菅野仁のレビュー一覧

  • 愛の本 ──他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ

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    もっと読んでいたくなる本。あとがきを読んでもまだ足りない。柔らかな他者という認識。優しい気持ちになれる。

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    2025年12月19日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    仕事で使えそうかも!と思い購入して数年後、ようやく読みました。

    書かれたのは17年前ですが環境は今と変わらず。
    特に今のこどもたちは、ネットの発達のおかげか早熟で賢いです。
    もしかしたらもっと複雑になっているかも…

    早くに大人になってしまうからこそ、響く言葉もあるのかも。
    たとえば、「コミュニケーション阻害語」
    目の粗い言葉でざらりと不安感のある言葉より、少しずつ目を細かくしていき「生のあじわいの深度を深める」言葉を自分のものにしていく。

    自分の気持ちに的確な言葉を充て、輪郭を与えるためにもものすごく必要。本を読むことでも身につきますからね…!

    教職に就くみなさんにもぜひ読んでいただき

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    2025年11月09日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    ネタバレ

    全ての人間関係の悩みのヒントになる本であると感じた。
    脅威にも歓びにもなりうる「他者」と並存していくことで人と人との距離感を見つめ直し、同質性だけに頼るのではなく異質性に向き合い「信頼できる他者」を見つけることが「生のあじわい」につながるのだと考える。
    そのためには自分たちの情緒や論理の深度を深める「言葉」を用いて、自分と他者、自分と社会との関係を見つめ直していくことが必要である。

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    2025年11月06日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    改めて人との関係、自分を見つめ直すきっかけになりましした。今までの私は他者という認識が薄かった気がします。認識を深めることで、上手な距離感を保てるようにしていきたいです。また、異質性には「並存性」を合言葉に付き合っていきたいと思いました。


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    2025年10月08日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    「自分と他人は違う」という当たり前のことを、私たちはどこかで忘れてしまっているのではないか。分かり合えないこと。それが人間関係の前提だと語ります。だからこそタイトルが「友だち幻想」なのでしょう。

    100%分かり合うことはできない。むしろ、わかり合えない前提に立ったときに初めて、相手を気遣い、関係を丁寧に築く姿勢が生まれるのだと思います。では、なぜそこまでして人間関係を作るのか。その理由は「幸せのため」なのだと思う。孤独を避けるため、互いに支え合うために、人は苦労をしても関係を結ぼうとするのだと感じた。

    また「人から覚えてもらおうとしない」、これでいい。相手の心を操作しようとするのではなく、

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    2025年08月14日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    ネタバレ

    友だち幻想 菅野仁(かんのひとし)

    ・人が幸福を感じる2パターン
    自己実現
     →テストで良い成果、技術向上
    他者との交流
     →他者とのコミュニケーション

    ・学校で教えてくれないこと
    私たちは異質の仲間とともに並存していかなければならないこと
     →友達100人できるかなは幻想
     →みんな仲良くは難しい
    君たちには無限の可能性がある
     →いくら頑張っても限界がある

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    2025年01月25日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

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    人との距離感って大事だと思う。近づきすぎても窮屈だし、遠いと寂しい。認めてもらいたいという承認欲求も大事にしたいが、一緒にいて楽しいという交流を増やしたいと思った。
    どれくらい努力すれば本当の楽しみが得られるか示してあげるのも大人の役割だとあって、本当にその通りだと思った。
    心に迫る重い話が多かったが、興味深いテーマであり、これからの人生に役立つ本だと思った。

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    2025年01月08日
  • 教育幻想 ──クールティーチャー宣言

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    教育に関する考え方のベースを作ってくれた一冊。
    先生は生徒の記憶に残らなくていい。というフレーズが印象的でした。
    生徒の自立(自律)が教育の目的である以上、「先生のおかげ」と感謝されるよりも、「自分だってやればできるじゃん」と思ってくれた方が、教育は成功していると言えるんだろうねー。

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    2024年01月17日
  • 教育幻想 ──クールティーチャー宣言

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    ネタバレ

    ううむ。難しい内容ではなく、とても読みやすく、かつ具体的だった。大まかに要約すると、誰であっても、いけないことはいけない。それについて最近の教師はできていない。ということだった。ルールを甘んじているため、みたいな。確かに、児童生徒との軋轢を避け、ルールを恣意的に解釈する教師、ともだち先生もいる。しかし、それは保護者からのクレームを避けたい、何故なら、勤務時間内に全てを終えるためには、モンペのクレームなどもったいなさの代表だから、そのため、叱るのを、指導するのをやめるということも知っておいてほしい。教師という職が、ここまで落ちぶれてしまったことはとても残念だ。誰かが変えなければいけない。そのよう

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    2022年09月26日
  • 愛の本 ──他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ

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    いまここにある環境を受け入れ、実直に生きよと諭したり、想像もできないような難題への果敢なチャレンジを薦めたり。巷にあふれる「人生論」系の書籍は、このどちらかにまとめられるのではないかと思う。

    前者は悟りを開いたように、欲望や憧れを捨て、現実を受け入れることで苦悩のない「自分らしい」生き方が可能になると説くだろう。そして後者は、常に現実を修正すべき不完全なものとして捉え、チャレンジによって現実を更新し続けることこそ「自分らしい」生き方への道と説くだろう。前者は「憧れ」を、後者は「妥協」を仮想敵としているように感じられる。

