菅野仁のレビュー一覧

  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

    Posted by ブクログ

    小学生高学年、中高生の時に読んでいたら青春時代と呼ばれるものが変わっていたのではないかと思う本だった。

    みんな仲良くしましょう、というスローガンのもと愚直に頑張っていたが本当に必要だったのは苦手な人との適切な距離感だったなんて、あの頃の自分が聞いたら驚くと思う。そういう子たちとこそ仲良くなろうと躍起になってしまっていたので。

    特に面白かったのは、そこにいない第三者の陰口をいうことで、その場にいる二人の親密度を高めるという手法があるということ。普段仲が良さそうな二人がなぜ片方がいない時に私に不在の子の陰口を言うのか全くわからなかったので、このような原理が働いていたのかと思わず膝を打った。

    0
    2026年02月20日
  • 18分集中法 ──時間の「質」を高める

    Posted by ブクログ


    はじめに
    著者は大学教授であるが、大学内外の事務的な作業に追われ、自由に研究できる時間は、少なくとも日中にはほとんど取れていないと書かれていました。忙しい日々の生活の中で、自分のメンタルの弱さと向き合いながら、いかに集中力を持続させるかに悩んだ結果、「18分だけ集中する方法」を考案したと述べられていました。
    大学教授であっても、雑務に追われて集中できない点は、私のようなサラリーマンと同じなのだと感じました。私も、この本を通じて集中力の持続方法を学びたいと思いました。

    序章 今日も一日無駄にした!
    著者は、「自分が『こうしよう』と思ったことを、そのとおりにきちんと実行に移せる意思が欲しい」と

    0
    2026年02月13日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私は幼少期から人間関係で悩むことが多かったし、今もそう。そのことについて本を読んでみようとか学んでみようと思ったことはなかったんだけれど、ちくまプリマーの存在を知った時にちょうど良い本があるなぁと思って手に取った。
    まず、日本は他国よりも「友人重視指向」にあるということに衝撃を受けた。国によって文化が違うのは当たり前に知っているけれど、こういうところも違うんだ。日本だけ(ではないけれど)なんだ、と思ったらそれだけで心が軽くなった。

    全て“なるほど。そうだったのか。そういうことか。”と納得。これまでの悩みの原因や理由が言語化された感覚があった。

    学生だけではなく、大人にとっても得られるものが

    0
    2026年02月08日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    自他の混同から来る距離感のバグ。自分も他者を自分と同じものとして、不一致があるとモヤモヤしたり、時には腹を立てることがある。でも、当たり前だけど、十人十色。みんながみんな全く同じ思考回路で生活しているわけがない!それを強く再認識させられるのと同時に、共依存に近しい関係性が招く恐れや原因を丁寧に教えてくれる。
    「読書は著者との対話」
    脳に刻みたい日本語。たしかに、つい最近夏目漱石の作品を呼んだけれど、彼が文字に起こしたものを現代の私が読む、というのはなんともロマン溢れる『時空越え』なのだろう。
    私は文字が頭に入ってこずに何度か同じ行を読み返したり、表現が捉えきれない文章を咀嚼したりすることが多い

    0
    2026年01月08日
  • 愛の本 ──他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ

    Posted by ブクログ

    もっと読んでいたくなる本。あとがきを読んでもまだ足りない。柔らかな他者という認識。優しい気持ちになれる。

    0
    2025年12月19日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

    Posted by ブクログ

    仕事で使えそうかも!と思い購入して数年後、ようやく読みました。

    書かれたのは17年前ですが環境は今と変わらず。
    特に今のこどもたちは、ネットの発達のおかげか早熟で賢いです。
    もしかしたらもっと複雑になっているかも…

    早くに大人になってしまうからこそ、響く言葉もあるのかも。
    たとえば、「コミュニケーション阻害語」
    目の粗い言葉でざらりと不安感のある言葉より、少しずつ目を細かくしていき「生のあじわいの深度を深める」言葉を自分のものにしていく。

    自分の気持ちに的確な言葉を充て、輪郭を与えるためにもものすごく必要。本を読むことでも身につきますからね…!

