あらすじ
なぜ「わかったつもり」になってしまうのか? 読解の法則について、教育心理学の大家が解説。コミュニケーションを円滑にするために、また文章の「読み」を深めるために、人の認識のクセを徹底解析。
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Posted by ブクログ
この本で学んだことは三つ。
一つはわかったつもりにならないこと。常にわかっていないと自分に言い聞かせること。
二つ目はわかったつもりになりそうであれば新たな文脈を追加し、疑問を持たせること。
三つ目は文章がつながっているかを再確認、言葉の意味についても改めて調べること。
以上の三つを行うことでわかったつもりにはならず、さまざまな疑問を持つことでより理解が深まっていくと記載されていた。
Posted by ブクログ
読んだことがあるイコールわかったではないけれど、特に読む必要性を感じなくなったとは言えるかもしれない。このわかったつもりがより良い読みを阻害するメカニズムが具体的に書いてあり国語の指導のあり方に問題提起をしている。
早とちりや断定的なきめつけは誤った理解に繋がりやすいのが良くやかる。
ソシュールの言語学と似た効能がある本かな。
Posted by ブクログ
誤読や「分かったつもり」読みがどういう仕組みで起きているのか、例文を用いて紹介してあったのは説得力があった。
なので仕組みは分かったのだが、対応法はとなると途端にぼやけたような。
結局具体的というか物理的対応というよりは、「こういう仕組みで起きているから気をつけましょうね」という精神的な話で終わってしまった印象がある。
読者を普段本を読んでいる人向けではなく、教育現場に実際いる方、特に国語教師の方をターゲットにしているのではないだろうか。
国語の指導書の指導例に強い憤りを感じさせる箇所があったので。
問題提起そのものは至極当然だと自分も思ったが。
ソフィア文庫なのでノウハウ本ではなくもっと専門的な学術書であるのは承知はしていたし、仕組みの部分では本当に頷けるものだっただけに、対応法自体にももう少し突っ込んだ話を読みたかったというのが正直な感想。
そうなると、今の国語の教育そのものに大幅なメスを入れることになりかねないので難しいのかもしれないが、こう普段読むときでも活かせるようなテクニックが個人的には欲しかった。