菅野仁のレビュー一覧
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ネタバレ有無を言わさぬ関係のみが上下関係ではなく、上下関係は必要なものである。この認識に立って、親密性と信頼感に基づく上下関係へ転換する必要がある。
感情的で主観的な人柄志向だけでなく、事実に基づき客観的な事柄志向も必要であるが、学校現場では人柄志向に偏重している。
管理教育と自由主義教育の間をいくような教育論が必要とされる。
学校はルーティンの場であり、座学を含めた連続性に耐えうる身体性を保つ能力(欲望の統御の作法)を養う場である。
知識よりも体験重視の学習は、知識の軽視であり、学校の非日常感を強調し、教員の属人的なプロデュース能力に依存してしまう。
主体性の尊重と規制や制限はバランスをとるのが難し -
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別の学校の生徒がビブリオバトルで紹介しており、職場の人間関係にちょうど煮詰まっていた時期でもあるので、帰りがけに購入。
極端に言ってしまえば、自分以外の人間はたとえ親であれ、配偶者であれ、子であれ、みな「他者」であり、自分と全く同じということはありえない、ということを(しっかりと)意識しながら過ごしていきましょう、その中でどのような考え方をしてゆけば、「生きづらさ」を感じすぎることなく生活することができるか、考えましょう、という趣旨の本です。
役に立つマニュアル本というわけではありませんが、読み終えると少し楽になった気がします。
追い込まれたとき、煮詰まったときに度々手に取る本になるかもしれ -
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集中力を高めて仕事、読書、勉強など必要なことを行うには、現代という時代が便利ゆえに抱える問題がある。それは、ついスマートフォンやパソコンでネットサーフインを始めていつの間にか時間が過ぎ去っている、テレビを見て時間を無駄にしてしまうなど誘惑に負けた星人の方は、スイーツの誘惑にも弱いモクモク羊をはじめとして多いに違いない。
18分集中法というタイトルを見て「何」と思って思わず手が伸びて読んでみた。人間、手軽に行えることには興味がある。18分という何とも言えない中途半端と言っていい時間もどうしてだろうという点から興味をそそる。
著者は、集中力がなくて困っていた人で何か良い方法はないかと模索 -
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方法はいたってシンプル。
タイマーを18分間にセットして、仕事をするだけ。
とにかく始めて、とりあえず18分だけやってみる。
読み終えた今はそれを実践するのみ。
「昼寝をしているうさぎ」から「ゆっくり歩み始めた亀」になろう。
自分のように締め切り間際に慌てて仕事をしている人間にはぴったりの本。
計画的に仕事ができて、締め切りをきっちり守れる人には不必要な本。
締め切りギリギリという「時間の過小さ」によって集中力を高める今の働き方を10年後、20年後に行うことは難しい。
無理をせず、短い時間で区切りながら長期に渡って力を発揮できるように働き方を変える必要がある。
目指すべきは、「400メー -
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4月から中学生になる息子が友だち関係に悩んだ時の助けになったらいいなと購入した本。
友だちトラブルの具体的なハウツー本だと思っていたのだけど、友だち付き合いで苦しくなる仕組みを解説する本だった。
小学生が読むには文章が硬めで難しい、というか読んでもくれなそう。
教育者や大人向けに思えた。
・お互いにうまくいく関係というのは、その距離の感覚がお互いどうし一致している
・ルールは自由とワンセット
ルールの共有性があるからこそ自由が成り立つ
ルールをお互いが守る結果として秩序ができる
秩序そのものを目的としたら息苦しくなる
・いじめでいえば、誰かをいじめるということは、今度は別の人がいじめられ -
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友達という存在は時に自分の人生に多大なる影響を与えてくれる。例えば、自分の性格や職業、生き方などだ。しかし、時にそれが悪い方向に作用してしまうこともある。本書ではその対処法について述べられていた。まず、前提として他人振り回されることは自分の自由がなくなるため、あまりいいことではないと思う。そこでどうすれば良いのか。あくまで自分の話だが、私は自分の信念を持って生きていくことが大切だと思う。自分に正直の嫌なことは嫌ということが自分の自由につながっていくと思う。それができない友情は自分の人生の利益にはならないと思うから程よく関われば良いのだと思った。
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大人になってもそうですが、とくに若いときには身を置いている社会的構造(学校など)の影響から、「空気を読め」などの「同調圧力」にさらされることが多いです。そういったことに慣れっこかつ信じ切っていて(内面化されていて)、「空気は読まねばならない」と絶対視する人たちがいる一方で、それに非常に苦しむ人も少なくないです。また、いじめが生まれる理由もこういった同調圧力によるものだったりします。平均や通常とされる範囲からちょっとでもはずれると、攻撃の対象になってしまうんですね。
本書は、それらを含めた「人づきあい」に悩む中高生に向けた「処方箋のような本」(帯にそうありました)なのでした。もちろん、教師や親