    教職に就くみなさんにもぜひ読んでいただき

    0
    2025年11月09日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全ての人間関係の悩みのヒントになる本であると感じた。
    脅威にも歓びにもなりうる「他者」と並存していくことで人と人との距離感を見つめ直し、同質性だけに頼るのではなく異質性に向き合い「信頼できる他者」を見つけることが「生のあじわい」につながるのだと考える。
    そのためには自分たちの情緒や論理の深度を深める「言葉」を用いて、自分と他者、自分と社会との関係を見つめ直していくことが必要である。

    0
    2025年11月06日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

    Posted by ブクログ

    改めて人との関係、自分を見つめ直すきっかけになりましした。今までの私は他者という認識が薄かった気がします。認識を深めることで、上手な距離感を保てるようにしていきたいです。また、異質性には「並存性」を合言葉に付き合っていきたいと思いました。


    0
    2025年10月08日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    新書を読みたくなって、自分の悩みや知りたいこと的に、テーマはこれかなと思って手に取ったが、これは響いちゃったな。
    友だちも恋人も家族も、詰まるところは他者である。だから、丸ごと受け入れられるものではないことを前提に、ある人とは程よく距離を取りながら、ある人とはそれでも親密度を高めるために、人間関係の作法を身につける必要があるのだと学んだ。

    私は人間関係について(これが人生の大部分だとは思うが)、自分がかなり未熟で幼いことを自覚している。多分、中学生の頃から他者と関わることを避けてしまってきたから、単純に耐性というか辛抱強さが欠けていると思っている。それは、のちの失恋によって明らかになるのだが

    0
    2025年09月02日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

    Posted by ブクログ

    「自分と他人は違う」という当たり前のことを、私たちはどこかで忘れてしまっているのではないか。分かり合えないこと。それが人間関係の前提だと語ります。だからこそタイトルが「友だち幻想」なのでしょう。

    100%分かり合うことはできない。むしろ、わかり合えない前提に立ったときに初めて、相手を気遣い、関係を丁寧に築く姿勢が生まれるのだと思います。では、なぜそこまでして人間関係を作るのか。その理由は「幸せのため」なのだと思う。孤独を避けるため、互いに支え合うために、人は苦労をしても関係を結ぼうとするのだと感じた。

    また「人から覚えてもらおうとしない」、これでいい。相手の心を操作しようとするのではなく、

    0
    2025年08月14日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    友だち幻想 菅野仁(かんのひとし)

    ・人が幸福を感じる2パターン
    自己実現
     →テストで良い成果、技術向上
    他者との交流
     →他者とのコミュニケーション

    ・学校で教えてくれないこと
    私たちは異質の仲間とともに並存していかなければならないこと
     →友達100人できるかなは幻想
     →みんな仲良くは難しい
    君たちには無限の可能性がある
     →いくら頑張っても限界がある

    0
    2025年01月25日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

    Posted by ブクログ

    人との距離感って大事だと思う。近づきすぎても窮屈だし、遠いと寂しい。認めてもらいたいという承認欲求も大事にしたいが、一緒にいて楽しいという交流を増やしたいと思った。
    どれくらい努力すれば本当の楽しみが得られるか示してあげるのも大人の役割だとあって、本当にその通りだと思った。
    心に迫る重い話が多かったが、興味深いテーマであり、これからの人生に役立つ本だと思った。

    0
    2025年01月08日
  • 教育幻想 ──クールティーチャー宣言

    Posted by ブクログ

    教育に関する考え方のベースを作ってくれた一冊。
    先生は生徒の記憶に残らなくていい。というフレーズが印象的でした。
    生徒の自立(自律)が教育の目的である以上、「先生のおかげ」と感謝されるよりも、「自分だってやればできるじゃん」と思ってくれた方が、教育は成功していると言えるんだろうねー。

    0
    2024年01月17日
  • 教育幻想 ──クールティーチャー宣言

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ううむ。難しい内容ではなく、とても読みやすく、かつ具体的だった。大まかに要約すると、誰であっても、いけないことはいけない。それについて最近の教師はできていない。ということだった。ルールを甘んじているため、みたいな。確かに、児童生徒との軋轢を避け、ルールを恣意的に解釈する教師、ともだち先生もいる。しかし、それは保護者からのクレームを避けたい、何故なら、勤務時間内に全てを終えるためには、モンペのクレームなどもったいなさの代表だから、そのため、叱るのを、指導するのをやめるということも知っておいてほしい。教師という職が、ここまで落ちぶれてしまったことはとても残念だ。誰かが変えなければいけない。そのよう

