菅野仁のレビュー一覧
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他者
異質性
同質性から並存性へ
気の合わない人と一緒にいる作法を学ぶ
傷つけあわずに共存する
やり過ごす
「愛せない場合は通り過ぎよ」
距離の感覚は人それぞれ
露骨な"シカト"の態度 = 攻撃、敵対
最低限のあいさつ
あくまでも自然に"敬遠"
親しさ、敵対の真ん中の「態度保留」という道
自戒...続きを読むPosted by ブクログ -
ピースの又吉直樹が薦めていたので気になって読んでみました。他者との向き合い方、距離感、関係性は社会学的見地から時代と共に変化していることを指摘した上で、どのように共存していくかが大事なのだと感じた。もう少し早くこの本に出会えていたらと思いました。Posted by ブクログ
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教育関係者は必読の1冊だと思う。
本書の中にあるように、友達100人できるかな♪という歌は、「友達をたくさんつくること」を良しとして、みんなから離れたところにいたり違うことをしているのかいけないことのように伝えてしまう。1人でいることをちゃんと認めてくれる学校や社会っていいなぁと思う。Posted by ブクログ -
教育に関する考え方のベースを作ってくれた一冊。
先生は生徒の記憶に残らなくていい。というフレーズが印象的でした。
生徒の自立(自律)が教育の目的である以上、「先生のおかげ」と感謝されるよりも、「自分だってやればできるじゃん」と思ってくれた方が、教育は成功していると言えるんだろうねー。Posted by ブクログ -
この本は大変気づきが多かったです。 現代に添った人付き合いの仕方について書かれているページには、なる程と納得すると同時に、変わってきたなぁ…としみじみ思いました。 無理に関わるから傷つけあう、その通りだな、と再度気づきがもらえました。 気の合わない人との付き合い方「気に入らない相手とも、お互い傷つけ...続きを読むPosted by ブクログ
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・「他人」と「他者」の捉え方についてが印象的で、どんなに親しい人や一緒にいる家族等でも「他者」である以上お互いの全てを理解すること、理解してもらうことは不可能なんだってことを忘れてしまいがちだけど、そのことを再確認させられる本でした。だからと言って孤独、というのではなくそのことを理解した上で「他者」...続きを読むPosted by ブクログ
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作者さんのやさしい語り口で抽象的なこともすんなり入ってきた気がする。
自分以外の人は他者であるという意識が自分には足りてないなあと思った。特に親子関係?甘えすぎてしまっているし、自分を全面的に受け入れてくれるものだと捉えてしまっている節があると思った。
また、第8章の内容が印象に残っ。言葉が自分を作...続きを読むPosted by ブクログ -
副題の通り、「人と人の〈つながり〉を考える」内容でした。
大人が読んでもおもしろい!と思います。
否、大人だからこそ、いろんな場面と出会ってきているからこそ「そうだよね」と思える表現と出会えるのではないかと思います。
人と人との距離感に目を向けることの大切さや、気の合わない人と共存していくために...続きを読むPosted by ブクログ -
とっても良い本。顔のない他人は自分が欲しい承認と
欲しくない攻撃の両方を与える存在。だからこの矛盾を楽しめるような「味わい力」をつけろ!
Simplyfyは不幸への道!うーん深い。もう一回読もうっと!Posted by ブクログ -
「みんななかよく」や自分のことを100%わかってくれる他者なんていうのは幻想に過ぎない。
人間関係に於いて無理はしないことを述べつつ、それでも自分で動くこと変わることの必要性も説く。
親しさか敵対かではない態度保留の並存性が大事。Posted by ブクログ -
私は体調がよければ、愛想がよく浅い付き合いが多い、名前を知らなくても平気で話せる。たぶん深く知らなくても都合よく解釈して接しているだけなんだなと思う。
体調悪い時は、相手がどう思うか気になって不安でしかない。
わかるはずもない、相手の気持ちを気にしすぎて疲れていただけなんだと、この本を読んで、なるほ...続きを読むPosted by ブクログ -
気になった言葉
・気の合わない人とでも一緒にいる作法
・信頼できる「他者」を見つける
・言葉を得なければ、世界も自分もとらえられないPosted by ブクログ -
タイトルには「友だち」という言葉が使われていますが、「他者」とのかかわり方全般に役に立つ本だと思います。
「他者」との交流は、「喜び」の面もあるけれど、「苦しみ」の面もある。
また、すべての「他者」と仲良くなることは不可能。
人付き合いにおいては、これらを前提として、他者との関係を築くことが、幸せ...続きを読むPosted by ブクログ -
ううむ。難しい内容ではなく、とても読みやすく、かつ具体的だった。大まかに要約すると、誰であっても、いけないことはいけない。それについて最近の教師はできていない。ということだった。ルールを甘んじているため、みたいな。確かに、児童生徒との軋轢を避け、ルールを恣意的に解釈する教師、ともだち先生もいる。しか...続きを読むPosted by ブクログ
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いまここにある環境を受け入れ、実直に生きよと諭したり、想像もできないような難題への果敢なチャレンジを薦めたり。巷にあふれる「人生論」系の書籍は、このどちらかにまとめられるのではないかと思う。
前者は悟りを開いたように、欲望や憧れを捨て、現実を受け入れることで苦悩のない「自分らしい」生き方が可能にな...続きを読むPosted by ブクログ -
人柄志向から事柄志向へ。それも極から極へ振れるのではなく、ニュートラルなスタンスで教師のあり方、さらには教育のあり方を捉え直そうという本。
「人柄志向」ではなく、あくまで「事柄志向」へ。ハートは熱く、頭はクールに。Posted by ブクログ -
欲望を統制する作法の身体化を子どもたちに伝授する。
理想と現実の折り合いをつける。
事柄志向と人柄志向のバランスを見極める。
子どもと接する上で、
常に考えなくてはならないことばかりだった。
あまり難しい言葉はなく、すらすらと読むことができた。
美(心地よさ)・善(よいか)・真(正しいか)
...続きを読むPosted by ブクログ -
心が落ち着く本でした。
繋がりすぎるのも離れすぎるのも寂しくて、付かず離れずがよいのですがなかなか難しい、他者とのつながり。
〈生のあじわい〉を深めるには…という問いから、自分と自分の周りの世界について考えてみる、という本で、読みながらわたしもこれからどう距離感を保って他者と関わって生きていこうか、...続きを読むPosted by ブクログ -
ひとの繋がりについて本当に深く考えている本
傲慢にならず卑屈にならず、相手と自分をちゃんとみて接していくことが大切なんやろうなと思う
ちょくちょく読んで振り返りながらいろんなことに対して誠実に向き合っていきたい
Posted by ブクログ -
哲学でも心理学でも、今はやりの脳科学でもなく、社会学の先生が書いているというのが面白い。
そして内容は、まさに私が自分の子どもたちに伝え続けてきたことと同じで、とても安心した。
子どもが学校で人間関係に悩んだとき、小学校の頃から「学校では、みんなと仲良くしなくていい。ただ、話しかけられたらきちんと返...続きを読むPosted by ブクログ