくのはある意味合理的なのだろうし、そこで起きるエラーに注目したって感じかなと。
要するに「何をもって分かったとみなすか」を事前に精査した上で、実際に読んだ時にその項目を満たせるかが大事と認識した。 この事前の基準策定を怠ると脳が勝手に都合よく処理し出して本来得たかったものが得られない、という話。
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わかったつもり~読解力がつかない本当の原因~
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西林克彦
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