    0
    2022年09月26日
  • 愛の本 ──他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ

    Posted by ブクログ

    いまここにある環境を受け入れ、実直に生きよと諭したり、想像もできないような難題への果敢なチャレンジを薦めたり。巷にあふれる「人生論」系の書籍は、このどちらかにまとめられるのではないかと思う。

    前者は悟りを開いたように、欲望や憧れを捨て、現実を受け入れることで苦悩のない「自分らしい」生き方が可能になると説くだろう。そして後者は、常に現実を修正すべき不完全なものとして捉え、チャレンジによって現実を更新し続けることこそ「自分らしい」生き方への道と説くだろう。前者は「憧れ」を、後者は「妥協」を仮想敵としているように感じられる。

    けれど、僕は疑問を持ってきた。欲望や憧れを捨てる仙人のような生活は到底

    0
    2021年07月07日
  • 教育幻想 ──クールティーチャー宣言

    Posted by ブクログ

    人柄志向から事柄志向へ。それも極から極へ振れるのではなく、ニュートラルなスタンスで教師のあり方、さらには教育のあり方を捉え直そうという本。
    「人柄志向」ではなく、あくまで「事柄志向」へ。ハートは熱く、頭はクールに。

    0
    2021年03月05日
  • 教育幻想 ──クールティーチャー宣言

    Posted by ブクログ

    欲望を統制する作法の身体化を子どもたちに伝授する。
    理想と現実の折り合いをつける。
    事柄志向と人柄志向のバランスを見極める。

    子どもと接する上で、
    常に考えなくてはならないことばかりだった。
    あまり難しい言葉はなく、すらすらと読むことができた。


    美(心地よさ)・善(よいか)・真(正しいか)

    これは、人間の発達段階に沿って書かれてきたが、
    一年間の学級経営と見立てても生かせる考え方だと感じた。

    また、
    生成段階の沸騰期は、集団意識が高くなる。
    しかし、安定期に入ると低くなる。

    という考えは忘れてはいけない。
    油断して大丈夫という思いが学級崩壊につながりかねない。
    集団づくり・学習課題

    0
    2020年03月22日
  • 愛の本 ──他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ

    Posted by ブクログ

    心が落ち着く本でした。
    繋がりすぎるのも離れすぎるのも寂しくて、付かず離れずがよいのですがなかなか難しい、他者とのつながり。
    〈生のあじわい〉を深めるには…という問いから、自分と自分の周りの世界について考えてみる、という本で、読みながらわたしもこれからどう距離感を保って他者と関わって生きていこうか、考えました。
    「ほんとうに好きになれること」は今のところ読書や映画鑑賞で、ここみたいに感想登録SNSに感想を書き散らかすことで他者との交流が生まれることもあるので、この生き方は合っているのだろうな、と思います。言葉を選ぶのは楽しいので、ちょっとだけがんばるけど無理はしてないし。
    それから、他者との関

    0
    2020年02月26日
  • 愛の本 ──他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ

    Posted by ブクログ

    ひとの繋がりについて本当に深く考えている本
    傲慢にならず卑屈にならず、相手と自分をちゃんとみて接していくことが大切なんやろうなと思う
    ちょくちょく読んで振り返りながらいろんなことに対して誠実に向き合っていきたい

    0
    2020年02月03日
  • 教育幻想 ──クールティーチャー宣言

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    著者の作品「友だち幻想」に共感したため拝読。現代の教育の根底にある、人柄志向、心の教育を重視し、ともすれば教育は上から目線ではなく、子どもたちをの人格を尊重し、同じ立場で指導するという自由主義的風潮に疑問を呈し、かつての管理教育のような立場をとるわけではないが、起きた事柄についてしっかり指導する、教育は上の立場をしっかり保った上で行うという立場で論じている。
    教育を社会学の観点からとらえ、論述も素人にも非常にわかりやすい、良書だと思う。

    0
    2019年01月24日