    けれど、僕は疑問を持ってきた。欲望や憧れを捨てる仙人のような生活は到底

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    2021年07月07日
  • 教育幻想 ──クールティーチャー宣言

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    人柄志向から事柄志向へ。それも極から極へ振れるのではなく、ニュートラルなスタンスで教師のあり方、さらには教育のあり方を捉え直そうという本。
    「人柄志向」ではなく、あくまで「事柄志向」へ。ハートは熱く、頭はクールに。

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    2021年03月05日
  • 教育幻想 ──クールティーチャー宣言

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    欲望を統制する作法の身体化を子どもたちに伝授する。
    理想と現実の折り合いをつける。
    事柄志向と人柄志向のバランスを見極める。

    子どもと接する上で、
    常に考えなくてはならないことばかりだった。
    あまり難しい言葉はなく、すらすらと読むことができた。


    美(心地よさ)・善(よいか)・真(正しいか)

    これは、人間の発達段階に沿って書かれてきたが、
    一年間の学級経営と見立てても生かせる考え方だと感じた。

    また、
    生成段階の沸騰期は、集団意識が高くなる。
    しかし、安定期に入ると低くなる。

    という考えは忘れてはいけない。
    油断して大丈夫という思いが学級崩壊につながりかねない。
    集団づくり・学習課題

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    2020年03月22日
  • 愛の本 ──他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ

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    心が落ち着く本でした。
    繋がりすぎるのも離れすぎるのも寂しくて、付かず離れずがよいのですがなかなか難しい、他者とのつながり。
    〈生のあじわい〉を深めるには…という問いから、自分と自分の周りの世界について考えてみる、という本で、読みながらわたしもこれからどう距離感を保って他者と関わって生きていこうか、考えました。
    「ほんとうに好きになれること」は今のところ読書や映画鑑賞で、ここみたいに感想登録SNSに感想を書き散らかすことで他者との交流が生まれることもあるので、この生き方は合っているのだろうな、と思います。言葉を選ぶのは楽しいので、ちょっとだけがんばるけど無理はしてないし。
    それから、他者との関

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    2020年02月26日
  • 愛の本 ──他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ

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    ひとの繋がりについて本当に深く考えている本
    傲慢にならず卑屈にならず、相手と自分をちゃんとみて接していくことが大切なんやろうなと思う
    ちょくちょく読んで振り返りながらいろんなことに対して誠実に向き合っていきたい

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    2020年02月03日
  • 教育幻想 ──クールティーチャー宣言

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    ネタバレ

    著者の作品「友だち幻想」に共感したため拝読。現代の教育の根底にある、人柄志向、心の教育を重視し、ともすれば教育は上から目線ではなく、子どもたちをの人格を尊重し、同じ立場で指導するという自由主義的風潮に疑問を呈し、かつての管理教育のような立場をとるわけではないが、起きた事柄についてしっかり指導する、教育は上の立場をしっかり保った上で行うという立場で論じている。
    教育を社会学の観点からとらえ、論述も素人にも非常にわかりやすい、良書だと思う。

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    2019年01月24日
  • 教育幻想 ──クールティーチャー宣言

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    今まである程度の教育書を読んできたつもりだが、これほどリアリスティックに教育現場を考え尽くした本はないと思う。

    全ては生徒のためと、最終的には根性論や愛情という言葉で思考停止をしてきた自分を恥じている。

    ピュアネスのためのリアリズム
    プラトンと真善美と著者の解釈
    社会総体の批判と現実社会の生き方
    競争社会
    人に迷惑をかけなければ何しても良いという自由主義は子供には適用できない。責任を取れないから。
    自己責任を負えないうちは修行の身
    らしさも必要
    基本は家庭に責任
    私語禁止、遅刻禁止、自由の出入り禁止、完全睡眠の禁止
    フレンドリー、フラットな人間関係
    親に感謝せよより、いただきますをいわせる

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    2018年12月26日
  • 愛の本 ──他者との〈つながり〉を持て余すあなたへ

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    友達幻想を先に読んだ者からすると、それよりも丁寧に言葉を尽くして読者に語りかけようとしているのが伝わる。他者性というキーワードを使うことで、他人との距離感、そして自分への精神的な構えを持つように読者に提案している。人は承認してくれる存在であると同時に自分の脅威となることもある。
    個人的には62ページが響いた。

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    2018年12月24日
  • 友だち幻想 ――人と人の〈つながり〉を考える

    DrZ

    欅坂のambivalent?

    欅坂46のambivalentの歌詞の内容の解説みたいだ!

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    2018年10月13日
  • 教育幻想 ──クールティーチャー宣言

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    教育幻想 クールティーチャー宣言。菅野仁先生の著書。社会学の博士課程を経て、社会学の専門家である菅野仁先生の視点から日本の教育問題を指摘している良書です。閉鎖社会で過ごす学校関係者や教師は視野が狭くなりがち、一般社会から見たら非常識になりがちだから、菅野仁先生のような別の分野の専門家からの意見を柔軟に取り入れることが必要だと思います。

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    2018年09月28日
  • 教育幻想 ──クールティーチャー宣言

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    自由主義でも復古主義てもゆとり教育でもない、クールティーチャーというスタイルで現場をふまえた提言をまとめた良著。
    モンスター化している自分も自戒する必要を感じますが、いまだ方向の定まらない先生方への道しるべとなる内容だけに、ぜひ読んでほしいです。

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    2014年05月13日