荒井ママレのレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
予防接種その二
一部ご紹介します。
・おたふくかぜの病原体はムンプスウイルス。成人では睾丸炎や卵巣炎を、小児では髄膜炎や難聴を惹き起こすことがある。
・麻疹は感染後、数年してから脳炎を発症することがある。
・風疹ウイルスに妊娠中の女性が感染したら、胎児が先天性風疹症候群になる可能性がある。
・麻疹も風疹も発症したら治療法はない。だが、2回の予防接種を受ければ、ほぼ100%の免疫がつく。
・ワクチン接種で期待されるのは、免疫反応を起こし、感染症を防ぐ働きである。
・これに対し、望ましくない反応もある。副反応である(ほかの医薬品では副作用。どちらも同じside effect)
・免疫がつく=人の体の -
ネタバレ 購入済み
予防接種その一
一部ご紹介します。
・「私たちはチームで治療にあたっています。医師、看護師、薬剤師、それぞれが患者さんと向き合うことで、よりよい治療が出来るからです。そしてとくに小児科では、お母さんやお父さんもチームの一員だと思っています。一緒に頑張りましょう」
・衛生環境がよくなって、今の日本では見かけない感染症もあるのに、なぜ子供の予防接種は増えているのか。それは、今の日本では発症が報告されてなくても、世界では現在でも流行している地域があるからだ。世界中の人々の往来が当たり前になった今だからこそ、予防接種をやめてしまったら再流行する危険性があるからだ。完全に根絶されない限り、予防し続けることが重要なの -
ネタバレ 購入済み
薬物の光と影
一部ご紹介します。
・「その湿布は岩下さんの腰痛の治療薬として処方された岩下さんのためのお薬なんですよ。ほかの方に譲ってはだめです」「いや、でもさあ」「でもはないです」
・良かれと思って続けていた投薬で重い副作用に悩まされる。医薬分にはつきものだ。
・医薬品はリスクと規制だらけ。でも、それによって生活が助けられている人がたくさんいる。一つの薬を開発するのにも様々な人の努力と時間と費用が掛かっている。そういった医薬品を守るためにも、適正に使われるように薬剤師が目を光らせているのだ。
・「回り回って患者さんに不利益になるようなことは絶対に避けたい」
-
ネタバレ 購入済み
生理痛
一部ご紹介します。
・生理痛によるひどい痛みが続く場合、子宮内膜症や子宮筋腫の可能性がある。我慢することが当たり前とは思わずに、早めに婦人科を受診した方がいい。
・はっきりした疾患でなくても、生活に支障が出るレベルの生理痛は「月経困難症」といって治療の対象なのだ。
・低用量ピルは、ホルモンを調節して排卵を抑えることで、生理痛やPMS(月経前症候群)を改善するとともに、子宮内膜症の進行を防ぐ効果もある。毎日服用するため、費用はかかるが、保険適用のピルで勧められる。今すぐ妊娠を望んでいるのでなければ、その都度、鎮痛剤を呑むより過ごしやすくなる。
・サプリメントやお茶は医薬品ではない。そのた -
ネタバレ 購入済み
鳥取の飢え殺し
一部ご紹介します。
・時は戦国時代。後の戦国の覇者、豊臣秀吉が鳥取城を攻めた時のことである。彼は兵糧攻めによる攻略を選んだ。4ヶ月にわたる城の包囲、物流は完全に遮断された。城内の食べ物は尽き、最後には共食いとなり、城の中は地獄絵図そのものだったという。降伏後、飢餓状態の兵士たちに粥が出されたが、それを一気に食べたところ、せっかく生き延びた兵士たちのほとんどが死亡した。後に「鳥取の飢(かつ)え殺し」といわれた事件である。
・兵士たちのその状態は、リフィーディング症候群と呼ばれている。
・長期の飢餓状態に、急速の高カロリー投与は危険である。なぜなら、飢餓状態に身体が順応しているため、急に糖を -
ネタバレ 購入済み
医療におけるお金の現実
一部ご紹介します。
・接遇の対象は、自分以外の人間全て。
・過剰在庫のリスクは、経営の悪化につながる。
・棚卸と在庫管理:在庫の数を数える→入力→データ化→各試薬の動き(発注量と消費ペース)や廃棄量の分析→今後の発注量の調整。まともな物流が期待できるなら、10日以内に消費できる量が理想となる。
・医療において、昨日通用したことが、今日通用しなくなることは有り得る。そのため、常に技術、知識のアップデートに努め、ガイドラインに目を通すことが望ましい。
・仕事は経験を重ねて覚えていくしかない。それ故まず、自分が職場内を整えることを徹底する。組織に囚われて、それぞれができることを失う必要はな -
ネタバレ 購入済み
薬にまつわるあれこれ
一部ご紹介します。
・喘息の薬「テオドール(テオフィリン)」は、喫煙によって代謝が促されてしまう。そのため、喫煙患者にはそのことを考慮して処方量が調整される。従って、喫煙患者自身が、禁煙したことを医師に伝えないと、処方量が減り、代謝量が減るため、テオフィリンの血中濃度が高くなりすぎて中毒を起こしてしまうのだ。だからこそ、体調の変化を医師に伝えることが重要となる。
・抗生物質のクラリスロマイシンは、かなり苦味の強い薬である。子供の味覚は敏感なため、一度苦手意識を持つと、なかなか飲んでくれない。
・苦味をカバーするために甘味料でコーティングされた薬剤の場合、オレンジジュースや酸性のものと一緒 -
Posted by ブクログ
ネタバレ病院薬剤師の現場を描くシリーズの7巻は、全巻から続く予防接種の重要性についてを前半に置き、後半では市販薬依存についてを軸に薬剤師の存在意義にメスを入れている。
相変わらず現場を描くことについてドラスティックな描き方をされている。
「第35話 理想の姿」辺りはわりと真面目に
「お読みの薬剤師さん、楽しく読めてます……?」
と心配になるところである。(余計な心配)
それはさておき、まず最初にこの作品が意義深く、今回も星五つ評価からブレることのない内容であることを明言したい。
丁寧に描かれた、両親を対象にした予防接種講座の内容などは非常に有用性が高く、興味深く読ませていただいた。
-
購入済み
命と向き合う
祖母が亡くなった時のことを思い出しました。コロナ禍で会えずに居た時、なくなる数日前にオンライン面会をねじ込んでくれた病院の方々が私達家族にも寄り添って対応してくださったのを今も感謝しています。最後に祖母に合わせてくれたのがせめてもの救いだった。医療従事者視点で書かれてはいるけど、読んでいて涙が止まらなかった。
-
購入済み
楽しみながら読める!
アンサングシンデレラは物語の中で思わずクスッと笑ってしまうシーンが所々に散りばめられていて、漫画にはあまり手を出さない私でも楽しみながら読めました。
-
購入済み
ドラマの影響で…
少し前に放送されたドラマでこの漫画の存在を知り読み始めましたが、本編の内容を何となく知っていた私でもドラマとは雰囲気や表現がいい意味で少し違っていて、新鮮な気持ちで読む事ができました。
-
購入済み
わからない世界の事
医療従事者でなければからないような世界もわかりやすく示されているし、そういう人の目線から切り込んで書いてくれているので、毎度勉強になります!
小野塚さんと葵さんのツーショット楽しみにしてます! -
無料版購入済み
ドラマからです!
ドラマからこの作品に入りましたがやはり原作も面白いです!
個人的には絵がとてもコミカルに感じ、読みやすかったです。ドラマを見た人も楽しめると思います。